Bonの古代歴史に関するブログが、自分の国日本の歴史を知ることが如何に大切であるかを認識させてくれた。自分が持っている些少の歴史の知識は半世紀も前に書で習った程度のものであり、その後今に至るまで真面目に学んだ事が無いし、真実を知らずにマスメディアに洗脳され、自ら思考したことがない。現在の日本の問題点と今後の日本はどのような国になるべきかを考える上で、日本の歴史が指針を与えてくれる。そこで身近なところから、戦後の区切りでもある東京裁判を取り上げてみた。
日本の戦後はまさに謝罪外交の歴史であった。日本人自らが日本は悪い事をしたとの自虐、さらに悪く言えば自らが反日的になり、意気地ない日本となってしまい、国際社会で自らの国益すら自己主張の出来ない(国内的にさえも)情けない国となってしまっている。どうして、こんな国になってしまったのか、その理由は戦争に負けたことよりも敗戦国日本を裁いた東京裁判がその切っ掛けになったのではないのかと考えたのが、其れをテーマーに取り上げた理由である。まず、下記に掲載した動画が驚くべき真実を伝えている。
東京裁判名場面
東京裁判の11人の判事の中ただ一人の国際法律の専門家であったパール判事が東京裁判の判決に対する反対意見書を提出し、今や日本を除く世界の法律の専門家が東京裁判は不当であると認めている。その要旨は:
「戦勝国が敗戦国の指導者たちを捕らえて、自分たちに対して戦争をしたことは犯罪であると称し、彼らを処刑しようとするのは、歴史の針を数世紀逆戻りさせる非文明的行為である」
「この裁判は文明国の法律に含まれる貴い諸原則を完全に無視した不法行為である」
「ただ勝者であるという理由だけで、敗者を裁くことはできない」
「もし非戦闘員の生命財産の無差別破壊というものが、いまだに戦争において違法であるならば、太平洋戦争においてはこの原子爆弾使用の決定が、第一次世界大戦中におけるドイツ皇帝の(無差別殺人の)指令、およぴ第二次世界大戦中におけるナチス指導者たちの指令に近似した唯一のものである」
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Radhabinod Pal 博士ご自身による日本の皆へのメッセージ:
私は1928(昭和3)年から45(昭和20)年までの18年の歴史を2年8ヶ月かかって調べた。とても普通では求められないような各方面の貴重な資料を集めて研究した。この中には、おそらく日本人の知らなかった問題もある。それを私は判決文のなかに綴った。この私の歴史を読めば、欧米こそ憎むべきアジア侵略の張本人であることがわかるはずだ。しかるに日本の多くの知識人は、ほとんどそれを読んでいない。そして自分らの子弟に「日本は犯罪を犯したのだ」「日本は侵略の暴挙をあえてしたのだ」と教えている。満州事変から大東亜戦争にいたる真実の歴史を、どうか私の判決文を通して十分に研究していただきたい。 日本の子弟がゆがめられた罪悪感を背負って、卑屈、頽廃に流れてゆくのを私は見過ごして平然たるわけにはゆかない。誤られた彼らの戦時宣伝の欺瞞を払拭せよ。誤られた歴史は書きかえられねばならぬ。 (昭和27年11月6日 広島高等裁判所での公演から抜粋)
この言葉は、まさに真実を示している。
東京裁判が法の不遡及原則(罪刑法定味目主義)を踏みにじる国際法の原則に反した不当なものであるという認識はパール判事の判決を始め世界の法学者の常識なっている。
しかも東京裁判の絶対権力者マッカーサーですら裁判終了後1年半後に「この裁判は間違いだった」とトルーマン大統領に告白し、3年後の1951年5月3日には米上院軍事外交委員会で「日本の戦争は安全保証の必要に迫られた為で、侵略ではなかった」と言明している。当然日本が告訴され、A級戦犯がその名において処刑された「平和に対する罪」は,裁判そのものが誤りで全てが無効である。
「日中戦争も日米戦争も自衛戦争であり組織犯罪は無かった(従来からある交戦規定違反があったであろうことは認めるが、激戦中にありがちな偶発的なもので、決して組織犯罪ではない)」と言うのは正当な歴史評価である。
しかるに日本の法学者でこの裁判の不当性を訴える人は少なく、小学校から大学の教育でも裁判の不当性については全く教えられていない。
その理由の一つは終戦当時の東大法学部の横田喜三郎教授が保身(占領軍に対するゴマ擦り)の為「東京裁判正当化」の論文を書き、その流れに沿って日本のほとんどの学者がそれに異論を唱えなかった。裁かれた日本が東京裁判の判決に意義を唱えていないのである。
今更何を言っても無駄だ、今になって不当性を訴えたって意味がない」という意見だった。
歴史をどう認識するかは民族のアイデンティティーにかかわる最重要な問題だと言うことを理解していない。
自分達の国が犯罪国家であったか、正当な自衛戦争だったが残念ながら敗戦したのだと認識するかでは月とすっぽん、全く違う。
爾来、日本の指導者は謝罪をし続け、国益を守る事も出来ない意気地の無い国に成り下がってしまったのではなかろうか。未だに東京裁判不当問題がタブー視され、日本国民は訳も分からず、罪悪感に苛まれている。
しんどい話を持ち出しお疲れでしょう。音楽でもいかが
Engelbert Humperdinck - Spanish Eyes 1969
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