◇ 目線を下げる個人投資家 = ダウ平均は先週671ドルの値下がり。アラブ首長国連合が石油の増産を主張すると伝えられた9日は650ドル上げたが、あとの営業日ははすべて下落した。これで5週間の続落となり、この間の下げ幅は2146ドルになっている。終り値は3万3000ドルを割り込んだ。ウクライナの戦況は、あまり影響していない。
日経平均は先週823円の値下がり。ダウ平均と同様、10日だけ大幅に上げ、あとは下げた。これで4週連続の下落、この間の下げ幅は2533円となっている。週央には20年11月以来1年4か月ぶりの安値を記録したが、終り値では2万5000円台をなんとか死守した。しかし円安もじわりと進行しており、市場の先行き見通しは必ずしも明るくない。
株価を動かす主たる要因は、原油価格になっている。「原油高→インフレ→景気後退」という方程式が、市場に染みついた。このため長期投資家は模様眺めを余儀なくされている。一方、個人投資家は活発に下値を拾うが、その目線はだんだん下がってきたようだ。今週は16日にFRBが利上げを発表するが、株価にはあまり影響しないだろう。それよりもキエフが陥落したとき、市場はどんな反応をみせるのか。
今週は16日に、2月の貿易統計。17日に、1月の機械受注。18日に、2月の消費者物価、1月の第3次産業活動指数。アメリカでは15日に、2月の生産者物価。16日に、2月の小売り売上高、3月のNAHB住宅市場指数。17日に、2月の工業生産、住宅着工戸数。18日に、2月の中古住宅販売。また中国が15日に、2月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお16日に、パウエルFRB議長が政策金利の引き上げを発表する予定。
≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週823円の値下がり。ダウ平均と同様、10日だけ大幅に上げ、あとは下げた。これで4週連続の下落、この間の下げ幅は2533円となっている。週央には20年11月以来1年4か月ぶりの安値を記録したが、終り値では2万5000円台をなんとか死守した。しかし円安もじわりと進行しており、市場の先行き見通しは必ずしも明るくない。
株価を動かす主たる要因は、原油価格になっている。「原油高→インフレ→景気後退」という方程式が、市場に染みついた。このため長期投資家は模様眺めを余儀なくされている。一方、個人投資家は活発に下値を拾うが、その目線はだんだん下がってきたようだ。今週は16日にFRBが利上げを発表するが、株価にはあまり影響しないだろう。それよりもキエフが陥落したとき、市場はどんな反応をみせるのか。
今週は16日に、2月の貿易統計。17日に、1月の機械受注。18日に、2月の消費者物価、1月の第3次産業活動指数。アメリカでは15日に、2月の生産者物価。16日に、2月の小売り売上高、3月のNAHB住宅市場指数。17日に、2月の工業生産、住宅着工戸数。18日に、2月の中古住宅販売。また中国が15日に、2月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお16日に、パウエルFRB議長が政策金利の引き上げを発表する予定。
≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ≫