わたしのもうひとりのお師匠さん(←勝手にわたしが言っているだけですが)。それは、料理研究家の栗原はるみさん。
わたしが主婦になりたてのころ、出会ったのがその栗原さんの『すてきレシピ』。1号以外は全部持っています。さらにその後、『haru_mi』になりましたが、それも買い続けています。



飾らないお人柄。さわやかな笑顔、語り口。主婦の仕事というのは、ルーティンワークがほとんどで、家族の縁の下の力持ち。そんな隠れた平凡な仕事を、彼女は、おしゃれに豊かに展開。ずっと憧れてきました。栗原さんみたいなおしゃれな生活を、わたしもちょこっとできるみたいな・・・。
こんな存在も、わたしには必要。

何よりお気に入りなのは、彼女のレシピ。彼女のレシピを使って作った料理は、夫にも息子にも大好評。身近な食材で、おしゃれな一品になります。「美味しい!これも栗原さんのレシピ?」と聞く夫と息子。口癖になっていますが、作ったわたしとしてはちょっと複雑でもあり・・・。我が家では「美味しい=栗原さん」なのです。(笑)
ただ食べる、飲むだけでなくて、ちょっと素敵なお皿に盛ってみる、箸置きを置いてみる、ナプキンを使ってみる、庭の花を飾ってみるなど、日々のくらしにちょっと工夫や彩りを加えるというのも、「ていねいなくらし」とひとつなのではないかと、栗原さんを見ていて思うのです。