(↑「マダガスカルジャスミン」、ずいぶんつるが伸びました)
あまりに良くできていたドラマだったので、
わたしとしては初めて脚本家やプロデューサー、演出家などスタッフの名前をチェックした『最愛』(演出:塚原あゆ子、プロデューサー:新井順子)。
TBSの金曜日10時枠の昨年末のドラマです。
そしてその後、
その製作陣たちが以前に作ったドラマ、
例えば『MIU404』や『アンナチュラル』を見始め、
それぞれがそれぞれによくできていることに感服。
恥ずかしながら、わたし、
それまでは大体出る俳優でドラマを見てましたから。
息子は製作陣をチェックしてからドラマを見る人なので、
彼の影響もちょっとあるのですけどね。
今回の金曜日同じ枠の『石子と羽男』、
出ている俳優さんの名前を知った時点では特別見たいと思わなかったのですが、
製作陣の名を見て見始めました。
そして感じたこと。
わたし的には、やはりこのドラマはいい出来です。
すごく面白い。
まずはキャスト選び。
わたし、
有村架純さんの出演しているドラマをじっくり見たのはきっと初めて。
でも、彼女、本当にいい女優さんですね。
頭のかたい石子を、時に可愛く、時に頑固にうまく演じてる。
そして、中村倫也さんのあのタラシ声と雰囲気。
難しい役であろう複雑なキャラの羽男を自分のものとして演じてる。
脇のさださんも赤楚くんもおいでやす小田さんもそれぞれのキャラが立っててバランスがいい。
それぞれのもともと持っているふんわり感や清潔感、不思議感がうまく出てる。
そんなふうにキャストの選び方が秀逸で、
さらに映像の切り取り方がうまく、
法律事務所のある街角の雰囲気も抜群、
小道具も凝っているし、
所々に出てくる風景も綺麗で和めるし。
同じ一時間ドラマでも、
ドラマによって見える印象が随分違うものなのですね。
このドラマ、
『最愛』同様、全く安っぽくないんです。
話は変わりますが、
最近もう一つ、いいなあと思ったのが、
日本版『コールドケース〜真実の扉〜』。
2016年から始まってますけど、
わたしは今回初めてアマゾンプライムで見ました。
こちらはWOWOWの製作陣が、
アメリカのドラマ『コールドケース 迷宮事件簿』を日本版にリメイクしたもの。
わたし、このリメイクも大成功していると思います。
実はわたし、このドラマをまずはアメリカ版でかなり見ました。
主人公を演じているキャサリン・モリスは、とても印象的な美人。
相棒のダニー・ピノと共に、鉄壁な二人でドラマを引っ張ります。
これって、
1話のドラマの流れの大枠が決まってる(パターン化されている)のですが、
まさにそれに則ってのリメイク。
でも、主人公の吉田羊さん、永山絢斗さんがどハマり。
脇も滝藤さん、三浦友和さん、光石研さんとすごいメンツ。
全然リメイク感がない。
最初から比べて見るのを放棄してるわたし。
アメリカではフィラデルフィアでの出来事でしたが、
それをうまく日本の横浜に落とし込んで日本のドラマに仕上げてる。
これも全く安っぽく感じない。
銃の撃ち合いのあるような設定ではないので、
比較的日本の警察にも持ち込みやすい内容ではあったと思いますが、
硬派の、そして大人のおしゃれなドラマになってます。
外国のドラマのリメイクが全て安っぽくなるわけではないのですね。
話をもとに戻しますが、
息子が『石子と羽男』を見ながら、
「このTBSスパークルのドラマ(演出:塚原あゆ子、プロデューサー:新井順子)づくりの研究しても面白いかも」とかなり真剣に言っておりました。
ほんと面白いかも!
素人のわたしもそう思いました。
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