突然、何これ・・!
実は、もう大分以前から、この “a” が接頭語(辞)として付くことによって意味が変わる・・
時には asymmetry のように正反対(symmetry)の意味となる単語があることに気が付いていて、
一度調べてみたいナと思っていたのです。
英和辞典など殆ど引きませんし、時に英語の意味を引いたり、綴りを確認したりする場合でも “ポケット英和” の
お世話になるくらいで、 “岩波英和大辞典(1970.1.30)” をとりだすことは先ずありませんでした。
それが今回、実に2時間以上もそれと取り組んでいました。
テレビでは、“センバツ” の大阪履正社の試合が流れています。
前置きが超長くなりましたが、まだ完ぺきではありませんが、一応調べてみました。
(ネット画像)
★もともと単語の “a” の意味は、もちろん、アルファベットの第1字、不定冠詞として、1つの、ある、どれも・・
などの意味ですね。
例:This is a pen. A pound of butter a dog is a faithful animal
★接頭語(辞) “a-” での意味は次のように説明されています。
① in , on , to , into , toward などの意味が与えられて、位置、運動、状態、時間、様態などを示す
とあります。
例: aboard=on board ashore=on the shore alive=in life abroad(海外へ)
apart(ばらばらに) aloud(大声で) nowadays(現今、当節) amain(力いっぱい)
② away , out , up などの意味が与えられてもいるが、強調の意として用いられる。
例: arise awake
③ off , from , of の意味が与えられている。
例: adown(=down) athirst(渇望して) akin(同族の) afresh(もう一度、改めて)
④ 接頭語 “ad- , as-, ac- , af- , ag- ”に変化して、運動、方向、変化、固着、付加、接近、増加、開始
などの意味が与えられたり、単に強意を表すとあります。
例: address addition ascribe aspire account
⑤ 接頭語ab-に変化して、from , away , off などの意味が与えられる。
例: abnormal abdicate(放棄する)
⑥ not withoutなどの意味が与えられる。
例: asynchronous(非同期) asymmetry(非対称)
ちなみに・・
mature(熟した)の反対は、immature(未熟な)で、amatureではありません。
amateur(素人)は単語が違います。(念のため)
これらの例は、もっともっとたくさんありますが、追い切れません。 今後、何かの機会に英単語に出会った時、
このような接頭語、接尾語等の存在にも注意してみたいと思います。
NHKで、元陸上の為末選手が案内役として構成された番組 “アクロス・ザ・ボーダー” がこの26日に
放映されていましたね。