◇ 勝手な解釈で上げたニューヨーク株 = ダウ平均は先週946ドルの値上がり。終り値は3万2800ドル台を回復した。水曜日にはFRBが0.75%の利上げを発表したが、株価は400ドルを超えて上昇。パウエル議長が「引き締めが進むにつれて、利上げペースを緩めることが適切となる可能性が高い」と述べたことに飛びついた。木曜日には4-6月期のGDP成長率がマイナス0.9%と発表されたが、株価は続伸した。
日経平均は先週113円の値下がり。前週の大幅な上昇に対する反動もあって、ニューヨークの活況に乗り切れなかった。それでも7月は1409円、率にして5.3%の上昇となっている。今週はニューヨークの後を追う動きになるかもしれない。ただ円の対ドル相場が1週間で5円も上昇した。市場はこの動向を、うまく消化できずにいるようだ。
パウエル議長の発言はきわめて常識的な内容で、特に引き締めの手綱を緩めると断言したわけではない。だが市場は都合のいいように解釈し、大きく買い進んだ。この間、GAFAMの決算発表があり、増益はマイクロソフトだけだった。これに対しても、市場は「予想より悪くなかった」と、楽観的に受け止めている。こうした強気を、どこまで持続できるのだろうか。
今週は1日に、7月の新車販売。5日に、6月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。アメリカでは1日に、7月のISM製造業景況指数。3日に、7月のISM非製造業景況指数。4日に、6月の貿易統計。5日に、7月の雇用統計。また中国が1日に、7月の製造業と非製造業のPMI。7日に、7月の貿易統計を発表する。
≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週113円の値下がり。前週の大幅な上昇に対する反動もあって、ニューヨークの活況に乗り切れなかった。それでも7月は1409円、率にして5.3%の上昇となっている。今週はニューヨークの後を追う動きになるかもしれない。ただ円の対ドル相場が1週間で5円も上昇した。市場はこの動向を、うまく消化できずにいるようだ。
パウエル議長の発言はきわめて常識的な内容で、特に引き締めの手綱を緩めると断言したわけではない。だが市場は都合のいいように解釈し、大きく買い進んだ。この間、GAFAMの決算発表があり、増益はマイクロソフトだけだった。これに対しても、市場は「予想より悪くなかった」と、楽観的に受け止めている。こうした強気を、どこまで持続できるのだろうか。
今週は1日に、7月の新車販売。5日に、6月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。アメリカでは1日に、7月のISM製造業景況指数。3日に、7月のISM非製造業景況指数。4日に、6月の貿易統計。5日に、7月の雇用統計。また中国が1日に、7月の製造業と非製造業のPMI。7日に、7月の貿易統計を発表する。
≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ≫