◇ ペロシ・台湾問題は消化不良 = ダウ平均は先週42ドルの値下がり。前週の大幅高で利益確定売りも出たが、小幅な反落にとどまった。経済界では「FRBの引き締めが軟着陸に成功するかどうか」の論争が盛り上がっている。しかし株価にはあまり響いていない。市場は政策決定会議が8月は休みなので一息ついた格好だ。またペロシ下院議長の台湾訪問では緊張感が高まったが、結局は消化不良。成り行きを注視ということに落ち着いたようだ。
日経平均は先週374円の値上がり。終り値では2万8000円を回復した。アメリカの金利下落などを手掛かりに、決算が好調だった銘柄に買いが集中している。台湾情勢はやはり消化できず、株価にはほとんど影響していない。ただ中国との関係が悪化したため、今後は中国関連の銘柄に注意が必要になってきている。
アメリカでは週末に発表された7月の雇用統計で、非農業雇用者数が52万8000人も増加した。事前の予想の2倍以上であり、市場では9月の利上げも0.75%になるという観測が急速に拡大している。景気の底堅さが確認された一方、インフレの終息には時間がかかるという見方も強まった。今週の市場は、どんな評価を下すのか。
今週は8日に、7月の景気ウオッチャー調査。10日に、7月の企業物価。アメリカでは10日に、7月の消費者物価。11日に、7月の生産者物価。12日に、8月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が10日に、7月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週374円の値上がり。終り値では2万8000円を回復した。アメリカの金利下落などを手掛かりに、決算が好調だった銘柄に買いが集中している。台湾情勢はやはり消化できず、株価にはほとんど影響していない。ただ中国との関係が悪化したため、今後は中国関連の銘柄に注意が必要になってきている。
アメリカでは週末に発表された7月の雇用統計で、非農業雇用者数が52万8000人も増加した。事前の予想の2倍以上であり、市場では9月の利上げも0.75%になるという観測が急速に拡大している。景気の底堅さが確認された一方、インフレの終息には時間がかかるという見方も強まった。今週の市場は、どんな評価を下すのか。
今週は8日に、7月の景気ウオッチャー調査。10日に、7月の企業物価。アメリカでは10日に、7月の消費者物価。11日に、7月の生産者物価。12日に、8月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が10日に、7月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫