◇ 株式市場に戻った資金 = ダウ平均は先週549ドルの値上がり。終り値は1か月半ぶりに3万5000ドルを回復した。再び史上最高値を更新する勢いをみせている。規制の緩和で経済の正常化ガ進み、小売り売上高が予想を上回ったこと。金利と原油の上昇が一服し、企業業績の先行きも明るくなったことで、安心感が広がった。
日経平均は先週1020円の値上がり。終り値は2週間ぶりに2万9000円を回復した。ニューヨーク市場の活況に引きずられたうえに、円安の進行で輸出関連株が買われた。岸田首相が金融課税の強化を見送ったこと、中国の恒大集団が持ちこたえていることも、安心感につながっている。総選挙の結果、自民・公明の与党が負ける可能性は小さく、政局はほとんど材料視されていない。
東京市場の株価が大幅に上昇した背景には、コロナ感染者の劇的な減少がある。しかし近いうちにリバウンドは、必ず起きると覚悟しなければならない。また円安は行き過ぎると輸入価格が上昇し、企業の収益を圧迫する。要するに豊富すぎる投資資金は行き先がないから、悪材料が消えれば株式市場に戻ってくる。逆に悪材料が出れば、市場から出て行く。その意味での注目点はアメリカでは物価と金利。日本ではエネルギー価格と円相場ということになるだろう。
今週は20日に、9月の貿易統計。22日に、9月の消費者物価。アメリカでは18日に、9月の工業生産と10月のNAHB住宅市場指数。19日に、9月の住宅着工戸数。21日に、9月の中古住宅販売。また中国が18日に、7-9月期のGDP速報、9月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪18日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週1020円の値上がり。終り値は2週間ぶりに2万9000円を回復した。ニューヨーク市場の活況に引きずられたうえに、円安の進行で輸出関連株が買われた。岸田首相が金融課税の強化を見送ったこと、中国の恒大集団が持ちこたえていることも、安心感につながっている。総選挙の結果、自民・公明の与党が負ける可能性は小さく、政局はほとんど材料視されていない。
東京市場の株価が大幅に上昇した背景には、コロナ感染者の劇的な減少がある。しかし近いうちにリバウンドは、必ず起きると覚悟しなければならない。また円安は行き過ぎると輸入価格が上昇し、企業の収益を圧迫する。要するに豊富すぎる投資資金は行き先がないから、悪材料が消えれば株式市場に戻ってくる。逆に悪材料が出れば、市場から出て行く。その意味での注目点はアメリカでは物価と金利。日本ではエネルギー価格と円相場ということになるだろう。
今週は20日に、9月の貿易統計。22日に、9月の消費者物価。アメリカでは18日に、9月の工業生産と10月のNAHB住宅市場指数。19日に、9月の住宅着工戸数。21日に、9月の中古住宅販売。また中国が18日に、7-9月期のGDP速報、9月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪18日の日経平均は? 予想 = 上げ≫