魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

プロフェッショナル 仕事の流儀

2007年06月20日 | ワイン ~2020年
「プロフェッショナル 仕事の流儀」というTV番組を見ました。

佐藤陽一ソムリエの日常や目標、コンクールの様子などを描いた番組です。

実は、ソムリエと私のようなワインバカの酒屋(ショップの場合)は
とても似たところがあります。

共にワイン選び、接客、お客様を満足させるという点では全く同じです。

ただ、ソムリエはサービス業で目の前でお客様に接し、反応が分かります。
満足度もポーカーフェイスでもあえてしないなら、感覚で分かります。
厳しい面もあるでしょうが、逆に取り返し(挽回)もすぐにできます。

ショップの場合は、今、お客様がその場で飲むわけではないので、反応が分かりません。
飲むシチュエーション、一緒に飲む予定のその場にいない方の好み、プレゼントされる
方の好み、予算などもいくつかの質問で推測しなくてはならないのです。

「適当に売ってるんだろう」とも思われがちですが、一応ちょっとした「技」と
まではもうしませんが、ささやかな思慮?程度のものはあります。
楽なようで、しかし、取り返し(挽回)はなかなか難しい!

何種類ものボールを用意していて、どのお客様へどの球を投げるのか?
ということでもあるのでしょう。
今までどれだけ間違えて、お客様の不満を買ったのか?考えると不安になります。


番組の中で、佐藤ソムリエは「お客様とのキャッチボールで、そのスピード感に
合ったワイン選びをする」とか「ここで良しと思わないで、プロとして熟成に
向かう旅をする」こととかを挙げてくれました。

未熟者の私などは見習うことばかりでした。
「もうちょっとまじめにやれ~!」って声も聞こえましたので、また気を引き締めて
精進したいと思いました。


ふぅ、今日はまじめに心構えを新たにしたので、ちょっとワイン飲んでもいいですかぁ?


ところでちょっと映ったコンクールの筆記問題、レバノンやイスラエルあたりが出て
いましたが、意地悪すぎ!ですよね。偏りすぎでしょう。(正々堂々と出せよ!)

最後に番組の中で出たワイン、うろ覚えですが、開けたのは
ルイ・シュニのサヴィニー02、ゴヌーのボーヌ93、ジャック・カシューなど

開けてないけど、映像で分かったのは
ショーヴネ・ショパンだとか、Ch.モーカイユ、フォンタローロ、ドマガサ、
モンテュス、なんてのも瞬間的に出ていましたね。(他にも分かった方は教えて下さい)
ここまで書くと、分かる方にはお分かりでしょうが、
グラン・ヴァンをこれ見よがしに開けてはいませんでしたよね。

さすがでした。


コメント (5)
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