いや~すごいと思います。モノが違いますね。
若い逸材がこれからの将棋の世界を変えていくのでしょう。
将棋界の大きな変革はいろいろあれど、近年では2010年過ぎあたり。
プロ棋士ですらコンピューターになかなか勝てなくなってきたのがひとつの分岐点。
しかし人間の頭脳でどこまでいけるのか?また人間らしさや人間臭さが逆に魅力という
ことで天才たちの活躍する世界は注目を集めています。
こんなこと書くのは、実は私も最近の読書は将棋の本ばかり。
半年ほど前に亡くなった父の残した将棋の本をいろいろと読み続けています。
まあ、詰め将棋と次の一手の問題集なのでなかなか解けなくてプロ棋士や将棋の世界のすごさを
まざまざと思い知らされています。そして何十年やっても一向に、まったくと言っていいくらい
上達しない自分の頭の悪さを痛切に感じてもどかしい。
しかしここまで将棋が陽の目を浴びるとは思いませんでした。やっぱりすごいなぁと。
世界の広さと自分のちっぽけさ、露骨に感じる毎日ね。
そしてV・ファーレンは勝利したものの、もう京都が1勝すると昇格。望みはほぼ消えかけています。
やはり奇跡はならずと言ったところか。でもよくがんばったよね。最後まで楽しませて
くれたことに感謝です。次節以降は切り替え、切り替え~。
今夜の試飲はこれ。
2019 ミシェル・トリノ カベルネ・ソーヴィニョン
(アルゼンチン、カベルネ・ソーヴィニョン種、赤、千円未満)
香りはカシス、プラム、ブラックチェリーなどのフルーツにシナモンやコショウ、
ちょっとピーマンや野菜的な部分もあります。
味わいはエッジが効いたミディアムなアタック、テクスチャー。酸味がしっかりとあって
シャープさもあり、生き生きとしています。タンニンはそう強くはなく細かい。
飲み頃やポテンシャルはそう強くはなくここ2、3年内くらいでしょう。
いつもカベルネ・ソーヴィニョン種を飲むと普通過ぎて、あまり面白さを感じません。
このシリーズも赤はマルベック種とピノ・ノワール種を扱っています。
カベルネは難しいですねえ。「美味しいのですけど平凡」ってイメージです。