◇ 晴れ間が続いた株式市場 = ムニューシン財務長官が「中国に対する関税引き下げを考慮」と述べたことから、水面下で続いている米中貿易交渉が進んでいるという印象が広まった。イギリス議会がEU離脱協定案を否決したことは織り込み済み。ほかに悪材料も出なかったために、株価は先々週に続いて続伸した。ダウ平均は週間710ドルの値上がり。日経平均も306円の上昇だった。
特にダウ平均は、これで4週間の連騰。この間の上げ幅は2200ドルに達して、昨年10月からの下落を約6割まで取り戻した。このため市場には、先行きに対する楽観論も増え始めている。しかし本当の正念場は、今週あたりからやってくるだろう。というのもニューヨーク市場では、企業の決算発表が本格的に始まるからだ。
たとえば今週はIBM、フォード、インテルなどが発表の予定。10-12月期の結果は良好でも、1-3月期の見通しがどうなるか。すでに発表を終えた大手金融機関の発表をみても、18年の業績は絶好調だったが、19年の見通しはかなり慎重だった。また今週は中国が10-12月期のGDP速報を公表する。その結果は、市況に大きな影響を与えそうだ。
今週は23日に12月の貿易統計、11月の全産業活動指数。アメリカでは22日に、12月の中古住宅販売。23日に、11月のFHFA住宅価格。24日に、12月のカンファレンス・ボード景気先行指数。25日に、12月の新築住宅販売。また中国が21日に、10-12月期のGDP速報、12月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪21日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
特にダウ平均は、これで4週間の連騰。この間の上げ幅は2200ドルに達して、昨年10月からの下落を約6割まで取り戻した。このため市場には、先行きに対する楽観論も増え始めている。しかし本当の正念場は、今週あたりからやってくるだろう。というのもニューヨーク市場では、企業の決算発表が本格的に始まるからだ。
たとえば今週はIBM、フォード、インテルなどが発表の予定。10-12月期の結果は良好でも、1-3月期の見通しがどうなるか。すでに発表を終えた大手金融機関の発表をみても、18年の業績は絶好調だったが、19年の見通しはかなり慎重だった。また今週は中国が10-12月期のGDP速報を公表する。その結果は、市況に大きな影響を与えそうだ。
今週は23日に12月の貿易統計、11月の全産業活動指数。アメリカでは22日に、12月の中古住宅販売。23日に、11月のFHFA住宅価格。24日に、12月のカンファレンス・ボード景気先行指数。25日に、12月の新築住宅販売。また中国が21日に、10-12月期のGDP速報、12月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪21日の日経平均は? 予想 = 下げ≫