◇ 日本は1.3%成長だったのに = イギリス統計局が発表した4-6月期のGDP速報によると、実質成長率は前期比で4.8%だった。これを年率換算すると、なんと20.7%という驚異的な数字になる。個人消費と政府支出が大きく伸びた。前期がコロナ不況でマイナス6.1%に落ち込んだことの反動、それにワクチン接種が進んで規制が段階的に解除された効果が加わった。それにしても、20%という成長率には目を見張る。
たとえばイギリスが離脱したばかりのEU。ユーロ圏19か国の4-6月期の成長率は、年率8.3%だった。アメリカは6.5%、日本はわずか1.3%しか成長していない。どうして、こんなに大きな差が生じたのだろうか。ことし1-3月期、イギリスではコロナの感染が爆発、ロンドンを含むイングランド全体のロックダウン(都市封鎖)が実施された。その後、ワクチンの接種が進み、4-6月期には飲食店の屋外営業が許可されている。
イギリス経済はEU離脱によって、少なからず打撃を被った。さらに4-6月期は半導体の不足で、自動車の生産が大きく落ち込んでいる。にもかかわらず規制の緩和で、景気は驚くほどの回復をみせた。この状況をみたジョンソン首相は、7月19日から規制の全面解除を決断。コロナ感染者が増えても経済を優先するという、大胆な“賭け”に打って出た。
この結果、イギリスのコロナ感染者は1日平均3万人近くも増加している。しかしワクチンの効果で、死亡者は1週間で500-600人程度に抑えられている。濃厚接触者は自宅待機を求められるが、街の風景はコロナ前の状態に戻った。このことは厳しい都市封鎖をすれば、解除によって経済は急激に回復することを示している。日本は規制が緩いから、解除しても成長率が低いのだろう。
≪18日の日経平均 = 上げ +161.44円≫
≪19日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
たとえばイギリスが離脱したばかりのEU。ユーロ圏19か国の4-6月期の成長率は、年率8.3%だった。アメリカは6.5%、日本はわずか1.3%しか成長していない。どうして、こんなに大きな差が生じたのだろうか。ことし1-3月期、イギリスではコロナの感染が爆発、ロンドンを含むイングランド全体のロックダウン(都市封鎖)が実施された。その後、ワクチンの接種が進み、4-6月期には飲食店の屋外営業が許可されている。
イギリス経済はEU離脱によって、少なからず打撃を被った。さらに4-6月期は半導体の不足で、自動車の生産が大きく落ち込んでいる。にもかかわらず規制の緩和で、景気は驚くほどの回復をみせた。この状況をみたジョンソン首相は、7月19日から規制の全面解除を決断。コロナ感染者が増えても経済を優先するという、大胆な“賭け”に打って出た。
この結果、イギリスのコロナ感染者は1日平均3万人近くも増加している。しかしワクチンの効果で、死亡者は1週間で500-600人程度に抑えられている。濃厚接触者は自宅待機を求められるが、街の風景はコロナ前の状態に戻った。このことは厳しい都市封鎖をすれば、解除によって経済は急激に回復することを示している。日本は規制が緩いから、解除しても成長率が低いのだろう。
≪18日の日経平均 = 上げ +161.44円≫
≪19日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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