◇ 小休止のあと再上昇へ? = ダウ平均株価は先週24日、終り値で3万ドルの大台に乗せた。ダウ平均の誕生は1895年。それが1万ドルに乗せたのは1999年3月で、その間に104年の歳月を要している。2万ドル乗せは2017年1月、その間は18年。そして3万ドルまでは3年10か月しかかからなかった。恐るべき加速度ぶりである。そのスピードは、今後も落ちないのだろうか。
いま専門家の間では、意見が分かれている。超強気派は株価の上昇はまだまだ続き、おそらく2年後には4万ドルに近づくと予想する。超弱気派は実体経済とのかい離が大きくなりすぎたから、すでに大天井の範囲に突入したと断定する。多くの見解は、その中間で分散している。コロナ不況の程度やワクチンの有効性をどうみるかでも、意見は変わってくるようだ。
現実の可能性は、①株価の上昇力は衰えず、今後も高騰を続ける②高値警戒感が強まり、株価は下降局面を迎える③いったん反落するが、再び上昇軌道に乗る――の3つだろう。結論から言えば、このうち①は否定できないが、可能性はそんなに大きくない。②は可能性がほとんどない。③が最もありうる方向である。
その最大の根拠は、やはり想像を超えたカネ余りに求められる。仮にコロナ不況が増大し、警戒感が高まって株価が下落しても、多くの投資家はカネの運用先がない。しばらくして株価が上昇すると考えられれば、それに乗り遅れないようにと早めに投資する。こうした力が働いて、株価の下落は長続きしないと思われる。だが落とし穴もないではない。
(続きは明日)
≪1日の日経平均 = 上げ +370.68円≫
≪2日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
いま専門家の間では、意見が分かれている。超強気派は株価の上昇はまだまだ続き、おそらく2年後には4万ドルに近づくと予想する。超弱気派は実体経済とのかい離が大きくなりすぎたから、すでに大天井の範囲に突入したと断定する。多くの見解は、その中間で分散している。コロナ不況の程度やワクチンの有効性をどうみるかでも、意見は変わってくるようだ。
現実の可能性は、①株価の上昇力は衰えず、今後も高騰を続ける②高値警戒感が強まり、株価は下降局面を迎える③いったん反落するが、再び上昇軌道に乗る――の3つだろう。結論から言えば、このうち①は否定できないが、可能性はそんなに大きくない。②は可能性がほとんどない。③が最もありうる方向である。
その最大の根拠は、やはり想像を超えたカネ余りに求められる。仮にコロナ不況が増大し、警戒感が高まって株価が下落しても、多くの投資家はカネの運用先がない。しばらくして株価が上昇すると考えられれば、それに乗り遅れないようにと早めに投資する。こうした力が働いて、株価の下落は長続きしないと思われる。だが落とし穴もないではない。
(続きは明日)
≪1日の日経平均 = 上げ +370.68円≫
≪2日の日経平均は? 予想 = 上げ≫