◇ 株価は大底をつけた可能性も = ダウ平均は先週1811ドルの大幅な値上がり。5営業日すべてで上昇したが、これは昨年5月上旬以来のこと。週間の上げ幅は20年11月以来の大きさだった。ロシアが停戦の意向を示したこと、原油価格の下落、FRBの利上げが0.25%にとどまったこと、アメリカ国内でコロナ感染者の増加が急減したこと。こうした買い材料が、相次いで出現したためである。
日経平均も先週は1665円の大幅な値上がり。こちらも5営業日すべてで上昇した。これは昨年9月以来のこと。週間の上げ幅は20年6月以来の大きさだった。終り値は2万6800円台に戻している。ニューヨーク市場の急反発に引きずられたうえ、政府が「まん延防止措置」を全面解除することも好感した。ただ東京市場の場合は、円安の進行が気になっている。
ウクライナ停戦の見通し、原油価格、コロナの先行きなど、まだまだ不確定要素が多すぎる。したがって今週以降、株価がV字型の回復をみせる可能性はなさそうだ。むしろ再び乱高下を繰り返すだろう。しかしダウ平均は3万3000ドル、日経平均は2万6000円が下値抵抗線になったようだ。あとから振り返ると、先々週が株価の大底だったという可能性もないではない。
今週は24日に、2月のデパート売上高。25日に、2月の企業向けサービス価格、3月の東京都区部・消費者物価。アメリカでは23日に、2月の新築住宅販売。24日に、10-12月期の経常収支が発表される。
≪22日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均も先週は1665円の大幅な値上がり。こちらも5営業日すべてで上昇した。これは昨年9月以来のこと。週間の上げ幅は20年6月以来の大きさだった。終り値は2万6800円台に戻している。ニューヨーク市場の急反発に引きずられたうえ、政府が「まん延防止措置」を全面解除することも好感した。ただ東京市場の場合は、円安の進行が気になっている。
ウクライナ停戦の見通し、原油価格、コロナの先行きなど、まだまだ不確定要素が多すぎる。したがって今週以降、株価がV字型の回復をみせる可能性はなさそうだ。むしろ再び乱高下を繰り返すだろう。しかしダウ平均は3万3000ドル、日経平均は2万6000円が下値抵抗線になったようだ。あとから振り返ると、先々週が株価の大底だったという可能性もないではない。
今週は24日に、2月のデパート売上高。25日に、2月の企業向けサービス価格、3月の東京都区部・消費者物価。アメリカでは23日に、2月の新築住宅販売。24日に、10-12月期の経常収支が発表される。
≪22日の日経平均は? 予想 = 上げ≫