魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

先の不安と期待

2007年06月15日 | ワイン ~2019年
本日の試飲は

2005 サン・ヴェラン(ロジェ・リュケ)
   ブルゴーニュ、白、千円台後半

まだ薄目で青さが残る色合い。(白ワインなのに「青さ」という表現は厳密には
間違っていると思いますが、業界用語でしょうね。本当に青くはありません。)

香りは青リンゴ、シトラス、ラムネなんていえば想像は付きますか?
インキーで厚紙のような香りもあります。

味わいも現段階では、さわやかで、案外サラッとしてはいますが、まだ潜在能力が
あって、半年、1年と待ってやればポテンシャルを現すと思います。もう少し濃厚な
感じになることでしょう。蜜っぽさも出てくるでしょう。
とろみ感のような(オイリーだったりネクタールだったり)そんなニュアンスは、
今後のお楽しみに取っておきましょうか。
まだ若いので、いろんな要素が隠れ気味ですが、美味しいワインであることは
分かります。もちろん「偉大なレベル」までは当然、というかまったく届きません。

どうする?仕入れておいて、ポテンシャルが出はじめてから販売する?

結論はこうです。「あと9ヶ月後くらいに、まだ輸入元に在庫があれば再試飲後、
販売する。」です。でも多分残ってないだろうなぁ。
将来に不安があるといえば、今の年金問題と似ているかな?

また、そんな偉そうなこと言ったって、実はほとんど利益は出ません。
なぜかって? それは試飲の2本分は当然実費ですし、販売量も少ないからです。
ですから本当に好きじゃなきゃやってられない!と思いますよー。


コメント
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