一昨日(1/28)、会社OB/OGで構成するサークルの一つ、「園芸友の会」のメン
バー6人で初めてzoomを使用したオンラインミーティング「園芸友の会サイバーサ
ロン」をしました。これまでは、年に 4回、教室/屋外での例会を実施していまし
たが、新型コロナ禍で昨年から、例会が実施できずに過ぎてきていました。
それで、昨年10月には、ネットを使った会員同士のグループメールで意見交換し
て、それはそれで、例会ではできなかった、その時々のタイムリーな話題や、園芸
以外の各人の趣味、技能のご披露があったり、旅行、美術、音楽など幅広い話題に
触れ、例会とは別の新しい会員の側面に触れ、新しい体験ができました。
さらに今回は、同じネットですが、テレビ会議のようにパソコン上に一堂に会し
て、これらの話題、意見交換ができ、前回のグループメールを第1回サイバーサロン
として、今回はより高度な第2回サイバーサロンとして2時間たっぷり楽しい会とな
ったのでした。
とはいっても、初めてのことで、おまけに私が務めたホスト役からの招待メール
がうまく届かず、全員が揃うのに20分ほど皆さんにお手数をかけるトラブルがあり
ました。
参加メンバーは、関東勢の他、昨年『洋ランは楽しい』の講演をいただきました
札幌在住の講師の方(OB)にも参加いただきました。 さすが雪国の札幌の風景、
植物の雪囲いのいろいろなどの写真もご紹介いただきました。
一同、近況などを含めた挨拶の後、今回の議題として、①池の生物多様性保全の
ための「搔い堀り(かいぼり)」、②旧東京御府内八十八か所巡り、③洋ランのそ
の後 の3項目について発表があり終了後には質疑を含めて話題が発展しました。
①「かいぼり」は、東京石神井池(石神井公園内の人工池)が40年ぶりに、池の
水を抜いて、堆積泥などを排除して在来種の保全、外来魚の防除、底質の改善そし
て水草の再生を目的として実施される大変珍しいチャンスをとらえた報告で、普段
見ることができない写真など貴重な発表がありました。
かいぼり 説明資料 石神井池の底
②の旧東京八十八か所巡りは、四国八十八か所巡りになぞらえて、江戸時代後半
までに現在の東京23区を中心に八十八か所のお寺(真言宗)が開設されているのだ
そうです。 発表者は、いずれ、四国の八十八か所巡りを希望されているのですが、
現在、この御府内の三十三か所をお参りしたとのことでした。 寺の中には、広い
境内の立派なお寺もあれば、すでにお寺の形跡も見られず、普通の建屋に扁額のよ
うなところに寺の名前が書かれているだけがあったり、御朱印もしてくれるところ
とそれもないところもあったそうです。最近では、お参りの人出はすくなそうでした。
朝10時くらいから、2時間以上かかって2万歩の行程を組んで計画的に何回かに分
けて回られたそうです。都内の街路樹は紅葉し、境内の珍しい植え込みも楽しいで
した。
第16番霊場 三實寺 お砂踏み(八十八か所すべてある)
③「洋ランのその後」は、月1回予定の北海道蘭展も新型コロナの影響で必ずしも
順調ではなかったそうですが、何度か開催されて、ご本人の出展が奨励賞受賞の栄
に浴された逸品も紹介いただきました。カトレアの原種をもっぱら手掛けておられ
るようですが、自宅のサンルームでもう何年も栽培されているベテランさんですね。
今回も、たくさんの海外原産の美しいランたちをご披露くださいました。
出品するランは、同時に花を咲かせる、同じ方向に花を咲かせる などの工夫や
苦労話もありました。
洋ランの他、札幌の雪景色や植物を守る雪囲いなど、季節的な写真のご紹介もあ
り雰囲気が盛り上がりました。
雪囲いつつじ
サイバーサロンでのこれらの発表に使われた資料や写真は、発表者の操作で、参
加者全員の画面に映し出しながら説明があり、参加者の顔は画面の端に小さく映さ
れる仕組みなので、大変理解しやすいし、ペーパレスでもあり、音声も自然で、何
より距離を全く感じさせない利点が改めて認識できたのでした。
次回は、4月頃に再度、今度はスムーズな立ち上がりを約束してお開きとなりました。
コロナのお陰? でこのような体験ができたのかもしれません。
Nat King Cole - Unforgettable