魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

持参ワインの選び方

2023年01月29日 | ワイン 2023

今日はいつもと違ったこのブログの昔のスタイルで描いてみます。

 

ワインの持ち寄り会や、何かのパーティーに参加する際に持参するワイン、

皆さまはどうやって選んだり決めたりしますか?

時々お客様から質問されることがあるので書いておきましょう。

 

もちろん、これが正解だ、というものはありません。

私の場合こんな感じです。

 

1 どんな席なのか?

親しい友人同士の飲み会の場合、千円台~3千円程度くらいでも十分でしょう。

ちょっとよそ行き的パーティー、レストランなどでの開催でしたら4~5千円程度。

もしくはシャンパーニュなどは重宝されることでしょう。

 


2 マニアがいる会かどうか。

単なる「好き」と「マニア」とではかなり違います。

前者なら愛想の良い、思わずニコッとなりそうなものにします。つまり明るい果実味をもったワインです。

ニューワールドの5千円前後程度、もしくはそれ以上を持っていければ、確実にみなさんから愛されます。

ジンファンデルとかピノ・ノワールだと安全牌でしょう。

 

問題は後者でしょう。マニアが一人か二人程度なら気にしなくても良いと思います。(前者の対応で十分でしょう)

マニアの方もあなたが参加者のみなさんに合わせたことをわかってくれます。

 

 

 

3 多くの方がマニアの場合、つまり持参ワイン会の場合。

まず気にするのは参加者です。その面子やタイミングで天下を取るべきかどうかを判断します。

たまには自分も主張し、天下を取ってみなさんに喜んでいただきたい。

たまには参加者に天下を取ってもらい、そのおこぼれにあずかる。

・・・その匙加減はとても大事なのです。

 

天下を取りたい、もしくはみなさんに感謝されたい場合は数万円するものを持っていきましょう。

先に○○を持ってきま~す宣言しておけば、他の参加者はそれを引き立てるべく、合わせてくれます。

その他の参加者となる場合は5000~10000円台前半程度が良いかと思います。

絶対に美味しくて、無難に橋渡しができます。

 

そんな贅沢をしていいの?と問われます。

でも・・・やって良いい~んです。

その恩恵は必ず訪れるからです。「あなたはあの時○○の凄いワインを持ってきてくれたから

今度はこちらがお返しをしたいのです」という気持ちにさせることが出来ます。これは確実です。

 

すると飲んだことのない超ラッキーなすごいのが出てくることもあるのです。

飛び上がります! その時は褒めましょう。躊躇せずメチャ褒めましょう。

そうするとどんどん良いことが重なっていきます。

 

こちらも抜かりなく良いワインを仕込んでおくことが大切です。リリース時の安い時に仕込んで

寝かせて時を待ちます。数千円で買っておいたら万を超えることだって多々ありますから。

(数十倍になったワインすらあります)

 

こうすることで良い循環は訪れます。必ず幸せになれます。

 

・・・・・が、果たしてこんな環境ややり取りを多くの方が望んでいるのでしょうか?

そしてあなたはやりますか?

 

しきゃ~し、ワインマニアはこれこそ人生だと感じていたりします。(笑)

ぜひ美味しいワインを持ち寄って至高のひと時をお過ごしください。

人生にはそんな時間もあって良いのです。

 

 

コメント
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