経済なんでも研究会

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死者が語る コロナ肺炎の危険度 (9)

2020-05-09 08:07:54 | なし
◇ イギリスは最悪期、ブラジルは要注意 = 日本時間8日午前0時の集計。アメリカの死亡者数は7万3435人で、ついに7万人を超えた。次いでイギリスが3万0150人で、3万人台に載せている。続いてイタリア、スペイン、フランスの順で、いずれも2万人台。そのあとはブラジルで、8588人となっている。日本は603人と人数は少ないが、増勢は止まっていない。

前週と比較した増加数は、アメリカが1万2430人。イギリスが4053人だった。ただ、この両国を含めた多くの国で、増加数は前週よりも縮小している。2週続けて縮小した国も少なくない。そうしたなかで増加数が増えたのは、ブラジルと日本。ブラジルは3075人の増加。日本は前週の128人に対して、134人の増加だった。

人口100万人当たりの死亡者数では、いぜんとしてベルギーが732人でトップ。続いてスペインの554人、イタリアの490人などとなっている。全体として最悪期にあるとみられるイギリスが、間もなくこのグループに追いつきそうだ。ブラジルはまだ41人だが、急速に増加しそうで要注意国と言えるだろう。日本は4.75人で、前週より1.06人増加した。

こうした状況のなかで、ほとんどの国が何らかの形で行動規制の解除に向けて動き出した。各国の感染状態や規制解除の方法は、みなまちまち。したがって一概には言えないが、すべてがコロナの抑え込みと経済再開の両立に成功するとは思えない。今後の推移を慎重に見守る必要がある。

       ≪8日の日経平均 = 上げ +504.32円≫

       【今週の日経平均予想 = 1勝1敗】  

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