魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

年の初めはポマールで

2023年01月05日 | ワイン 2023

長崎市中町の「マドゥバニ」へ。

実は来店したのは12/31の大晦日。

その前にも何度か来たけど行列で諦めました。

2023年から値上げなので最後に食べておこうと。

 

久々のチキンコルマ2 800円。

もうすでに900円になってしまっています。

ここのところ定食(もうひとつのメニュー)ばかり食べていたのでちょっと新鮮。

 

 

今夜の試飲はこれ。

 

2018 ポマール V.V(ニューマン)

(仏、ブルゴーニュ地区、ピノ・ノワール種、赤、5千円台)

 

V.Vとは古樹から造られたことを意味します。年代の定義はありません。勝手に名乗りますが、

少なくとも30~40年以上くらいだと想像されてください。中には100年を超えるものもあるようです。

有名村名ワインでこの価格はお手軽な方でしょう。

 

香りは開けたてからワクワクします。カシス、プラム、ブラックチェリーなどのフルーツに

焼き菓子、ミネラル、香草なども。

 

味わいは2018年らしく厚みのある果実味は充実感があり、まだまだ若い。

穏やかだけど酸味も良いし、タンニンが意外とあってある程度、10年くらいは熟成しそうです。

アフターも甘やかな風味とエキス分が伸びていきます。

 

やはりちゃんとしたブルゴーニュは美味しいなあ~♪

今年のスタートがこのワインで良かったぁ。

 

ちなみにポマールは有名な村の名前です。ポマールワイン会もやりたくなってきました。

日本では知名度が低めですが、欧米ではシャンボール・ミュジニーやジュヴレ・シャンベルタン

以上に検索数が多く人気も高いようです。

 

 

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芸能人格付けチェックについて

2023年01月05日 | ワイン 2023

お正月恒例のTV番組「格付けチェック」。

いつもワインがお題なのでその部分だけは見るようにしています。

 

今年は100万円ワインは「1994 Ch.ペトリュス」でした。

Gacktさんはもちろん正解。

むしろもっと先を行って、銘柄まで口にされていました。

すごいですよね。

実はこれにはちょっとコツがあったりします。

 

少しだけおはなししましょう。

まず出題されるのはボルドーワインが圧倒的に多い。

お正月ですので有名銘柄ワインが求められるわけです。

ブルゴーニュだと知名度的にも予算的にも難しくなります。

 

今回はノーヒントでホテルやレストランなら100万円ということだけです。

そうなると市場価格でその半分程度が上限でしょう。

有名なメドックの5大シャトー(ラフィットとかラトゥールとか)のだと100万円になるには

古いヴィンテージものしかありえません。若い5大シャトーは10~20万以内程度で買えます。

だから100万円ワインにはなり得ないのです。(1982、1961、1945年などならなりえる)

 

今回のワインは色を見て味見して、そこまで古くないワインとすぐわかるので、そうなると

メルロ種主体のペトリュスかルパンと推測できます。その価格のワイン、50万円近いワイン

となるとこれしかないのです。(メルロはシュヴァルブラン1947という手もあるがもう100万じゃ無理かも)

選択肢は無数のワインからではなく、意外と少なめであることが推測できるでしょう。

 

もちろん彼のこと、素晴らしい感性の上に、さんざん今までの出演経験からコツは掴んで

いらっしゃると思います。研究もされていることでしょう。

そんなわけで今回の当てられたポイントについてちょっとだけおはなししてみました。

また来年も楽しみにしましょう。

なお出題、出演された野口ソムリエールは長崎出身の方です。

 

 

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