蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

うつ病  (bon)

2014-09-29 | 健康、医療

 御嶽山は、大変なことになっています。 私は、19年前(1995年)に登頂しましたので、他人事のようには思えません。
ただただご冥福を祈るばかりです。

 

 うつ病というのは、症状は似たものであっても、その原因は多岐にわたるという。一般に医学の世界では、
原因が特定されて初めて病名が決められるそうですから、“うつ病” は、正しくは “○○病” ではなく、“○○症候群”
ということになるらしいのです。 しかし、ここでは、平たく “うつ病” ということにします。

 で、この “うつ病” は、増えているのか? 
普通に考えると、世の中の複雑性はますます厳しさを増していますし、生活スピードも早まっていて、ややもすると
ついて行けないことがあるなど、何かとやりにくい、うまく行かないことも多く、時には落ち込んで気弱になることも
やむを得ないのかも・・。 このような社会情勢では、増えて当然・・?  スローライフ、やすらぎ、癒し・・などの言葉が
目につく裏側には、反面する事柄がそれだけ多いということかもしれません。

 厚生労働省の統計データでは、図にありますように、国が3年に一度行う受療者数の調査では、確かにこの10年で
倍増しています。

         うつ病・躁うつ病総患者数推移
                (厚労省患者調査より)

                  (図の色別については気にしないで・・・) 
 

 しかし、これは受療した人だけを調べたものですから、それまで受診しなかった人のうつ病受診率が高まったから
かもしれません。 見かけ上増加したのであって本当に増加したのかどうかはこれからでは結論できず、
現在進行中の “地域疫学調査” の結果を見なければわからないという。

 しかし、正確には把握できないかもしれないが、都市部の駅前には、大体 “メンタルクリニック” があり、
若い人たちも通っているらしいと聞けば、やはり感覚的には増えていると思わざるを得ないと思います。
樋口輝彦氏(独立行政法人国立精神・神経医療研究センター理事長)によれば、“臨床現場の実感、企業の方々の
実感を併せ考えると、うつ病が増えていることは間違いないように思われる”。 この増加の原因は、“うつ病の概念
あるいは診断基準が変わったから”、“社会全体がストレス社会になり、うつ病に罹患しやすくなったから”、
“うつ病の啓発が進み、受診に繋がるようになったから” など色々と議論されているという。また、“うつ病による
コストを計算すると年間、2兆数千億円のコストが発生するので、国としても対策を考えなければならない。” 
と警鐘を発しています。

 最大の対策は、やはり企業社会において必要ではないかと思います。 私はどちらかというと楽観的な方
ではないかと思っているのですが、 過去の個人的な感想から、 “社内風土が、どちらかといえば、殺伐としてきている”、
“上司に余裕がない”、“本音で付き合えない” みたいな感じが否めないと思いますがいかがでしょうか?
  少し短絡的ですが、このような風土から、うつ病患者は生まれやすくなってくるのではないでしょうか。 
上司との問題で、うつ的な症状を呈する社員がいますが(昔もいましたが)、この場合のうつ症状は、“うつ病”の場合と
“適応障害” とがあり、これらは全く違いますから、対処方法も異なるので注意が必要です。 
ここでは、うつ病について話を続けますと、社員がうつ病に患ったならば、“場合によっては、薬物の長期服用が
再発防止になる”、“また、心理療法、特に認知行動療法が再発防止に有効である” と述べられています。
さらに、“復職の前段で、リワークプログラムを受けることも効果的である” など、研究が進められているといいます。
また、先の国会で、“ストレスチェック義務化法”(改正労働安全衛生法)が成立したとのことで、今後、会社の
定期健康診断でストレスチェックを行うことが義務付けられるそうです。 

 成果主義も結構ですが、やはり、こころの健康を犠牲にすべきでは決してないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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キンモクセイ  (bon)

2014-09-27 | 花鳥風月

 花が続きますが、今年もまた、この季節がやってきました。

 ベランダは、キンモクセイの甘い良い香りが一面に漂っています。
この花は、北限が青森県らしく、北海道では見られないと残念がる人がいました。

近くで見ると、まだ、つぼみが多く、花が開いているのが少ないようなのに、例年よりも香りが強く感じられます。
 

 桜でも、どんな花木でもそうですが、その季節に1週間か10日くらいの華やかさのために、1年を守って
育てているのですね。 地植えのものであれば、殆ど植えっぱなし? でもよく、ときどき消毒や手入れをする程度で
OKですが、小さな鉢植えの花木は、保水、地温、根詰まりなど問題となる要素が避けられず、その分手間暇が
かかるのですが、 花木の方でも、いろいろと我慢強く、それらに耐えることが強いられているのでしょう。 
特に夏の “水遣り” が気を遣う最大ポイントです。

    昨日のキンモクセイです。
                

 

キンモクセイ(金木犀)は、学名を Osmanthus fragrans var. aurantiacus といい、名前の中にも
“香り” の字句が見える、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹です。

この木は、雌雄異株だそうですが、日本には雄株しか入っていないので結実しないそうです。
ギンモクセイというのもありますが、芳香はキンモクセイの方が強いみたいです。

ウイキペディアには、“香りの主成分はβ-イオノン、リナロール、γ-デカラクトン、リナロールオキシド、cis-3-
ヘキセノールなどがあり、このうち、γ-デカラクトンなどはモンシロチョウなどへの忌避作用があることが判明している”

とあります。 こんなに良い香りなのに、モンシロチョウはじめ多くの虫たちを寄せ付けず、ハナアブのなかの
一部の種類だけが喜んでこの木を訪れるのだとか・・。

中国南部原産で、日本には江戸時代に渡来したそうです。
また、花言葉は、“謙虚”、“気高さ” なんだそうです。

 

 かって、同僚に、“狂歌?” それも、季節の花などを織り込んだものを作っている人がいて、そのいくつかを
いまだに覚えているのがあります。

 

  “花屋の子 すいせん入学 Vサイン”   これはきれいですね。

  “まんじゅうを 配達ころんで マンジュシャゲ”・・・

  “単身赴任 シャツも臭けりゃ キンモクセイ(金も臭い)”・・・??



キンモクセイとは関係ありませんが・・
 

 

 

 

 

 

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スコットランド  (bon)

2014-09-25 | 日々雑感、散策、旅行

 先ごろ、独立に向けた住民投票が行われました。 
イギリスという連合王国の分裂のことなど、これまで何の関心も持ってこなかった我が身にも、具体的な問題点など
何一つ分かっていないながらも、 なぜか、スコットランドの独立に不安を感じていました。
 独立賛成が1票でも上回れば、投票率の如何にかかわらず “独立” となる・・という報道に接し 一層危機感の
ようなものを感じたのでした。 何とか独立反対票が上回り現状維持とならないだろうか?  イギリスという国が分裂して、
スコットランドという国が独立した場合の、世界経済、安全保障のバランスが崩れ、その影響範囲があまりにも深く
大きいと思われるからです。 もちろん、イギリスを構成している各王国の問題やEUにおける影響など想像する
だけでも幾多の問題が起こると予想されます。

 9月19日の投票結果が、44.7%:55.3%で反対(独立NO)が大勢を占め、この危機が回避されました。
ユーロ安、株安も解消されました。 しかし、独立賛成(YES)が、かなりあること、投票前にキャメロン首相が約束した
権限移譲を含む新政策が、地方へ拡大することへの批判などが、火種として残る結果となり、新たな試練に直面する
こととなりました。 
まあ、しかし、世界の多くの人々はひとまず分裂の危機が回避されホッとしたことでしょう。

 

 もう30年近くも前の話ですが、会社で頑張っている現場の課長を全国から15名を選んで、総勢17名で世界1周の
研修旅行を引率した時、エジンバラの事業所を訪問し、施設見学、技術討論をする機会がありましたが、
その時に感じた記憶が鮮明に思い出されるのでした。
 空港から事業所にバスで到着すると、赤いタータンチェックのスカートで正装したバグパイプ奏者が我々一行を
出迎えてくれていて、見学・討論の後、夕食の歓迎パーティーまで、始終友好に満ちた扱いを受け、ただただ感謝の
連続でしたが、 余談に入ると、“我々は、イングランドに征服されて吸収されたのではない。あくまで、対等の立場で
合併した” とか “通貨もスコットランド独自のものを流通している”、 “国民性も優秀である” などといった話題が
随所に出て来たり、 “私は、イングリッシュがうまくない・・といったら、なぁ~に、ここは、スコティッシュだから・・” 
と返ってきたりしたことでした。 
たまたま、極東から来た我々技術者グループに、300余年も過ぎたことだというのに、このような話が出ることに
内心大きな驚きを覚え、その印象は忘れることはできませんでした。 彼らの心の中には、脈々と続く、
それほど合併に対する不満とかプライドが消えていないのだと思いました。

              エディンバラ城
                   (ウイキペディアより)


 スコットランドは、スコッチウイスキーであまりにも有名で、偶然、次のNHKテレビ小説(朝ドラ)のテーマに
竹鶴政孝 “マッサン” が取り上げられています。 一方、私などが知る有名な科学者が多く輩出していて、
電話を発明したアレキサンダー・グラハム・ベル、ファクシミリのアレクサンダー・ベイン、テレビのロジー・ベアード、
蒸気機関のジェームズ・ワット、タイヤのダンロップ、ペニシリンのフレミングなど大勢がそうですし、
科学者以外では、経済学の父アダム・スミス、シャーロックホームズのコナン・ドイル、作家のスティーブンスン、
俳優だとショーン・コネリーなど世の中に少なからぬ影響を与えた人たちがいます。

 

 今後、イングランド、スコットランド、ウエールズ、北アイルランドからなる大英帝国はどのような方向に進むのか、
政治は一層難しい局面を強いられることでしょうが、それによって経済が大きく影響を受け、地球規模の経済バランス
にもインパクトを与えることとなり、 “いよいよ、シャボン玉の薄い膜面の圧力調節が微妙に変化して、破裂させずに
球面を維持して、激しく七色に揺さぶる” ことになるのでしょうか・・?

 

 その当時、エディンバラで、今日のこのような事態は予測だにしませんでしたし、ただただ、街の中の小高い丘を
見物したり、バーバリーショップで買い物、ショットバーでスコッチを楽しみ、セントアンドリューのゴルフは
ファーザー・スタディーとして再びロンドンに戻ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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国枝慎吾 優勝 2014全米オープンテニス

2014-09-23 | スポーツ、芸能、映画

国枝慎吾

先ごろの全米オープンテニストーナメントで、日本人として初めての準優勝の歴史的快挙を果たした錦織選手の活躍は、日本中を称賛の嵐とし熱くしました。
 
 ところで、国枝慎吾のことは全く報じられておりません。国枝慎吾はUS OPEN New Yorkで、錦織の準優勝に先駆け、9月5日に優勝しました。こちらのUS Open Tennisは2005年に始まったテニスの全米の車いすテニス部門で、一般テニスのトーナメントと同じニューヨークのフラッシング メドウで開催されておりました。
国枝慎吾の国枝 慎吾グランドスラムでシングルス16勝、ダブルス15勝の男子世界歴代最多記録をもつ。パラリンピックでもシングルスで2個・ダブルスで1個の金メダルを獲得している車椅子テニスプレイヤーです。まさに、日本が誇るスーパースターであり、今回のUS OPENでの優勝は、日本が誇れる快挙であると言えます。

 面白い逸話があるので紹介したい。
スポーツ評論家の西村金吾 が彼のブログで、ロジャーフェデラーから直接聞いた話として次のように話しております。

日本の記者がロジャー・フェデラーにインタビューしたときに「なぜ日本のテニス界には世界的な選手が出てこないのか」と聞いたらしいんです。
するとフェデラーは「何を言っているんだ君は? 日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」と言った。

加えて、フェデラーが日本の記者に自身のグランドスラム(4大大会すべてを1年間で制覇すること)について聞かれたときも、

「グランドスラムは自分よりもクニエダの方が先だろう」

と答えたというのです。(Premium webより引用)

上地結衣

 更に、今回のUS Open NewYorkの女子シングルでも上地結衣が優勝したことを述べておかなければなりません。このように、日本は車いすテニスの分野で世界のトップを走っていうことを認識すべきでしょう。

 

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秋の訪れ  (bon)

2014-09-22 | 花鳥風月

 朝夕は肌寒さを感じる頃となりました。

畑では、虫が合唱しています。 
ベランダにも、ススキの穂が出そろってきて、ヒガンバナも咲いてきました。 
キンモクセイは、小さな花をところどころに2つ、3つつけて、出番を待ち焦がれているようです。
そういえば、今年コスモスを植えるのを忘れていましたので、華やかな彩りが今一つです。

 鉢植えのヒガンバナです。
   

 

 鉢に植えておいた、“みょうが” を見てみましたら、出来ていました。 早速掘り上げてみました。
まだあるかもしれませんが、それはそれでまたのことにして・・。 
ショウガは、大きめのプランターに植えていて、葉が生い茂っていますが、肝心の根っこの方がどのようになっているか、
楽しみです。 

                 みょうがデス。
                    


先日、サンマの塩焼きの時、鉢植えレモンを捥いで、カボスの代わりにしました。

 ベランダで、日に当たっていたりする時、珍しくトンボがきて、腕のあたりに止まって、
羽をそっと下げ安心している様子です。

 街なかでも、小さい秋を感じています。  明日はもう、秋分の日です・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

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モーツアルト頌  (bon)

2014-09-20 | 日々雑感、散策、旅行

 昨日の園芸友の会例会では、秋の園芸作業の注意ポイントが講師先生からお話がありましたが、会員からは、
20年も描きためられた “スケッチ画集” が立派な装丁で自費出版されたのをいただいて、内容の一部の解説があり、
絵の上手さと共に描かれた時の思いやそこから派生した心の動きみたいなものが感じられました。
また、6時間もかかった自身の “心房細動” の 手術の経験とその内容が報告されたり、私の方からは、
メグスリノキの先端部分(切落とし)をサンプルで提出したり、先日のサギソウの開花もようを報告したり、
話題が広範囲にわたり時間も足りないくらいでした。

 これらの話題の広がりの中、講師先生から膨大な資料が配布され、その中に掲題の “モーツアルト頌” が
ありました。  この内容の一部をここにご紹介したいと思いました。
 

 誰もが知る有名人が、こぞって作曲家 “モーツアルト” を褒めちぎっている・・そんな内容です。
以下に、部分を抜粋の形で引用させていただきます。

 アインシュタイン: 死とは、モーツアルトを聴けなくなることだ。

 ゲーテ: だから私は、魔神は人類をからかい愚弄するために、ときおりあまりにも魅惑的な個々の人物を
生み出して見せるのだ、という考えから
逃れることが出来ない。

 チャイコフスキー: “ドンジョバンニ” の音楽こそ、私が深い感動というモノを覚えた最初の音楽なのです。(中略)
それまでは、私はイタリアオペラしか知らなかった。 私が生涯を音楽に捧げるに至ったのも、モーツアルトのお蔭です。

 ハイドン:私は、正直な人間として神に誓って申し上げますが、私が見聞する限り、あなたの息子さんは、
最も偉大な作曲家です。

 ロマン・ロラン:この至福の天才は、ひたすら創作するために生まれて来たかのようだ。なぜなら、このたやすく
書き上げる能力を、ロッシーニのような怠惰な気まぐれと混同してはならない。 バッハは、根気よく仕事をした。
彼は友人たちに語っていた。“私は仕事をせざるを得なかったのだ。誰しも私くらい仕事をすれば、私くらいには
立派に成功するだろう。” ベートーベンは絶えず自己の天才と格闘を演じた。(中略)モーツアルトはこのような
苦痛をまるで知らない。彼は望むがまゝに何でも出来たし、出来る事しか望まなかった。彼の作品はかれの生命の
移り香のようなものである。 生きる苦しみしか味わわなかったのに、かくも美しい花を咲かせているのだ。

 スタンダール:モーツアルトのオペラは機智と憂愁との至妙の混淆である。その類例はあり得ない。(中略)
純粋な優しさと憂愁の傑作として “フィガロの結婚” は天下無双である。

 ルノワール:子供を作り上げるのは、確かに両親だよ。 だがそれは、生まれてから後のことだ。生まれる前には、
あとからはその痕跡も見つからないような無数の影響が働いているんだ。 モーツアルトの天才は、たぶん、
まだキリスト紀元になるまえに葦の間を吹く風の音に感動したギリシャの羊飼いから伝えられたのさ。・・

 シューベルト:モーツアルトの音楽の魅惑の響きは、今もなお、遠く遥かに聞こえてくる。(中略)
おお、モーツアルト、不滅のモーツアルトよ、君は、より明るくより良い生活についての快い映像を、どんなにたくさん、
無限に数多く、私たちの魂に刻み付けてくれたことか!

 ショパン:死の床のショパンが、友人たちに言った。 “みんなで何か演奏してくれないか。君たちはその間
私のことを考え、私は君たちの演奏を聴くことにしよう” と。 友人の一人が “じゃ、君のソナタを弾こう” というと、
ショパン “そりゃいけない。本当の音楽を弾いてくれたまえ。モーツアルトの音楽を!”

 

 園芸友の会例会終了後、すぐ前の日比谷公園を覗いてみると、賑やかに “ドイツビール祭り” が行われていました。
公園の入り口には、時節柄 “虫よけスプレー” が配備されていました。景気良い音楽が流れるなか大勢の人たちが
大きなジョッキを傾けていました。 

  日比谷公園内ドイツビール祭り
   

 

日比谷会場は、9/23までのようですが、本チャンは、お台場での
“オクトーバフェスト2014” とのことで、今年13年目のようです。 9/26~10/5。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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サギソウの開花もよう  (bon)

2014-09-18 | 花鳥風月

いつも思うのですが、この花の形・・点対称とはならず、とても複雑で鳥のような羽をしている部分があり、
一体どのような蕾で開花するのか・・? 

それで、昨日、サギソウの開花もようを3時間あまり観察をしました。

 サギソウの花軸には、普通2輪~4輪の花が付くようですが、つぼみは、先の部分が少し尖っている丸い形をして
いて、緑色の3枚のガクに包まれています。
距(きょ)は、この段階では、つぼみの丸みに添って下から上の方に釣り針状にまがっています。

 観察は、つぼみを包んでいるガク(3枚)が開いた状態から、15分ぐらい毎に、様子を見てパチリとしながら
3時間あまり我慢しました。

ガクが開いた状態が12:30でした。

                         ガクが開いたところ 12:30 (中央の蕾です。)
             
 

ちょくちょく見に行くのですが、あまり変化がなく、それでも突然開いたりすれば(1つ前の蕾はそうだったので)
そもそもの目的が達成されないので、ここは我慢のしどころでした。

その都度写真はとっていましたが、それをすべて掲載する意味はありませんから、変化が認められるところに絞って、掲載することにしました。

          大たい1時間が経ちました。13:40 
             

 あまり変化がありません。 しかし・・・
心なしか、つぼみから白い内部らしい部分が見えていますが、これがどの部分なのかを突き止めたいのです。

 それから1時間半くらい 花(鉢)の前に椅子を置いて、座りながらじっと花の開く瞬間をとらえようと頑張ってみました。

          15:00 頃の状態です。
                            

少し、つぼみの内部から、羽の先端の切れ込みらしい部分がのぞいて来ました。
1時間半も経ってこのような進行じゃ、まだ時間がかかるかも・・? と、お茶に椅子から離れました。

 一息入れて、椅子に戻りましたら、あれあれ・・! 半分くらい開花しているではありませんか!

           15:25
              
 

こんな状態でした。 あぁ、と思っても もうあとの祭り。
この間わずか25分です。この25分が最も見たかった部分であったのです。

それでも、大体の仕組みが理解できました。(気を取り直して~) 
 蕾は、開花した時の、後ろの(シッポ)みたいな2つの花びらと、サギの胴体部分とで、計3つの白い花弁で
丸く包んで、その中に羽の部分を織り込んでいるのです。 ですから、胴体部分が、下にゆっくりと下がって行くに
つれて、両羽が左右に開いてくるのです・・。
生まれたては、羽も小さいですが、開いてから、時間と共に羽が大きく伸びてサギのように羽ばたくのでした。

              

反省。
次回このような機会があれば、この最後の30分部分をじっくりと観察しようと思いました。
 

                       おまけ。 ヤマボウシの実が赤味を帯びていました。
                                




 

 

 

 

 

 

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敬老の日  (bon)

2014-09-16 | 日々雑感、散策、旅行

 昨日(15日)は、敬老の日で、各地で様々な催しが開催されていました。

 何だか他人事のような響きですが、かく言う私自身は、高齢者に仲間入りして久しく、それどころか次のステージ(後期)
の入り口にいるのです。

 普段は、若いつもりで、そんなことを思う事は少ないですが、“おじいちゃんへ” なんてのおくりものがくると、
“あぁ”と、引き戻されて、うれしいような寂しいような複雑な気持ちになります。

 

 総務省は、敬老の日に因んで “統計から見た我が国の高齢者(65才以上)” を、発表しています。(2014.9.14)
テレビなどでも、報道していましたから、既にお分かりですが、以下にかいつまんで実態を再掲しました。
以下のグラフ、数字などはすべて総務省HPから引用しました。 

1、高齢者の人口 3,296万人で、総人口の25.9%(昨年より0.9%増) すでに4人に一人強。
そして、8人に1人が75才以上になりました。 

            高齢者人口推移
              
             総数(グラフの長さ)は65才以上、次の色は70才以上、次は75才以上、
            最下段の白の部分は80才以上です。 横軸の空間は、今年と来年の境 

 また、100才以上は、55,000人で、男性8,000人、女性47,000人です。う~ん、やはり女性ですね。

2、  高齢者の人口移動 東京、大阪で転出超過がきわだっている。 都道府県移動率は、男性65~69才および90才以上で、女性80才以上で高い傾向にある。

3、高齢者の就業 我が国は、主要国で最高です。 

              世界の就業者率
              
                   

 就業者数は、636万人で過去最高、就業者総数の10.1%で最高、7割強が非正規従業員

4、高齢者の住まい 高齢者のいる世帯は、2,000万を超えた。

              高齢者のいる世帯の推移
              

         グラフの下から高齢者単身世帯、高齢者夫婦のみ、高齢者を含むその他の世帯 

5、高齢者の家計 交際費、保険医療費への支出割合が高い。支出が収入を上回る世帯が多い。
高齢者世帯でもネットショップ利用が増加している。

              高齢者の趣味
                                            
                              

               トップから、男性、園芸・ガーデニング、 読書、日曜大工、
                   女性は園芸・ガーデニング、読書、演芸・演劇鑑賞

 

 ところで、この敬老の日は、いつ頃から始まったのか? ウイキペディアなどから調べてみました。

もともと、兵庫県で昭和22年(1947年)に、“老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう” と、農閑期の
気候も良い9月中旬の15日を “としよりの日” と定めたのが始まりとされています。  それが全国に広がり、
名称も “老人の日” に改められ(昭和39年)、 さらに、昭和41年(1966年)に国民の祝日 “敬老の日” として
定められました。
また、2002年までは、毎年9月15日を敬老の日と定められていましたが、2001年のいわゆる “ハッピーマンデー制度” の
実施によって、翌年2003年からは、9月第3月曜日と定められました。 しかし、2003年の第3月曜日は、
15日であり、実質的に第3月曜日(15日以外の日)となったのは、2004年からということになりました。
今年も、第3月曜日が丁度15日に当たりましたね。

 

 着実に、しかも急速に高齢化に向かっていることは、以前からもわかっていましたが、改めて、数字で示されると
認識を新たにせざるを得ませんし、そして、人口減が重なっている訳ですから、高齢者の割合はどんどん増加し、
国全体の活力がそれだけ弱体化して行くとともに、ハード、ソフトの維持費用負担をどのように賄って行けばよいか、
まことに頼りない帰着しか見えてこないのです。
やはり、“地方再生”、“雇用増進”、“結婚・子育て推進”、“年寄りの活用”がキーですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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アスペルガー症候群  (bon)

2014-09-14 | 日々雑感、散策、旅行

先日の新聞の書籍広告欄に、“アスペルガー症候群、カサンドラ情動剥奪症候群の分かり易い解説書” なる広告が
出ていました。   初めて見る言葉に、少し調べてみることにしました・・。
といっても、調べ始めてみると精神分野のかなり難しい内容で、にわかには十分理解できないでいます。
しかし、このような事柄については、これまで、あまり、というより殆ど深く認識せずに、その人の性格?などと考えて、
それ以上のことは斟酌しないで済ませていたのではないかと思いました。 
また、これらのことは、人の認識の問題なので、認識できない人にとっては、そして、そのパートナーや関わる人たち
にとって、事態は深刻なのだと思います。

 どういうことなのかといいますと、ウィキペディアに、かなり長い解説がありますが、その一部を要約しますと・・

“アスペルガー症候群(Asperger  Syndrome, AS)とは、知的障害を伴わないものの、興味・コミュニケーションに
ついて特異性が認められる広汎性発達障害の一種であり、自閉症スペクトラムに分類されている。
近年、「成人の発達障害」 が注目を浴びる中、特にアスペルガー症候群には衆目が集まるようになった。
パーソナリティ障害とも強い関連性があると指摘される。 興味の面では、特定の分野については驚異的なまでの
集中力と知識を持ち、会話の面では、聞かれたことに対して素直に答えるといった特徴を持つ。しかし、
「空気を読む」、「行間を理解する」vなどの行為を苦手とする。”   とあります。

 つまり、状況的には、自己の興味のある分野や、論理的な事柄に対しては、知的能力も高く、発言も鋭く、
例えばコンピュータプログラムなどに興味があれば、すばらしいプログラマーとして大成するが、興味のない分野に
対しては、 全くついて行けないばかりか苦痛を感じるほどになるようで、また、自己の主張が否定されると強い
反感を覚えるそうです。

 現実問題として、このような状況が、アスペルガーだといわれても、程度の差はあれども、これに似たような人は
必ずいますし、普通は分かりにくいのでしょうね。  また、アスペルガーの人だとしても、どのように対応すれば
良いのかも分かりませんから、まあ、適当に相槌を打っておくことになるのでしょうか? 

 しかし、適当にやり過ごすことができない状況があるのです。 
アスペルガー症候群は、男性が75%(女性の4倍) を占めるそうですから、この男性と結婚した妻の立場で
考えてみると、ここに大きな問題となるケースが増えているというのです。
それが、カサンドラ情動剥奪症候群と呼ばれるケースです。

                                サギソウ開花直前(2014.9.13 16時頃)
                                  
                                          (記事内容と関連はありません。) 

 “カサンドラ情動剥奪症候群(カサンドラ症候群)とは、アスペルガー症候群(AS)の夫(パートナー)と情緒的な
相互関係が築けないために妻に生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。アスペルガー症候群の夫を
持った妻は、コミュニケーションがうまくいかず、わかってもらえないことから自信を失ってしまう。
また、世間的には問題なく見えるアスペルガーの夫への不満を口にしても、人々から信じてもらえない。その葛藤から
精神的、身体的苦痛が生じる。 症状としては偏頭痛、体重の増加または減少、自己評価の低下、パニック障害、
抑うつ、無気力などがある。
カサンドラ症候群の悩みを訴える女性のブログも多く見られ、アスペルガー症候群の夫を持つ妻の二次障害として
深刻な問題となっている。” 
と述べられていますが、本人(この場合、妻)にとっては、どうしょうもない深い淵に入り込んでしまうこととなり、
なんとか改善出来ないか・・と思うのですが。
 しかし、原因が、パートナー(この場合、夫)にあり、しかも、夫は、自身がASであることが認識できていないから、
厄介ですね。 取り付く島が無い・・。

 ウイキペディアには、更に、以下のようにも述べられています。

 “カサンドラ症候群について理解を深めることは、決してASの人を否定したり差別を助長したりするためではない。
AS-非AS夫婦間に生じる問題の原因に向き合い、適切な支援を受け、パートナーのお互いがより良い生き方を
模索するために必要なことである。

 カサンドラ症候群は妻だけでなく、家族、友人、会社の同僚にも起こるとされている。 カサンドラ症候群を知ることは、
定型-非定型間のコミュニケーションのあり方を認識することであり、つまりは、ASの社会的認知度を高める手助け
にもなると考えられる。” と。

 本件に関しては、これっぽっちの記事では、全く生煮えの誹りをまぬかれませんが、関心のある方は、どうぞ
ネットサーフされて理解を深めていただければ幸いです。 
日本では、カサンドラ症候群は、まだ、医学会でも承認されていないということのようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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アオバハゴロモ  (bon)

2014-09-12 | 花鳥風月

薄緑色をした羽をもつ、1センチほどの美しい昆虫です。

漢字で書けば、“青羽羽衣”、学名を “芸者”(Geisha distinctissima)というその昆虫は、夏の終わり頃羽化する、
セミに近い仲間ですが、セミのような無骨な連中とはちがい、優雅で、淡く輝く色っぽささえ感じさせるのです。

             アオバハゴロモ2葉 (ネットより拝借しました。)
   

  

 成虫は宿主植物の細い茎に止まっていて、往々にして複数個体(何匹も)が集まったりしています。
ゆっくりと歩き、驚くと跳躍し、そのまま飛び去る。
 そのくだりを、小野友愛氏(埼玉県生態系保護協会)は、次のように表現されています。
アオバハゴロモの色っぽさは、色形に留まらない。小枝に羽衣をたてて、五つ、六つ並ぶハゴロモたちに、
気が付いてそっと近づいてみると、音もなく、ゆっくり横に移動し、羽衣を半分隠してそっと止まる。また、近づくと、
また半周回って、とまる。 その動きと言ったら、まるで芸者衆がお座敷に出かける前に、鏡の前で着物の裾を
片手につまみながら、そそと立つ姿のようだ。』(2014.9.11 読売新聞 “動物日記”)

 

 アオバハゴロモは愛知県などでは、通称 “ハト” とも呼ばれています。成虫の形が何となく鳩を思わせる
ためでしょうか。

 しかし、このアオバハゴロモは、木の汁を吸うため、普通は大きな被害はないようですが大量に発生すると
木が衰えるため、害虫とされています。 とくに茶農家や無農薬レモンの栽培では注意されているという。
正しくは、カメムシ目ヨコバイ亜目アオバハゴロモ科に属する昆虫で、セミも同じカメムシ目です。

大げさに言えば、日本の美を彷彿とさせる魅力があるようですね。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

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蓼科農園 かぼちゃ祭り2014  (bon)

2014-09-10 | 蓼科浪漫倶楽部 畑

 8月をお休みにした蓼科農園は一面、雑草畑のようになっていました。

 私たちが到着した日は夕方から雨となりましたが、翌日からは、予定を計ったようにお天気に恵まれ、
日中は、まだ夏の太陽でした。
 今年の夏、8月の蓼科は、数日の晴れ間しかなく、殆どが雨か曇りであったそうです。
そのためか? 雑草の背丈もやや長く伸びている感じでしたし、K邸の庭の芝生も、水分たっぷりの感じで、
そうであったことを伺わせていました。

    雑草に覆われた畑・・
  

 

  2台の草刈り機のエンジン音が、一日中鳴り響く中、作物のまわりは、鎌を使っての人手作業が続きました。 
コスモスは、色とりどりの花がそよ風に踊りながら、単調な作業の疲れを癒してくれるのでした。

                 


 畑の周りのススキ                    周辺農家の稲穂と蕎麦の花
  
 

 

 お目当ての“かぼちゃ”は、何と初めて見る奇妙な姿の、なんとズッキーニ か へちま のような形をした 
鶴首かぼちゃ” という種類のものが殆どであったことに一同驚いてしまいました。
どうも、かぼちゃの種をまいて、苗作りをする時、普通のかぼちゃのほかに、この種類のものを少し混ぜこんで
おくつもりであったのが、種がごっちゃになってしまい、同じような苗となって、見分けがつかなくなりそのまま
成長して、結果的にほとんどがこの 初めて見る “鶴首かぼちゃ” になって、みんなを驚かせてしまったのでした。
かぼちゃ祭り・・は、思わぬ方向に行ってしまいました。

        鶴首かぼちゃ
              


 さといも、黒豆は、順調そのものでしたが、先の雨続きで背丈の成長はそのように見えても、肝心の実の成長が、
日照不足の点からやや気になるところではあります。 サツマイモや里芋の周りの雑草が抜き取られ、まるで、
首筋の周りがすっきりしたように、気持ちよさそうになりました。 里芋の根の周りに追肥をし、土寄せを施しました。

 イチゴのランナーが、やや徒長気味ではありましたが、100本近く取れましたので、一畝(15m)に整然と
植えつけました。 うまくついてくれるといい・・と来年のイチゴ祭りを期待しながらの作業でした。 
にんにく、ラッキョウなどを植えつけ、来月の収穫祭に向けた葉物(ミズナ、シュンギク、ハツカダイコン、レタスなど)の
種まきと、次回植えつけ予定のタマネギ用畝を作り、今回の作業をほぼ完成しました。

 新しく4本の畝を作りました。                イチゴとその他の畝
  


             お茶タイム(談笑の時間・・)
                   


           今回作業の完成の姿・・
                  
  

 

 作業を終えたあとの、温泉はまた格別の楽しみです。汗した身体を湯舟に沈める時のあの幸福感と
湯上りの冷たい瓶入りの牛乳を飲むとき一日の作業の後の充実感を噛みしめるのでした。

 注)鶴首かぼちゃ は、日本かぼちゃの仲間で、バターナッツも、形が似ていて同じ仲間ですが、アメ リカ原産とか。
バターナッツの方は、鶴首かぼちゃより “首” が短いとありました。



 お楽しみオートスライドです。(5’19”)
 



 夕食の一部が、動画で紹介されています。






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タマスダレ  (bon)

2014-09-05 | 花鳥風月

 秋の気配がする中で、陽射しはまだまだ暑さを残しています。

フッと、ベランダを見ていたら、タマスダレが一気に咲いていました。
広くもないベランダで、全く気が付かなかった、というか既にチゴザサがはびこってきて、タマスダレはどこかへ
消えたか、もう花は咲かないのかと思っていました。

 タマスダレは、ヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)タマスダレ属の球根で、強い草花で、道端などにも
良く咲いているのを見かけます。 そんな、ありふれた花ですが、突然まとまって咲いているとなんだか愛おしくさえ
感じられるのです。

 タマスダレ(葉っぱに見えるのはチゴザサです)     アップです。
    


 タマスダレの由来は、“白い小さな花を玉に、葉が集まっている様子を簾に例えたことによる。” とあります。
この仲間には、先日ブログアップしました、ゼフィランサス、ハブランサスがあり、総称としての別名を“レインリリー”
などというそうです。 雨後に一斉に花径を伸ばし開花することから、そう呼ばれるそうです。

 まだ蕾らしきものがたくさん見られますから、これからしばらく楽しみです。

 

 明日から、蓼科農園 “かぼちゃ祭り” に出かけます。
 前回夏合宿が、7/20~22でしたから、40日以上間があり、真夏を含んでいますから、それこそ大変な草畑?
となっているかもしれません。 それらの雑草取りと かぼちゃなどの収穫、その他サツマイモの天地返しなどの
作業がメインでしょうか。 
 メンバーは、夏を越した初めての再開となりますので、いろいろと話題に花が咲くかもしれません。

 

 我が家の目の前にある市民農園では、ブロッコリー苗5株の植え付けが済んで、9月に入って、
ダイコン青首8、三浦8を目指して、種まきを終えました。 また、ピーマン、さといもを残して、その他は土を掘り返し、
一部にたまねぎ用の畝に石灰散布などをしている段階です。 15㎡しかない畑でも、土の掘り返しなどをした後は、
爽快な筋肉痛を覚え、何となく満たされた感覚と共に、体力の衰えを同時に感じています。

 

 

 

 

 

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縮んでゆく メグスリノキ  (bon)

2014-09-03 | 花鳥風月

 昨日は、1週間ぶり?に良いお天気になりました。
陽射しは、やはり強く直接日に当たるとかなり暑いですが、しばらく肌寒さを感じる日々の後なので、
何となくその暑さも懐かしく感じられて、いよいよ秋の到来です。

  メグスリノキについては、少し前に記事アップして、その時にも触れたように思いますが、年々、この木の丈が
低くなって行くのです。 
我が家に来て、10数年経った鉢植え(40cmφ)で、しばらくは順調に成長していました。 それが、数年前から
先端部分が枯れて、その部分からは全く枝・葉が出ずに枯れた状態になってしまうのです。
この枯れた軸は見栄えが良くありませんから、切り落とすのですが、そうすると年々樹高が低くなってきています。
現在の樹高は、約1.2mくらいになり、最盛期に比べて30cm以上短くなったことになります。

 普通の植物は、木も含めて上に高く成長して行くもので、我が家でも他の植物はみんな背が伸びて行くのですが、
このメグスリノキだけは、おかしなことに低くなって行くのです。

 根元部分は、ヒコバエのように何本か幹が増えてそれが太くなってきていますから、木自身は成長していると思われます。
もともと、秋の紅葉の綺麗なことから、我が家に来たのですが、葉の大きさや枚数などは、以前と変わらず順調で、
紅葉もまずまずです。

 何時だったか、園芸友の会で話題に取り上げてもらったとき、講師の先生から、一度、できたら先端部分を切り取って
調べてみたいと仰っていただいたので、次回に持参しようと思っています。
植物の生長点は、先端部分などにあり、そこから組織が成長して行くので、その部分を調べてみる・・
ということになりました。

  9月2久々のお天気で、パチリとしたり、先端部分(20cm)を切り落としたりしました。

        先端部分
            

         中間部分
                      

         根元部分
            

         正常な先端部分(アップ)
            

         切り落とした先端
                 

 

 ついでに、その他のものを添えさせていただきました。

 アシダンテラ(割と次々と咲いてきます)        サギソウ(4輪目)
   

 

          みかん(大分大きくなりました)
             

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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延長50回  (bon)

2014-09-01 | 日々雑感、散策、旅行

ニュースでご存知の方も多いと思います。軟式高校野球の話です。

 8/25から始まった、第59回全国高校軟式野球選手権大会の準決勝で、中京(岐阜)と崇徳(広島)が、
延長50回でようやく3-0で中京が勝ったのでした。

4日間に渡って繰り広げられた “世紀の死闘” は、選手たちの健康を守る点からそのルールを見直すとされて
いますが、まさに、今回の場合、49回まで0-0の緊張を強いられた中での試合は、体力的には勿論ですが、
精神的にも察して余りあるものがあります。
延長50回までで、投手は700球を超える投球を続けたそうです。そして、同日の決勝戦でも途中登板して、
1回戦から数えると、なんと1047球を投げたのだとか・・。
監督は、延長戦が続く中、失点すればそれでサヨナラ負けとなるから、なかなか投手交代が難しかったと話していた
そうです。

       延長50回で決着の瞬間 (yahooニュースより)
                 


 高校軟式野球では、サスペンディッド(継続試合)方式を採用しているため、試合が決着つかない時は、
15回ごとに中断し、翌日その続きから試合を継続(再試合ではなく)することとなり、今回の場合3日間、
延長45回でも0-0で決着がつかず、4日目(8/31)の延長50回でようやく決着がついたのでした。 
 “再試合” は、9回が義務付けられますが、“継続試合” ですと、1回で決着することもあり試合運行上利便性が高い
面もあるとのことですが、今回のようなこともあるため、全面ルール見直しが行われるとか・・。
 軟式野球の場合は、ボールが空洞で、硬式よりもやわらかいため、打球の伸びが落ちるのと、バンドがしにくい
など・・点が入りにくい要素があるそうです。 それにしても50回というのは前代未聞ですね。

 華やかな、甲子園野球やユース五輪などと違って、地味な、テレビなどには映らない数多くのスポーツに、
このような死力を尽くす若者たちが大勢いることに改めて、この国の健全さと未来への希望を感じさせてくれるのでした。  ありがとう。

 

 

 

<iframe src="//www.youtube.com/embed/uBOU3n9kydw" frameborder="0" width="420" height="315"></iframe>

 

 

 

 

 

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