魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

なぜか売れないワイン

2008年12月12日 | ワイン ~2019年
試飲会で美味しくて仕入れ、チラシ(DM)に書いてみたのですが、
さっぱり売れない???

入って来るオーダーはこのワインを素通り。


美味しいはずなのになぁ・・・。
ブルゴーニュにしてはお手軽な価格だし、明るいし、華やぎがあるし。

いろいろ考えてみるのだけど、なにせ私の説明が悪いのです。
強くお奨めしないのも原因でしょう。
だって、みなさん飲んでないんだものねー。


さて、今夜はそのワインにしましょう。

2006 ブルゴーニュ ピノ・ノワールV.V(ドメーヌ・ロシュバン)
   (仏、ブルゴーニュ、赤、2千円程度)


明るく華やかでウキウキするほど心躍る赤系果実味、チェリーや
カシスなどの香り。シナモンはちょっとだけするが、あまりスパ
イシーではなく、純なフルーツが支配。香りが美しい。


味わいはクリアで沸き立つ赤系ベリー。とてもきれいで思わず
「好きだー!」とつぶやいてしまいます。
私の大好きなタイプの美しいピノです。

重さや深み、奥深さこそありません。しかし、余りある美しさと
若さとつややかさ、ピチピチ感は若いからこそ、このヴィンテージ
だからこそ、そして今飲むからこそ、という意味合いを感じます。

ぜひ良さを感じて下さい。
このワインは美しいのです。


売れなかったら・・・・・
自分で飲んでやる~!

とひねくれるラリラリ・ピノであった。

コメント
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