魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ヌーヴォー解禁日-ジュヴレ・シャンベルタン

2021年11月19日 | ワイン 2021

ボジョレー・ヌーヴォー昨日発売。

みなさまにおかれましては、賑やかにワインを酌み交わしていただきたいと思います。

 

さて、これをご覧ください。

右側が当店が取り扱っている「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」。

”ヴィラージュ”のワードが入るとホジョレー地区北部の村の集合で、ひとクラス上の

種質となります。価格も数百円上がります。

 

左のボトル。こういうのをご紹介してみたい。こちらは同じ地域のワインですが、

ヌーヴォーの製法ではなく、通常の製法で造られています。本来のボジョレー・ヴィラージュ。

そして当たり年の2018年。

 

ヌーヴォーのように軽やかではなくもう少し凝縮感、複雑味もあり落ち着きもあります。

華やかさはヌーヴォーの方かもしれませんが、本来の良さを持っています。

日本ではほとんど飲まれないのですが(売れない)、世界的にはちゃんと認知されています。

本来のボジョレーがあることをぜひ知っておいてください。

 

・・・と書いていましたら、売れてしまいました。

1本だけしか置いてなかったー。まあ良いでしょう。(笑)

 

 

昨夜は東京から友人が訪ねてくれて二人で飲みました。

このワインを開けてみましたよ。

 

2017 ジュヴレ・シャンベルタン アン・ジュイズ(マルシャン・グリヨ)

  (仏、ブルゴーニュ地区、ピノ・ノワール種、赤、6千円台)

 

始めて飲む造り手だったので興味津々。

 

香りは甘やか花の蜜、チェリーやイチゴや溢れるようにエレガント。

味わいはとてもしなやかで緻密できれい。しっかりと酸味はあるのだけれど、タンニンも

あるのだけれど、何だろ?、どれも違和感を感じさせなくてスムースに入っていく。

若いブルゴーニュなりの品の良さがあって、とてもエレガント。

これは良い。

良いってさすがにこの有名ネーム、この価格でマズいのは困るー。

 

ジュヴレ・シャンベルタン村だけに力強いのか?と思いましたが、若いですし、

そんなイメージではなく滑らかできれい。寝かせればもっと複雑味も出て来ることと思います。

 

ボジョレー・ヌーヴォー解禁日にジュヴレ・シャンベルタンを飲んでしまいました。

まあ、それも人生よ。 もちろん楽しい時間にワインは付きものなのです。

 

 

コメント (3)
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