蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

フィボナッチ数列とNYダウ  (bon)

2019-07-30 | 科学・生物

 先に、当ブログにて「黄金比」を記事アップした時(2019.7.13)、フィボナッチ数列に
ついては触れずにいました。 以前、株式投資の妙策として、黄金分割(黄金比)の考え
方が有効だと言っている人がいましたが、何のことか聞きそびれているうちに ずいぶん
時間が過ぎてしまいました。

 そんな時、たまたま手元の会報に、この関連記事(長谷川 晃氏、大阪大学名誉教授)
がありましたので、前回の続きという位置づけでここに取り上げてみました。

       

 黄金比を簡単におさらいしますと、線分を分割して、a、bを作った時、a/b=(a+b)/a
成り立つ a、b の比が黄金比(黄金分割)Gとよばれ、

     G =(1+√5)/2 =1.61803399  でした。

 具体的なイメージでは、ある矩形の短い辺で作る正方形をその矩形から切り取って残る
小さな矩形が元の矩形と相似形となる時、その矩形の縦横比が黄金比(黄金分割)となる
のです。 この矩形の短い方の辺を1とすれば、長い方の辺が1.618・・となるのですね。
  元
の矩形から正方形が切り取られ残った矩形の辺の比もまた、黄金比1.618・・となり
ます。

  この比が古代から美しい図形とされ、現在の家庭の液晶テレビの形がこれに近いのだ
うです。

 

 さて、前置きが長くなりましたが、フィボナッチ数列というのは、0から始まる
  0,1,1,2,3,5,8,13、21、34、55、89,144・・

のように、前の2つの数字の和が次の数字となるような数列をいい、この時相隣り合わせ
る数字の比が、限りなく黄金比 1.618・・に収斂するというのです。
  つまり、3/2=1.5、
8/5=1.6、13/8=1.625、21/13=1.615、34/21=
1.619、55/34=1.618、
89/55=1.618・・でどんどん1.618に近づいてくるのです。

 フィボナッチ数列の特徴は、このように隣り合わせる数字の比が限りなく黄金比に近づ
くほか、数字が指数関数的に増大すること、さらに、この数列は、前の2つの数字に依存
するため、マルコフ過程とよばれる確率過程の予測に利用出来る可能性があるということ
なんですね。
 たとえば、親子関係や株価のようにランダムな動きをする中で、次に起こ
る事象の確率
が直前の事象確率に影響されるような事象の予測に利用できるというのです。

、長谷川氏によれば、ニューヨークダウ工業平均株価の推移をみれば、1937年のそれは、
約200ドル、2017年では 約24300ドルで、この80年間のNYダウ平均株価は 121倍
に増加して
おり、これを対数目盛として表示すれば、図のように直線で表され、しかも、
黄金比Gの
10乗の値、すなわち 123に近い値となっていることから、8年毎に黄金比1.618
倍で増加し
ていると指摘されています。

      (長谷川 晃氏資料より)

        (横軸は、1937年~2016年まで)


 実際には、直線に乗らずに凸凹期間がありますが、株価の上昇が鈍化していても、その
後急激な回復があり、結果として直線に回帰していると考えられているのです。

 80年で Gの10乗ということは、大略、8年毎に G、つまり1.618倍に上昇していること
になり、これは年率に置き換えると、約6%の利率となり、これが長期にわたる実績であ
ることが証明されていることになるのですね。 

 株価が長期にわたり、このように直線的に(実際には指数関数的に)上昇していること
に実感されないかもしれませんが、NYダウに見る限り、投資スタンスが投機的色彩が少な
く長期安定投資型であること、米国のGDP、インフレレートなどから、また、NYダウ平
はダウ・ジョーンズ社が選ぶ優良銘柄 30社の平均であり、その点日本における投資スタ
ンスが投機的要素が強い上、GDPも低く、日経平均は 225社の平均であることによる違い
があるようです。 

 NYダウ平均の推移が示しているのは、長期間にわたって年率約6%の金利で安定的に
移していると解説されているのです。 投資を考えている人にとって、米国の個別銘柄
でなく投資信託などのような商品が安定投資先であるのかもしれないとも・・。

 

 黄金比、フィボナッチ数列から、NYダウ平均へと面白い展開になり、その要点をここに
引用させていただきましたが、十分にこなれていないので、理解しにくいかもしれません
がお許しを願うばかりです。

 

 投資から離れて、今少し、黄金比Gについて参考までに以下に列記します。

すなわち、

  G=(1+√5)/2 =1.61803399  

  G²=G+1 =2.618・・

  G³=G・G²=G(G+1)=2G+1=4.236

  G⁴=3G+2=6.854

    G⁵=5G+3=11.090

  G⁶=8G+5

  

 

 

 

 

 

 

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板混定期演奏会‛19  (bon)

2019-07-29 | 日々雑感、散策、旅行

 つゆ明け?と共に気温が急上昇した土曜日(7/27)は、コンサートを楽しんできました。

 今回第41回定期演奏会は、板橋区混声合唱団創立40周年記念の演奏会でした。
団長w氏のお招きを受け、板混の楽しい企画・構成によるすばらしいハーモニーを楽しま
せていただきました。

外は暑いコンサート入り口        プログラム
 

 

 冒頭、板橋区長(合唱団理事長)のご挨拶を受けて、すぐに第1部が始まりました。
モーツアルト作曲「戴冠式ミサ」は、輝く衣装の板混合唱団に ソプラノ、アルト、テノー
ル、バリトンのソリスト4名に オーケストラ(東京フォルトゥーナ室内管弦楽団)が加わ
り、ステージいっぱいの豪華コンサートでした。

 美しい旋律と晴れやかに響く合唱、管弦楽の調和の流れに、館内は重厚な中にも華やか
な響きいっぱいに包まれたのでした。

       第1部モーツアルト曲「戴冠式ミサ」
              

 

 休憩をはさんで、第2部は趣向を変えて「日本抒情歌曲集」として、お馴染みの「かや
の木山の」、「待ちぼうけ」他の懐かしい曲に、ひと時郷愁を覚えるのでしたが、テン
ポ・強弱がうまくアレンジされ楽しく新鮮なコーナーとなりました。

       第2部 「日本抒情歌曲集」
       

 

 第3部は、板混40周年を記念し、作曲家三宅悠太氏に作曲を委嘱された新曲、混声合唱
曲集「木に寄せる5つの歌」が初演されました。

 作曲家三宅悠太氏は、指揮者の高井優希氏と東京芸術大学同年の間柄で、演奏に入る前
にお二人のトークコマがあり、“木の年輪を人生に映した40周年に寄せた思いを表現した”
など、この新作にまつわるエピソードが披露され、一段と興味がそそられるのでした。

           指揮者 高井氏とのトーク 三宅悠太氏(右)        
              


 金子みすずなどによる、「木」への思いをつづった5つの詩に、合唱団の皆さんの音色
に惹かれて作曲されたという、それぞれに曲想の違った響きが醸し出され、作曲家の思い
とステージいっぱいの合唱団員の皆さんの日頃の研鑚の成果が如何なく発揮された素晴ら
しい演奏が展開されました。
 さわやかな、そして優しい流れの中に、抒情的な響きもあり、館内は一つに溶け合った
ようでした。

      第3部「木に寄せる5つの歌」
       

 

 指揮者の高井氏のリードは勿論ですが、2部、3部の高井氏とピアノの服部さんのコンビ
ネーションが演奏会を一層楽しい雰囲気に盛り上げていたように感じました。

 

 アンコールの2曲目(最後)に、いつもは、プロローグ的に演奏される板橋区愛唱歌の
「愛するふるさと」を客席も一緒に歌ってお開きとなりました。
 楽しい雰囲気も
ありがとうございました。

 

 

 ちょっと古い演奏会から・・「愛するふるさと」詩:薩摩忠、曲:山本直純

 

 

 

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ジャガイモの収穫‛19  (bon)

2019-07-27 | 蓼科浪漫倶楽部 畑

 7月に入ってもずっと梅雨空が続く気温の低い関東地方も、ようやくその終焉が見え始
めた7/22から、今年 5回目の蓼科農園に出かけました。

 この日(7/22)は前日の晴れた日曜日から、どんよりとしたお天気に戻り、とうとう
甲府を過ぎたあたりから小雨になって来ました。 蓼科農園に着いた頃には、激しくは
なかったですが、しっかりと降っていたのでこの日は買い物だけで終りました。

 翌日は、朝からスカッと晴れて、時折 ヒグラシの声がして、木々の緑は一段と深くなり、
田圃のイネはすくすくと伸び、このひと月の変化は目にもはっきりと認識されるのでした。


 農園は、雑草天国になっていて、先月には、一面に咲いていた紫色のジャガイモの花も
落ちて、大きく伸びた茎は、だらしなく左右に広がって、まさしく収穫期を迎えていまし
た。 今回のメイン作業は、このジャガイモの収穫です。茎の根元から切り、5列のマル
チは、上に株だけ残した形に整理して、いよいよ期待の掘り起しに入りました。

     ジャガイモ掘り(収穫の喜び)
 

 形も良く、収量も多く、中には 1株で20個もついている立派な株もありました。
今回は、タワラ系ジャガイモの「マゼラン」と「ペチカ」の2種類とし、男爵などは植え
ませんでした。 200g/個 くらいの大きめのジャガイモが主流で、7㎏位入った籠が30個
も収穫でき、ザッと200㎏も採れた計算になります。期待以上の大豊作でした。

 大豊作のジャガイモ(一部)
 

 

     (タワラ系ジャガイモ)(左)マゼランと(右)ペチカ
      

 

 黒豆は順調に生育していて、雑草の除去、追肥そして茎の両側を紐で挟むように茎の
倒壊を防ぐ措置を施しました。タカノツメ、ナス、ピーマン、万願寺トウガラシなども
生え際の雑草除去と追肥、カボチャには追肥と剪定作業を行いました。
 すでに、良い形のかぼちゃが出来ていて、2個だけ収穫しました。“今年のかぼちゃは
期待できる!” 昨年は、強い日差しに焼けたのと、動物に食べられたりして殆ど収穫
できなかったのでした。 今年は、既にかなりの数の大きな実が出来ていたのと、葉が
大きく影を作っている、防護ネットがしっかりしている~などからそう思えるのでした。


 さすがに日射しは強く、じわ~っと照り付け、汗だくになりながらの作業は、やはり
年齢にこたえ、こまめな水分補給・休憩と大事をとりながらも順調にはかどりました。

      おにぎりタイム  
            


 サトイモは株元の除草と追肥そして土寄せ、サツマイモは除草、ネギなどの除草、
ゴボウには追肥、大きな葉っぱを風に靡かせていました。

 いつもより、早めに(5時頃)切り上げて、温泉を楽しみ、明るいうちにK邸に戻る・・
そんなパターンでした。

 夕食は、いつもの定番、水炊き、ポテトグラタンなどの他、今回は久々の天ぷらも
あり、中でも、剪定したカボチャの茎に着いていた萎んだ花、小さなカボチャも試しに
天ぷらにして食卓へ・・。 カラッと揚がりたてのそれらは、豊かな風味さえ感じる
“食材”だったのです。

       天ぷら(カボチャの花、子かぼちゃ アップ) 
       
                   

 炎天下の作業でしたが、みんな元気で無事作業を終え、それぞれに満足感が漂って
いました。

 青年たち                     完成  
 

 

 お楽しみオートスライドです。ご覧ください。(5‛50”)




 

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横浜みなとみらい  (bon)

2019-07-21 | 日々雑感、散策、旅行

 今回のランチの会は、横浜ベイエリアでした。 天気予報では、雨(激しく降る)との
ことでしたが、打って変わって大変良いお天気に恵まれた 一昨日(7/19)のお昼時、
桜木町に集合でした。集合時刻の10分前には全員そろって早速ランチに入りました。

     桜木町駅前から
      


 今回は、福岡から遠来のHさん、それに、40年振り?に会うTさんが加わり、ランチが
始まるや、懐かしい話はすぐに終わり、選挙が近いせいか、いきなり政治の話題になり、
それが高じて世界情勢にまで発展するなど、久々のランチの会は、俄かに、昔、職場で交
わした議論のように盛り上がってしまうのでした。
 政治の話しから宗教に話題は飛んで、技術で鍛えた一同から、技術の話しは出ませんで
した。  Tさんは、100か国以上にわたり仕事で活躍する(今も現役)国際派で 会話の
視点は、自然環境の厳しい国の人々の考え方、物の見方などを踏まえた説得力のある論調で、
論客 Hさんといい掛け合いの場面もありました。

     ランチ風景
      

 そんな、楽しい長めのランチを出て、用事(仕事)のある Tさんとはここでお別れして、
一行は日本丸交差点から、汽車道を通り、みなとみらい方面に・・。 真夏の太陽も久し
ぶりでしたので、暑さも許容できる感じで、海を見ながら パシフィコホテルから国際会議
場裏を通り 浮桟橋「ぷかりさん橋」のレストラン『pier21』に来ました。 静かに揺れる
大型客船の気分を味わいながら お茶を前に談笑が続くのでした。

 ピア21(ぷかりさん橋)        ここでも談笑
 


 この桟橋から、横浜駅東口行き『シーバス』(水上バス)があるというので、帰路は、
図らずも 海路(10分ほどの)経由で、海風に吹かれながら、海上から見上げる、横浜の
ビル群の新鮮な景観にも満足して、いつもながら幹事 Oさんの企画、案内に感謝しながら
次の機会を約束して、横浜駅でお別れとなりました。

 船上からの風景
              大型客船(遠望 大桟橋当たり)
        


 

 ありがとうございました。

 明日から、蓼科農園に行ってきます。今回は、ジャガイモの収穫がメインです。

 

 

Katherine Jenkins - Music Of The Night

 

 

 

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局  (bon)

2019-07-19 | 日々雑感、散策、旅行

 家の近くに昔ながらの薬屋さんがあり、〇〇薬局と看板が出ています。 いつもは何気
なく通り過ぎるのですが、先日、フト“薬局”とはどういう意味なのかな? と、そんな
ことに気が行きました。 病院などでは、薬局、医局などといいますし、また、郵便局、
放送局。電話局、水道局、交通局などたくさんあります。

           (ネット画像より)

 「局」についてちょっと調べてみました。

 ネットの「コトバンク」や「ウイキペディア」などから、その意味として大体以下の
ようにまとめられるようです。

(きょく)は、

 ①官庁、会社などで機構の単位を顕わす。本局、支局、事務局、郵便局、放送局、通信局、
  電話局、薬局・・新明解国語辞典では、役所・新聞社などで事務のある区分を受け持つ
  ところ。狭義では、特定の郵便局、放送局を指す。とあります。 アマチュア無線局は、
  私も運用していました。

 ②地方公共団体に設置される部署の単位。 交通局、水道局、建設局・・

 ③範囲を区切ること。局限、局地、局所、局部、結局・・

 ④ある時点における形勢。局面、時局、戦局、大局・・

 ⑤囲碁・将棋などの盤面。勝負。対局、三局目、1局いかがですか

 ⑥つぼね(局)春日局、お局さん・・

      (放送局、郵便局 いずれもネット画像より)

        

 

 ここで、冒頭で気になったのは、①、②の意味で、ある部署、機構、機能を司る機関など
に用いられていることが分かりました。 似た言葉に、省、庁、署・・などがあります。

 ネットを繰ってみました。

 財務省のページから、財務局の使命の説明に、『財務局は、財務省の総合出先機関として、
また、金融庁からの事務委任を受け、財政、国有財産や金融等に関する施策を実施します。
さらに、財務省及び金融庁の施策を地域に広報するとともに、地域の意見・要望や地域経済
の実態を財務省及び金融庁に的確かつ迅速に伝達し、効果的な施策の形成に寄与します。』 
 財務局は、日本各地に11か所あります。

また、

 省(しょう)は、『国の行政機関の呼称である。日本の中央行政機関のように実際に漢字
語の「省」を名称とするものだけでなく、中央行政機関のうち最上位のものの訳語として
「省」が一般的に用いられる。 例えば、アメリカにおける"department"(例:アメリカ
合衆国国務省)、イギリスにおける"ministry"、フランスにおける"ministère"(例:フラ
ンス外務省)などの訳語に「省」が充てられている。
 日本の「省」は英語では例えば経済産業省がMinistry of Economy, Trade and Industryの
ように、"ministry"と訳されている。
 なお、中国では、中央行政機関の名称に「省」は用いられず、「部」などが用いられてい
る。 ベトナムでも「部」(Bộ)を用いる。韓国でも「部」を用いるが、北朝鮮では「省」を
使用する。』とありました。

ついでに、

 (ちょう)は、『 1、役人が職務を行う場所、建物。役所。庁舎の省略形。2、日本
の内閣府設置法および国家行政組織法に基づく国家行政機関の一つ。府または省にその外局
または特別の機関として置かれる。 警察庁のように外局にその特別の機関として置かれる
例もある。 3、日本の地方公共団体(都道府県)の内部組織の一つ。局や部よりも規模の
大きい部署に用いる。警視庁、東京消防庁、県企業庁、県教育庁など。 4、日本以外の2.
および3.の庁に相当する機関の和訳名称として用いられる。』

 普段何気なく区別して使っていますが、厳密に言うとかなり複雑に区分けされているの
ですね。 また、警察署、税務署など、署 と呼ぶところもあります。

 (しょ)は、『 人員を配置する。割り振られた役目。「部署」  役所。「署員・
署長・警察署」  書きつける。「署名/自署・連署」』 消防署などもあります。
 しかし、警察は、警察署ですが、裁判は、裁判所で、こちらは所なんですね。

     小雨に咲くベランダのハイビスカス
      

 まぁ、どうでもいいことかもしれませんが、難しいですね。

英語では、department, station, bureau, officeなどが、使い分けられています。

officeは、post office(郵便局)、central officeまたはtelephone office(電話局)
放送局はradioまたはTV broadcasting stationで stationです。

 Bureau、1 官庁などの局・部・課。  事務所。案内所。「ツーリストビューロー
旅行社、旅行案内所」 とあり、例としては、a travel bureau やthe Federal Bureau of
Investigation (FBI)連邦捜査局があります。

また、Departmentは、 一部門。一区分。企業の部局や大学の学科など、全体の中の一部
分。  《「デパートメントストア」の略》「デパート」に同じ。

とあり、ちなみに、アメリカ合衆国の政府用語を見てみますと、(ウイキペディアより)

大統領は、 President of the United States (POTUS) ですが、大統領府は、Executive
Office of the President で、office なんですね。 
会計検査院(政府監査院)も
Government Accountability Office (GAO) でoffice。

国務省は、Department of State  財務省は Department of the Treasury で、department、
中央情報局は、Central Intelligence Agency (CIA)  でした。

で、大統領府はofficeで、省は、departoment 、中央情報局はagencyなんですね。

 日本では、八百屋とか魚屋のような単一種類ではなく、さまざまな種類を一同に集めた
百貨店をデパートメントストア(デパート)というのはよく分かります。最近では、“デパ
地下”なんて・・。 bureauの方では、JTB(Japan Travel Bureau)。

 

 

 

 

 

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数独(12) (bon)

2019-07-17 | 日々雑感、散策、旅行

 数独問題に入る前に、今年7月の関東地方の気温の異常が、生活体験の中ではっきりと
認識されますが、改めてグラフに見ることとしました。

  今年は、6月下旬から気温が低く、下図のグラフで見るように、今年の最高気温は、昨年
(2018年)の最気温にほぼ匹敵するような感じで、25℃を超える夏日は ほんの数日しか
なかったのでした。 さらに、お天気マークを添えてみましたが、晴れの日 ☀ マークは
一度もなく
洗濯ものを乾かすために扇風機やサーキュレーターの売れ行きが好調だとか。


  

 

 ニュース(読売ネット)に、『 関東甲信を中心に記録的な日曹不足による「梅雨寒」が
続いている。東京都心は 6月27日から7月15日まで過去最長の19日連続で日照時間が 3時間
未満となり、7月は計5.6時間にとどまる。 平年は計約15日に達する都心の7月の真夏日も、
今年はこれまで一度もない。』とありました。

 オホーツク海から冷たい湿った空気が吹き付けているのが原因だそうですが、早く太平
洋高気圧の勢力が高まって、梅雨前線を押し上げてくれれば・・とも思いますが、そうなっ
た暁には、いきなり猛暑日が待ち受けているのですね。

 野菜などの成長が阻害されて、価格が高騰しているとのニュースがありましたが、ベラン
ダのキュウリ、ナス、トマトなども元気がありません。

       (ベランダの黒竹です、)

 お待たせしました 数独です。 当ブログに、年に2回(1月と7月)掲載していますが、
早いもので今回はその12回目となりました。 数独通の方には、まことに簡単!とは思い
ますが、まぁ、小手調べでやってみてください。

 出題は、昨年7月と同じ市販の「ナンプレVINTAGE200」から2問選びました。
 (昨年のブログ記事を見ましたら、この年の7月は、めっぽう暑かったようです。)

 

  

 

 

Monti Csardas by Clara Cernat and Thierry Huillet

 

 

 

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帝国ホテル (bon)

2019-07-15 | 日々雑感、散策、旅行

 そうですあの帝国ホテルです。東京、大阪、上高地の3拠点で営業しています。
 東京帝国ホテルは、千代田区内幸町にあり 鹿鳴館跡を挟んだ並びに、私が勤務した会社
がありましたので、ちょっと気取った時には、ロビーでくつろぎながら、カクテルなどを
前に談笑したものでした。 現在でも、時々宴会場に出向いたりすることもありますので、
割と敷居は低く感じたりしていますが、本当は殆ど知るところもなかったのでした。

 講演録を見ていたら、現、帝国ホテル代表取締役社長 定保英弥氏の記事がありましたの
で、感じたところをご紹介したいと思いました。あわせて、いつもながらウイキペディア
の項を参考にしました。

 明治20年頃に、外国人の接遇所を兼ねた国を代表する大型ホテル建設の動きがあり、鹿
鳴館と密接な関連を持ったホテルとして、井上薫(外務大臣)が渋沢栄一と大倉喜八郎の
2人を説いて、1888(明治21年)有限責任帝国ホテル会社を設立して、帝国ホテルが1890
年(明治23年)11月3日に落成、開業したとあります。

 この初代帝国ホテルは、木骨煉瓦作り3階建てで、客室数は60だったそうですが、1919年
(大正8年)に失火から全焼してしまいます。 そこで、元々親交のあったアメリカ人建築
家フランク・ロイド・ライトにより、1923年(大正12年)7月、着工以来4年の歳月を経て
ライトの本館は完成しました。

      ライト館完成図
       (ウイキペディアより)

 鷲が翼を広げたような巨大なホテル(地上3階、地下1階、客室数270)は、10のブロック
をエキスパンションジョイントで繋ぎ合わせた構造で、計画の費用は7倍、工期は2倍に膨
れ上がり、経営陣とライトは軋轢を生み、ライトは完成を観ずに帰国してしまうのです。

 ライト館完成・開業は、大正12年9月1日でしたが、完成披露パーティの直前に関東大震
災が起こったのでした。しかし、ライト館は無事に持ちこたえたのでした。地震に強い
工法が採られていたのだそうです。

 戦後、日本を訪れる外国人が再び増え始めたことにともない、次々と新館を建設し、ラ
イト館本館を取り壊して、1964(昭和39年)に新たに鉄筋コンクリート造、地上17階、
地下3階、客室数772の新本館(現在の本館)を建設するのです。 さらに、本館後ろに
地上31階、地下4階のタワーを建設し、ホテルフロアを12(客室数360)とビジネスフロア
を併設し、経営の安定化もはかるのです。現在、客室数931室、30の宴会場、20のレスト
ラン・バーのあるグランドホテルで、従業員は1800名だそうです。

       現在の帝国ホテル
        (ウイキペディアより)

 以上には、ハード面の内容ですが、一方ソフト面についてはどうなのか、もっぱら社長
の講演録の中から拾ってみました。

 帝国ホテルが始めたサービスとして、①ホテルランドリーだそうです。1911年(明治44
年)に、日本で初めてだそうですが、遠い欧州からスエズ運河経由の定期船で約50日かけ
た長旅のお客様のために洗濯部を設置し、衣類の洗濯やアイロンのサービスを始めたのだ
そうです。
②ホテルウエディング 美容、着付け、写真、挙式、披露宴の一連のサービスを関東大震災
の後、多くの神社などが倒壊・焼失したことがきっかけで始めたとあります。神前挙式場、
写真室、美容室などがホテル内に設置されたのでした。 ③バイキング あの、村上シェ
フが北欧の料理スタイルを研究して1958年に館内に新しいレストラン「インペリアルバイ
キング」を開店したのです。

 さらに、現場の発想から「おもてなし」の心を育んだサービスが紹介されていました。
④紙屑はもう1泊します。 お客様のチェックアウト後、もう1日保管してから破棄すると
いうサービスで、、お客様の万一の忘れ物に備えるのだそうです。931室から出るゴミを
保管するのは大変なことだそうです。 ⑤ポケットマネーは1万円 正面ロビーでお客様
をお迎えするドアマンのポケットには、5000円札と、1000円札5枚を用意しているのだそう
です。 外国からのお客様が、日本に到着後タクシーで来られた時、1万円札は持っていて
も細かいお金の持ち合わせがないことが多く、タクシーの降車をスムーズにするため。
⑥オペレータの手鏡 電話対応の時、顔が見えなくても笑顔で対応するため、デスクの前
には鏡が置かれているのだとか。  さらに、「さすが帝国ホテル」といわれるような種々
の活動を推進しているとありました。

 そして、社長の講演の最後に次のような下りで締めくくられていました。
『ホテルは、訪日外国人にとってその国の印象を決める重要な要素です。帝国ホテルは、
開業時からそうだったように、「日本の迎賓館」「民間外交を担う一翼」という自覚を持っ
て、今後も日本の価値、魅力、おもてなしの心を発信して行きたい』と。

 ちなみに、ホテルオークラは、1962年の開業で、ニューオータニは1964年でした。

 

Wintergatan - Marble Machine (music instrument using 2000 marbles)

 

 

 

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黄金比  (bon)

2019-07-13 | 日々雑感、散策、旅行

    関東地方は、今日は晴れましたが、このところ雨交じりのどんよりとした涼しい
   7月とは思えない日が続いていますので、気がつきませんでしたが、夏の高校野球の
   地方予選がすでに始まっていて、ココ埼玉でも、大宮、上尾、朝霞など多くの球場で
   混戦が繰り広げられています。新聞報道記録によれば、5回コールドで32対0という試合
   があったり、1インニングで19点というのもありました。
    わが母校は、大阪で1回戦を突破しました。グラウンドに響く、若い元気な声を想い
   出しています。


 今更なぜ、黄金比? という感じですが、ある時、蓼科農園に行った時の夕食後の団欒で、
この「黄金比」の話が出て、ひととき議論が盛り上がったことがありました。 メンバ―の
中に、黄金比にご信奉の人がいて、彼のメルアドにも、その黄金数1.618 を入れているほど
で、以前には“まさか黄金比の数字”とは気がつきませんでしたが、今頃になって、それが
黄金比であることが分かったのです。

      パルテノン神殿
      (㈱アーティスHPより)

 そんなことで、今更ではありますが、以下にちょっと整理してみました。起源はギリシャ
時代と言いますから、かなりの歴史を持っている自然の安定した美意識の一つなんですね。

 例によって、ウイキペディアから、黄金比は

       


 
『線分を a, b の長さで 2 つに分割するときに、a : b = b :(a + b) が成り立つように
分割したときの比 a :b のことであり、最も美しい比とされる。』とあります。

  a:b=b:(a+b) から、b²=a(a+b) が成り立ち → a²+ab-b²=0 となり、a=1 と
おけば、b²- b – 1=0 で二次方程式ですね。

  二次方程式 x²-x-1=0 の正の解は x =           ですから、すなわち 

    黄金数                となります。

 

 一般に数学において、貴金属比は、              

           で表されます。 したがって、

n が自然数の時、 n 貴金属数は、

            で表されます。

 

 ここで、第1貴金属数(n=1のとき)    を黄金数

 

     第2貴金属数(n=2のとき)     を白銀数

 

     白銀比には、もう一つ1:√2 があり、この白銀数は√2となります。

 

そして、第3貴金属数(n=3のとき)    を青銅数と呼ばれているのです。 

   

 また、第n貴金属数は、連分数で左のように表され、したがって黄金数は右のように
表されます。

          

  どこか美しい式ですね。

 余談になりますが、1:√3 を白金比と呼ばれているようです。 これは、貴金属比
ではなく、正三角形の1辺の1/2と高さの比で定数です。 白金数=√3=1.732・・ 
ですね。この比もバランスが美しく、五重塔や木造建築などの比に現れているとありました。

 

 久し振りに数式などが出て来て、頭が重くなったかもしれませんね。

 黄金比に戻って、これを発見したのは 『古代ギリシャの数学者「エウドクソス」(紀
元前408年頃~紀元前355年頃)と言われており、その後パルテノン神殿の建設にて総監督
を務めたとされる彫刻家「ペイディアス」が初めてパルテノン神殿建設時に黄金比を用い
たと言われています。』とあり、 ずっと後になって、『ドイツの数学者マルティン・
オームが1835年に刊行した著書の中で「黄金比」という用語が初めて登場し、人類が最も
美しいと感じる比率として「黄金比」が広く知れ渡るようになった。』そうです。

   黄金比の作図            黄金らせん 

                   (いずれの図もウイキペディアより)

 なぜ「黄金比」と命名されたかについては、ネットで見つけられませんでしたが、おそ
らく、この黄金比は、正5角形や黄金らせんなどで、花びらや巻貝など自然界にたくさん
見られ、その安定した美しさ、さらには、数式の単純な姿の美しさから「黄金」と名付け
られたのではないかと想像しています。 白銀比や青銅比は後付で黄金に対した命名なん
でしょうね。

 欧米では、この黄金比が最も美しいとされているようですが、日本では、白銀比のうち、
√2=1.4142・・が、より好まれているとの見方もあるようです。用紙のサイズ、A、B版
は、この白銀比なんですね。
 つまり、たて・よこ比が1:1.4の用紙で、半分にしても必ずこの比が保たれているので
すね。

 ずいぶん長くなってしまいました。お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

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ICOM  (bon)

2019-07-11 | 日々雑感、散策、旅行

 博物館の話しです。

 かなり以前、アマチュア無線をしていた頃、ICOMといえば、ケンウッド(トリオ)など
と並んで無線機のメーカを想い出しました。

 ここは、ICOM=International Council Of Museum 、国際博物館会議のことで、1946年
に発足した国際NGOです。 パリに本部があり、141か国の博物館専門家約4万人の会員を
擁し、ミュージアムに関する国際プラットフォーム的な役割を担っているといいます。
      

 ちょうど手元の会報に投稿記事『ICOM京都大会開催と博物館の未来』(佐々木丞平氏、
京都国立博物館館長・京都大学名誉教授)
がありましたので、大会HPなども参考にしなが
らその概要をまとめてみました。

 ICOM国際大会は、3年に一度開催されており、今年(2019年)9月1日~7日に第25大会が、
日本で初めて開催され、京都国際会議場をメイン会場として、ICOM諮問協議会会議を始め
基調講演、プレナリーセッション、パネルディスカッション、ワークショップなどの全体
会議のほか、国際委員会ごとのセッションや、メイン会場から離れたオフサイトミーティ
ング、
ソシアルイベント、エクスカーション(見学ツアー)が予定されており、文化に高
いアンテナを張った3000人に余る専門家が集まると予想されているのです。

     国立京都国際会館
            (京都国際会館HPより)


 投稿記事にも『この機会に、
日本の文化と伝統を未来が息づく京都でその姿をしっかり
と見ていただき、理解していただくことが日本文化の海外発信につながるとの考えのもと
に、できるだけ豊富な体験コースを用意すること、いわば真のおもてなしを用意すること
が重要だと思った。』とあり、京都府知事、市長、商工会議所会頭などに地域振興も兼ね
て支援を仰がれています。

 そもそも博物館の役割は、人類とともに存在する自然遺産、有形、無形の文化遺産を、
保存し、維持し、広く社会に伝達する使命を担っており、こうした事業を世界のネット
ワークの中で共同事業として行うことが重要で、時代の変化とともにその内容も変化し、
それに対応してゆくことが大事であると。

 博物館は、「守り」「伝える」が最も基本的な使命ですが、そのために、様々な資料
の収集、保存、研究、教育、普及・展示に努めて公衆に開かれた施設であることを目指
し、管内の照明、冷暖房、休憩所、食堂・喫茶室など博物館利用者に快適な環境が提供
できるようにし、博物館が知的文化的中枢として地域社会に貢献できるよう種々活動が
なされているのですね。

 今後に向けて、著者は、博物館もまた、2015年国連サミットで採択されたSDGs
(持続可能な開発目標)を意識して、それらとともに進むべきものであるとし、「人間
の精神の力」すなわち「文化の力」をもっと表面に出し、「SDGs+1(文化)」を
呼び掛けられていました。


 ちなみに、公益財団法人日本博物館協会というのがあります。昭和3年に、「博物館
事業促進会」として発足、昭和6年に「日本博物館協会」と名称変更され、平成26年に
公益財団法人となっています。
 『博物館に関する諸事業の実施を通じて、博物館の健全な発達を図り、社会教育の
進展に資するとともに、 我が国の教育、学術及び文化の発展に寄与することを目的と
して活動しています。』とあります。

 上野の、東京国立博物館には、たびたびお世話になっている身には、『ICOM KYOTO
2019
』は新鮮な感じに響きました。

 

 

 

 

 

 

 

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マスタリー  (bon)

2019-07-09 | 日々雑感、散策、旅行

  少し前の新聞の広告欄に“長続きしない人へおすすめ・・”で、「マスタリーへの道」
という本の紹介がありました。何のことかちょっと調べてみましたので、取り上げてみま
した。 しかし、この本を読んだわけではなく、本の解説者などのコメントを参考にして
いますのでご了承ください。いつか機会がありましたら、読んでみようと思いました。

       (アマゾンbookより)

 マスタリーとは、mastery で 熟達、精通、支配、統御、制御、勝利、征服、優越など
の意味があるそうです。 masterに通じているのですね。

 ここでは、アメリカの作家、ロバート・グリーンが彼の5冊目に出した本で『マスタリー』
仕事と人生を成功に導く不思議な力 と訳者による副題がつけられています。 もともと、
マスタリーという言葉は、「個人が自己の将来像と現状との落差を見すえ、積極的に学ぶ
ようになる過程のこと」を意味し、アメリカの経営学者の P・センゲは、これを「学習
する組織」にとって不可欠な条件の1つとしてとらえ、マスタリーは「熟達」を意味し、
それには知識やスキルの習得だけでなく、心の成長も必要であるとしているのです.
 自己の将来像と現状との落差を知ることは、個人の心に緊張をもたらし、この緊張こそ
が将来像と現状との落差を埋めようとする努力を促すものであり、その努力の過程で心は
成長し、人生を受け身ではなく創造的に生きられるようになるのだといっているのです。
こうした心の成長を促すのに適度な緊張のことを、創造的緊張と呼んでいます。

 つまり、人が成長するためには、知識やスキルだけではなく、心の成長が必要で、それ
を促す方法は、将来像と現実のギャップをしっかりと認識してとらえることだというので
すね。

      

 このような前提で、この本の中では、著者は「奥義をきわめること」という意味にとら
えていて、歴史上の人物の生きざまなどから、読者の未来をより良く変えることができる
エッセンスを抽出しているというのです。
 ダヴィンチやアインシュタイン、モーツアルトなどの天才も、最初の過程は修業である
としており、学習でも自己研鑽でもないといっています。師の姿をじっくり見て、時間を
かけて技術を習得する、そして恐る恐る自分を試してみる‥という修行であるとしていま
す。 彼らは、真の天才であるけれども、積み重ねの努力の結果とみることもでき、ただ
修業を始めた年齢も若かったのだと。

 このような修行を重ねていれば、ほとんどの人は、知性のひらめきを感じた経験がある
はずだといい、そのひらめきはある種の緊張状態、たとえば締め切りが迫っているとか、
なんらかの危機に直面しているときなどに感じることが多いという。不断の努力で仕事を
続けた結果、ひらめくこともあるというのです。
 確かに、切羽詰まっているとき、頭がさえて不思議なくらいにドンドン作業(仕事)が
はかどることがありますね。このような状況を作るために、自己の将来像と現実のギャッ
プを認識してそれを埋めてゆくように心がける‥ということなんでしょうね。

      

 この本の解説者によれば、「多くのマスタリーたちの人生から、体感として生き方を学ぶ
ことができる書であると確信したのだ。それは自分のためでもあった。前述した修業とは
マスタリーになるための、最初の過程にすぎない。 著者はさらに創造的活動期、理性と
直感との融合などの過程があるのだという。 なるほど、自分はまだまだだ。伸びしろが
あるのだ。これからの人生が楽しみだ。本書は若者から中高年まで、自分の未来をより良く
変えたい人にとって格好の読み物だ。」と締めくくっていました。

 本も読まずに、解説だけから探っている感じで、ストンとこなれていない恨みはぬぐえ
ませんが、マスタリーという言葉を何となく理解できたように感じています。

 

 

 

 

 

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グリーンレモン  (bon)

2019-07-07 | 日々雑感、散策、旅行

        関東地方は、相変わらずぐずついたお天気で、気温も4月下旬並みということで
    草花たちの成長もやや足踏みといったところです。  そんな中でも、季節の
    移りと共に変化しています。

 ちょっと気取ったタイトルにしましたけど、な~に、ベランダの鉢植えレモンのこと
なんです。 ついでに、今頃咲いている花たちもお相伴してアップしました。
 

 このレモン、我がに来て、振り返って見るともう17年にもなるんです。最初の頃は、
4~5個くらいの青い実が出来て、切ると市販のレモンと同じ香りと味ですね。 それが、
今年、なんと! 19個も実が付いているのです。このまま、落ちないで、大きく育ってく
れるように期待しています。

 今年のレモン2019.7.6撮影)        鉢植えレモン(2015.10撮影)

      
  (この写真に 8個写っています)

 

 今年何故?こんなにたくさん実が付いたか、原因は分かりませんが、例年になく、肥料を
少し多目に与えているのと、春先の花をちょっとだけ摘花したことくらいが、違うといえば
違うところです。これでうまく行くのならば、来年は、もっと真剣に摘花してみたいです。

         2015年の実一つだけ撮影
         

 

 このブログに、レモンを取り上げた記事は、2011年から4つもありましたが、2014.5.9
記事「レモンの花」から一部を抜粋しました。

『 “レモンは柑橘類の中では四季咲き性の強い品種である。 鉢植え・露地植えのいずれ
でも栽培が可能であるが 、早期の収穫を目指す場合は鉢植えの方が早く開花結実する。
栽培品種の増殖は主に接木・挿し木で行なわれる。”  ともありますから、鉢植えが珍しい
わけではないのですね。 で、レモンの品種には、主力品種である リスボン、 そして、
ユーレカ、 ビアフランカ、 ジェノバ、 ポンテローザなど、たくさんあるのですね。また、
雑種には、マイヤーレモン、サイパンレモン、スイートレモネードなども・・。(ウイキ
ペディアを参照。)

 今頃のベランでは、少し前の ヤマボウシ、レインリリーなどにつずいて、入れ替わりの
花たちが、次々と咲いています。

カサブランカ  今年5年目の株ですが、一斉に咲いてきました。別鉢の1本は、大きな花が
咲き 直径20cmくらいありました。スカシユリも同時期に咲いていますが、カサブランカの
存在感はすごいですね。

大輪カサブランカ                全景
 


ノウゼンカズラ
  夏の花として、カサブランカと共に当ブログの常連となっていますが、
今年の花はやや大振りな感じです。

     ノウゼンカズラ
       

 

 花置きの小鉢には、キンギョソウ、ミニバラが咲き、その下に延びた黒竹が涼しげに靡い
ています。七夕の短冊を付ければいいかも?

キンギョソウ               ミニバラ
 

       涼しげに伸びた黒竹
        


 例年の、ルリフタモジは元気に咲いています。グラジオラスは、黄色だけが咲いていて
他の色はまだのようです。 昨年の元気な花いっぱいのジニアは、種まきを忘れましたの
で今年は見送りとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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奈良大和四寺のみほとけ  (bon)

2019-07-05 | 日々雑感、散策、旅行

 またまた上野です。 一昨日(7/3)は、梅雨の晴れ間に上野、東京国立博物館(本館)
で開催中の「奈良大和四寺のみほとけ」展に行ってきました。
 通い慣れた感じがする公園は、いつものように多くの人並で賑わっていました。

 蒸し暑い公園を横切って、正面の東博の入り口を入ると、石作りの高い天井のその中は、
ひんやりと空調も効いていて、展示室に吸い込まれるように中に入りました。若い外国の
人たちが目立つほど多く入館していました。

 東京国立博物館本館(みほとけ展) 
 


            展示室入り口 
        

 奈良大和の四寺は、岡寺、室生寺、長谷寺、安倍文殊院など、7~8世紀に創建された
お寺が取り上げられて、国宝4点、重要文化財9点を含む名品が今回集められた 特別
企画展でした。
 これらの明日香の地域は、子どもの頃に疎開していたところに近く、また、西国33か所
観音霊場札所として、岡寺、長谷寺にはご朱印も受けたことがありますので 一層身近な感
じで拝観することとなりました。

 

 岡寺の開祖と伝えられている、国宝「義淵僧正坐像」(奈良時代)は、目じりが下がり、
深いしわの苦悩を感じさせる顔付きに、はだけた胸元はあばら骨が浮き出た素朴な木彫り
の坐像は、対峙するほどに、重厚な歴史の重みの中に深い精神性がにじみ出て力強いオー
ラが感じられて来るのです。すごい迫力でした。
 岡寺からは、涅槃像の展示もありましたが、本尊の高さ5mに及ぶ如意輪観音菩薩坐像は、
塑像で、こちらには来られていませんでした。岡寺は、今頃紫陽花が見頃なんでしょうね。

 室生寺は、女人高野の名でも、また、石楠花の名寺として知られていますが、今回の
特別企画の代表として、リフレや案内識に写真で描かれた、ふっくらした丸顔と平行に
整然と刻まれる衣文線が印象的な美しい御姿の 国宝 『十一面観音菩薩立像』(平安時代)
は、優しさの中に毅然とした意識を伝えていますし、このほか、同じく国宝の一木彫像
「釈迦如来坐像」(平安時代)も間近に拝見できました。その穏やかな姿は、やはり平和を
祈願されているのでしょうね。

     室生寺 本堂と五重塔
       (ウイキペディアより)

 長谷寺からは、華やかに感じる本尊、重文「十一面観音菩薩立像」(鎌倉時代)のほか、
いかめしい重文 難陀龍王立像、(鎌倉時代)などが展示されていました。こちらも西国
霊場8番の札所で 牡丹の名所としても知られています。

 安倍文殊院は、訪れたことはないのですが、大化の改新の時に左大臣として登用された
安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)の氏寺として建立されたそうで、鎌倉時代に現在地
に移されたとありました。 ここからの展示は、快慶作文殊菩薩像の像内から発見された
経巻、国宝「仏頂尊勝陀羅尼・文殊真言等」(鎌倉時代)の書物でした。
 本尊は、鎌倉時代に活躍した快慶による文殊五尊像で、獅子に乗った文殊菩薩像は7m
にも及ぶとあります。日本三大文殊の一つだそうです。

 余談ですが、ネットを繰っていましたら、安倍氏と関わりがあるとされる安倍晋三首相
が内閣総理大臣名義で石塔を寄進しているとありました。

 

 さて、この地域は、冒頭にも述べましたが、戦時、疎開をしていたところが、田原本町
で、大和三山(天香久山、畝傍山、耳成山)にも近く、飛鳥時代の国の中心部でもあった
そうです。
 無粋ながら、付近の地図を引用しました。 大和四寺の位置関係を示しておきました。

      

 田原本は、近鉄樫原線の駅にあり、ここに小学校2年半ばまでいたのです。 知る由も
ありませんが、蓼科浪漫倶楽部のKさんも同じころ、一つ隣の駅、笠縫におられたそうです。


 館内の他の美術展示も足早に見て、東博を出ると蒸し暑く、隣の東洋館の喫茶で同行の
友人と長めのお茶をしてお別れしました。

 

 

少し物足りない動画ですが、youtubeより

 

美術手帳より
https://bijutsutecho.com/exhibitions/4092

 

 

 

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半夏生’19  (bon)

2019-07-03 | 日々雑感、散策、旅行

 蒸し暑い日が続いていますが、昨日(7/2)は、七十二候の一つ「半夏生」に設定され
た暦日でした。
  七十二候では、
半夏(はんげ)という薬草、カラスビシャクが生える頃、つまり「はん
げしょうず」の意味で、農家にとっては大事な節目の日で、雑節としてカレンダーにも
記載されています。 この日までに(旧暦では)農作業(田植え)を終え、この日から
5日間は休みとするなどとしていたそうです。 この日以後に田植えをしても収穫が少いと
され,「半夏半作」などとも呼ばれていたようです。

 かっては、夏至から数えて11日目としていたそうですが、現在では天球上の黄経100度の
点を太陽が通過する日を指しています。

 この頃に降る雨を「半夏雨」や「半夏水」と言い、大雨になることが多いと言われてい
ますが、今年も九州地方特に鹿児島、熊本、宮崎県で大雨洪水で、降り始めてから800㎜を
越える記録的な大雨で、避難勧告が100万人超に出されているようです。 どうぞ大きな
災害にならないことを祈るばかりです。

       カラスビシャク
       (goo花図鑑より)

 カラスビシャク(烏柄杓)とは、サトイモ科、半夏属の植物です。『コルク層を除いた
塊茎は、半夏(はんげ)という生薬であり、日本薬局方に収録されている。鎮吐作用のある
アラバンを主体とする多糖体を多く含んでおり、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、半夏
瀉心湯(はんげしゃしんとう)などの漢方方剤に配合される。』(ウイキペディア)と
あります。薬草で咳止めの特効薬なんですね。

 半夏生は、半化粧(はんげしょう)に通じて、カラスビシャクとは別の、ドクダミ科の
植物があります。片白(かたしろ)草とも呼ばれ、丁度この頃、葉の半分が白く化粧をした
ようになることから半化粧と呼ばれているのでしょうね。

 pookyさんちの庭に群生した、半夏生(半化粧)を、ご覧ください。

 半夏生(半化粧)   pookyさん撮影
 


                 


半夏生については、当ブログ記事「半夏生」(2012.6.28)にもアップしています。 




 

 

 

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タマネギ収穫‛19  (bon)

2019-07-01 | 蓼科浪漫倶楽部 畑

            今年も早や半分が過ぎて、いよいよ7月に入りました。 お天気は梅雨前線停滞で
           各地に被害が出ているようです。  大阪サミットは無事に終わりました。


 梅雨空の中、6/26~29まで、蓼科農園「タマネギ・ニンニク・ラッキョウの収穫」
に行ってきました。

 K邸は、ようやく初夏を迎え、ヤマボウシは高いところに白い花飾りをつけ、ハルゼミの
時雨が降り、ひと風ごとにひらひらとニセアカシアの花びらが舞い散る・・そんな舞台に
迎えられました。
  初日は、暑いお天気でしたが、2日目からは低い雲に覆われて、時折 雨に見舞われる
そんな日程でした。

 しかし7人の、手慣れた作業は、順調に進んで、収穫、雑草除去、追肥、草刈りなど余裕
の内に終えることが出来ました。

 初日の午後 冬越ししたこれらの作物は、期待の成長で抜群の収量でした。タマネギは
120㎏くらい収穫出来、個数にすれば小さいものも入れると2000個近くあったのでは・・。
しかし、今回、赤タマネギは良かったですが、白いタマネギは、ややトウ立ちしているのが
あり、プロ?の作としては半分失敗かもしれません。 ニンニクは、上出来で400個近く
ありました。 ラッキョウは2年物の小粒で約1.5㎏ほどあり、みんなで皮剥きも済ませて
漬け込みました。

 タマネギ・ニンニクの収穫            軽トラック荷台に満載
     

お茶タイム                青年たち   
     

 メインの収穫は、初日午後に順調に捗りました。 軽トラック荷台いっぱいに積み込み、
大漁のほほえみと共に縄文の湯で汗を流し、ルンルン気分でK邸に直行。夕食のテーブルを
囲み団欒が始まるのでした。
 夕食は、pookyさん手作りのビーフシチューと定番グラタン、サーモンディッシュに、こ
れまた定番の特製さば棒寿司。 ビールで始まり、赤ワイン、オールドパーと進んで食欲と
談笑の盛り上がりで、いつもながらの楽しい集いとなるのでした。

 翌日は雨が来ないうちに、黒豆、サトイモ、チャカボ、ナス、ピーマンなどの除草を優先
的に取り組み、周りの伸びた雑草の刈り込みを一気に済ませて今日はお昼でお終いにしまし
た。そのまま縄文の湯に直行し、遅めのお昼は、K邸での豪華スキヤキとなりました。

 学び舎に遊んだ、10代のあの初々しい頃の想い出話しに花が咲き、あれから60余年過ぎて、
懐かしいこのような団欒に溶け込めている喜びをかみしめるのでした。

               お昼は K邸でスキヤキ
        

 

 K邸の草刈りは、8分通り出来、畑の堆肥用キューブには、堆肥を仕込みました。稲わら、
もみ殻、醗酵鶏糞(宝船)それに光合成細菌の液体をかけて上部をシートで被いました。
 発酵が進んで、良い堆肥が出来ることを期待しながら、今回は少し余裕のある行程にみん
な満足でした。

        スッキリ、鹿対策用ネット2張
        

保存用タマネギ・ニンニク         完成した畑の姿
 

 

 雨とうまく交差しながら、時には濡れることもありましたが、全員無事に帰宅し、今頃は
タマネギを干したり、ニンニクの外皮を取ったりしているのかもしれません。
 次回は、7月下旬のジャガイモ収穫です。  
お疲れさまでした。


 お楽しみオートスライドです。(4'50"です。)





コメント (3)
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