蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

GUM (bon)

2012-08-31 | 日々雑感、散策、旅行

ガムのことです。 
先日、お茶している時、アイスコーヒーの人がいて、ついてきたガムシロップをなみなみと注いで・・
おいしそうに飲んでいた。ここまでは、普通の光景ですね。

その時、たまたま他に難しい漢字の読み方クイズの様な事をやっていたので、
「このガムシロップのガムってなに?」と質問しました。

仲間に良く知っている人がいて、「これは英語で、意味は“ゴム”ですね。」あの生ゴム、
アラビアゴムのゴムです。

 ガムシロップというのは、砂糖と水、アラビアガムを煮て作った甘味料で、アラビアガムによって
粘着性をもたせ、長期保存しても砂糖の結晶が沈殿しないようにしたものだという。

 えッ、ゴムですか・・! 
チューインガムもチューイン“ゴム”なんですね。
こんな風に発音すると、食べたくなくなりますね。


 現在では砂糖の結晶化を防ぐ製造技術が向上したため、市販されているガムシロップのほとんどには
アラビアガムは含まれていないそうです。

(ネットから拝借しました。)


 護謨という難しい漢字が当てられていますが、基はオランダ語ではGOMで、フランス語はGOMME、
ついでにドイツ語ではGUMMIだそうです。

 更にちょっと調べてみますと、ゴムは、そもそも植物由来の多糖類の物質であり、植物体に含まれる
乳液(ラテックス)を採取し、凝固させることによって得られるものであった。

そのひとつはチクルの幹から得られ、人間の体温程度の温度で軟化するもので、噛む嗜好品として
いわゆるチューインガムとして用いられていた。
もうひとつ、パラゴムノキの幹から採取されるラテックスを凝固させたものは著しい弾性を持ち、
産業用の新素材として近代工業に欠かせない素材として受容され、発展することとなった。
パラゴムノキ以外の植物からの同様の性質のゴムが探索されたり、また同様の性質を持つ
高分子化合物の化学合成(合成ゴム)も模索されることとなった。この一群のゴムは弾性ゴムと呼ばれる。


 また、ドイツ語の“GUMMI”に由来する、食べ物にグミキャンデーがある。 
英語では Gummyといい、果汁などをゼラチンで固めた菓子の一種ですね。

へぇ~、「グミ」も元はゴムからきているの・・・? 
 むかし、ドイツでは噛みごたえのある菓子としてこのグミを作ったといわれ、ドイツと共に北米の
熊をかたどったグミベア(Gummy Bear、ガミーベア)が、さまざまな形のグミで最も親しまれ
定着した形状であるという。




 外国製のグミは歯ごたえのある食品を作るという当初の目的を満たすため、ゼラチンを30〜40%含み
硬い食感を持つものが多いが、日本製のものは必ずしもこの様な目的を持たないので一般的に
ゼラチン分は20~30%で全体的に柔らかめの製品が多い。 
 ゼラチンはその成分の大半がコラーゲンであるので、女性にアピールするためにコラーゲン(ゼラチン)の量を
多くした製品も増えてきている。果汁グミには、1袋 (54g) あたり3g前後のコラーゲン(ゼラチン)が含まれており、
「グミにはコラーゲンがいっぱい」などと宣伝文句がついている。
(ウイキペディアを参考にしました。)
 














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銀座界隈   (bon)

2012-08-30 | 日々雑感、散策、旅行

といっても、気取った感じではなく最近(知った)場所などを徘徊したご報告です。

例によってランチの会のスタートは、昨日(8/29)お昼前、銀座4丁目の日産ギャラリーの待ち合わせでした。
近日発売予定のエコカー“NOTE”の見学をして、そこから、みゆき通りを少し入ったところ“パセラ・リゾート”での
バイキングに移動しました・・・。

 店内は、バリ島風の作りで、小部屋がたくさんありましたが、開店と同時に予約客でかなり埋まるという盛況ぶりに、
ウイークデイだし、私は始めてなのに、なぜこんなに混むのか? みんなよく知っているものだ・・と感心しました。


パセラリゾート店内





 2時間たっぷりと過ごした後、松屋銀座の丁度前の“Apple Store”を目指しました。
ご存じのMACですね。 
ビルが全部、Appleの製品展示や無料ワークショップで、わが “mak”の好きな、“i-pad”や“i-phon”が
いたる所にあり、説明員(外国人を含めて)もたくさんいて・・・時価総額世界一のアップルが、
利用者向けの最大サービスに努めているではないか・・! 

松屋デパートの前のアップルストア



 われわれは、それらを横目で見ながら最上階のセミナールームでゆったりと椅子に座って、i-cloudを使用した
アプリの数々の説明に聞き入っていました。

 ゴージャスなセミナールーム

涼しくて気持ちがいい・・・。


 銀座4丁目の交差点を再び戻り、京セラが既に30年も開業している“クレサンベール銀座店”で、
宝飾品の数々を眺めた次第です。場所は、鳩居堂の地階でちょっと分かりにくいでしたが、
あの京セラが宝石を製造販売している。
30周年記念セールで、200万円もするエメラルドがなんと50%off・・なんですねぇ~。
また、8mm玉の真珠の核には7mm以上の球を使うなど・・の裏話も聞かせてもらいました。(これは、内緒なのかも・・?)


 すごい宝石を見た後は、並びの“ユニクロ銀座店”に入りました。特段の買い物はなく、
ただ12階?もあるビル全体がユニクロで、その商品点数に仰天しました。
エスカレータでただ通りすぎるばかりでしたが、7階あたりに渡り廊下があり、庭園には三輪神社?
というのが芝生の中に祀られていました。




 平日のお昼時なのに、銀座はさすが人でいっぱいでした。我々のようにこの周りをうろうろしている人は
あまりいないでしょうから、この人波はどこから来るのでしょうか?
そしてその目的は何なのでしょうか? 

およそ関係ないことに感心したりするのは、熱中症の始まりかも・・?

銀座4丁目のお昼時



 有楽町でお茶をして、別れるまで有に5時間が過ぎていました。
半年ぶりに会う人もいて楽しい会話に包まれた一日でした。















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サギソウが咲きました。  (bon)

2012-08-27 | 花鳥風月
今年のサギソウが、やっと咲きました。

昨年も、咲くのが遅かったですが、今年も今頃ようやく一番花・・です。よそ様ではもうとっくに
咲いているらしく、確か、ものの本では、7月~8月あたりとなっていますから、我が家のは大変遅いです。
植えた時期は、確か2月でしたから半年以上かかっているのですね。

サギソウ2012



自家採集した球根で2代目ですから「孫?」にあたるのですね。今年の花はちょっと小さい感じもしますので、
これらの花が終わったあと、肥料をたっぷりと上げてみて球根を太らせてみましょう。

この花は、花の中でもその形が珍しく対象的ではないのですね。おまけに、鷺が飛んでいるような
複雑な形状をした変わった花・・
しかし、清楚な感じで好きです。


Healing Music Medlley





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身体の一部を使った表現  (bon)

2012-08-26 | 日々雑感、散策、旅行
五輪、甲子園、いじめ、畑などなど・・いろんなことがありましたこの8月も最後の日曜日となりました。
 今日も猛暑日です。雨がありません。 台風15号は過去に例のない強風をもって那覇に接近しつつあるという。

今日は、これらのことから少し・・まったく離れてみました。

 身体の部分、たとえば目とか口とか・・を使った慣用句みたいな言い方がありますが、
ちょっと挙げてみたいと思いました。
 これが、結構あるんですね。それで、思いつくままに列記してみて、それらを更に分類してみたく
なりました。 この暑いさなかに「なんで?」・・ですが、なんせ、暇なもんで・・・。

 まだまだあると思いますが、ご興味のある方でお気づきの方はご指摘のほどよろしくお願いします。

では・・・。
 先ずは、ダーッツと挙げてみて、それらがどのような区分になるか? 自己流でやってみました。
 
 ・物理的な状況・仕草から・・(B)
 ・物理的には起こらない事象だが、強調されている・・(K)
 ・その状況から発展して意味づけられる・・(H)
 ・物理的ではないがその連想から・・(R)
 ・その他・・(S)

≪目≫
・目から火が出る(K)
・目くじらを立てる(H)
・目からうろこが落ちる(R)
・目は口ほどにものをいう(B)
・目じりが下がる(B)
・目の上のコブ(H)
・目の敵(かたき)(K)

≪口≫
・口は災いのもと(H)
・口が立つ(H)
・口から出まかせ(B)
・口に上る(H)
・口に角をたてる(H)

≪鼻≫
・鼻持ちならぬ(S)
・鼻が高い(B)
・鼻っぱしを折る(R)

≪歯≫
・歯の浮くような(B)
・奥歯を噛みしめる(B)
・歯を食いしばる(B)
・歯に衣着せぬ(H)

≪頭≫
・頭が下がる(B)
・頭隠して尻隠さず(B)
・頭の先からつま先まで(B)
・頭の痛い事柄(H)

≪胸≫
・胸が躍る(H)
・胸がすく(H)
・胸を打つ(B)

≪腕≫
・腕が立つ(H)
・腕によりをかけて(H)
・腕がなる(H)

≪足≫
・足が遠のく(H)
・足が速い(R)
・足が棒になる(B)
・足を洗う(R)

≪手≫
・手を切る(R)
・手が速い(R)、(H)
・手のひらを返す(B)
・手がすく(H)

≪喉≫
・喉を鳴らす(B)
・喉につかえる(B)
・喉もと過ぎれば熱さ忘れる(B)

≪その他≫
・踵を返す(B)
・爪を磨く(B),(H)
・爪に火をともす(K)
・尻に火が付く(K)
・唇をかむ(B)
・腹を割って(K)
・腹が立つ(K)
・背に腹は代えられぬ(B)
・背筋が凍る(K)
・顔が広い(H)
・腰を折る(B)、(H)
・耳に触る(R)
・腸がよじれる(B)
・へそで茶を沸かす(K)
・骨を折る(H)

こうやって見ると、連想したり強調したり発展させているものが結構あることが分かります。
きわめて身近な、身体の一部を用いて様々な表現を呈している言葉の豊かさに気が付いた。









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百年目   (bon)

2012-08-24 | 日々雑感、散策、旅行
落語の演目ですが、この中に「・・美しい栴檀(せんだん)の木は、醜い下草の南縁草を肥やしにして生き、
南縁草は栴檀の下ろす露で繁殖する。」 という下りがある。

 立派な栴檀の木の下の見にくい南縁草を誰かが刈り取ってしまったら、やがて栴檀も枯れてしまった。
つまり、栴檀も南縁草もお互い持ちつ持たれつの関係で、一方を失うともう一つもなくなるという故事なんです。


 昨日の読売新聞コラムに、この事を引用して原発問題に一つの見方を呈していたので興味を引かれたので
ちょっと紹介しました。

 栴檀と南縁草を、日本経済と原発にそれぞれ例えて、
「・・原子力発電と、そこから養分を得て発展してきた日本経済の間柄にちょっと似ていなくもない。
・・・閣僚の中にも最近“原発ゼロ”を口にする人が出てきたのは不思議である。原発ゼロになれば、
失業者が200万人増えると経団連は予想している。
…国の将来に希望を無くし、生活苦の“原発ゼロ自殺”も現実になるだろう。
“南縁草を刈り取れ”という合唱の中で、栴檀の木を守るのが政治の務めである。」

「“百年目”には二つの意味がある。①めったにない好機、②運のつき。脱原発の百年目(①)が、
日本人の未来にとって百年目(②)になることもある」と。


 そういえば、最近の政府発言をよく注意していると、「脱原発依存」といっている。


 私見をいえば、急に全原発を停止することは、これを補うエネルギーが確保できないから現実的には無理。
戦後誰もが経験した抑制生活を今になって何年も続けることはできないのではないか?
かといって、いつまでも原発に頼っていて良いことはない。いずれ廃止すべきである。

 先般行われた討論後のアンケートでは、2030年原発ゼロが46%で最大だったそうだが、これに到達する道筋・・
例えば、10年後の自然エネルギーの導入率、さらに5年後の・・という風に、そして、そのための開発事項を
抽出して取り組む・・というシナリオが描けないものかと常々思っています。


 一方、落語の方は、
堅物で通っている番頭さんが、ある時、茶屋遊びをして浮かれているところを、旦那さんとばったり出くわし、
慌てふためいて、とっさに「ご無沙汰しております・・」と、住込みの番頭さんなのにこのような挨拶をした。

“ここであったが百年目”ということで、・・ご無沙汰・・・。


ちょっと、その下りのところをネットの記事を参考にして紹介しますと、
「・・・ずっと堅物と言われている番頭にあんな派手なまねはできないと、取り合わない。
・・そのうち、旦那と番頭の二人は土手の上で鉢合わせ。避けようとするだんなに、番頭のは
芸者と勘違いしてむしゃぶりつき、はずみでばったり顔が合った。

いちばんこわい相手に現場を見られ、番頭は動転。同居している番頭が突然、「お、お久しぶりでございます。
ごぶさたを申し上げております。いつもお変わりなく……」  
酔いもいっぺんで醒めた番頭、逃げるように店に戻ると、風邪をひいたと寝込んでしまう。

あんな醜態をだんなに見られたからはクビは確実だと頭を抱えた番頭、いっそ夜逃げしようかと、一晩悶々として、翌朝、
帳場に座っても生きた心地がない。

そこへ、だんなのお呼び。
昨日のことはおくびにも出さず、天竺(てんじく)の栴檀(せんだん)の大木と南縁草という雑草の話を始める。

ところで、昨日は面白そうだったなと、いよいよきたから、
番頭、取引先のお供で・・しどろもどろで言いわけ。

だんなは少しも怒らず、「自分でもうけて、自分が使う。おまえさんは器量人だ。約束通り
来年はおまえさんに店を持ってもらう」と言ってくれたので、番頭は感激して泣きだす。

「それにしても、昨日 『お久しぶりでございます』と言ったが、一つ家にいながらごぶさたてえのも……
なぜあんなことを言ったんだい?」

「へえ、堅いと思われていましたのを、あんなざまでお目にかかり、もう、これが百年目と思いました」



ちょっと長くなりました。お後がよろしいようで・・・。


桂米朝の「百年目」をどうぞ~。 このくだりは、23分あたりからです。








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草取り   (bon)

2012-08-23 | 日々雑感、散策、旅行
今日は、朝早くに市民農園の草をとりました。
しばらく、気になりながら行かなかったから、それはもう「ぼうぼう」という感じです。
蓼科の畑もすごいだろうな~!

 トマト、キュウリはすでに終わりましたので何となくみすぼらしい景色になっています。これらは、
もう片づけても良いのですが・・まあ、そのうちに・・。

 4時頃起床したら、まだ外は暗い。ようやく5時になって明るくなり、ピーマン、なすようにと、
ペットボトル2本に液肥を入れて持参しました。
 
 1時間くらいしかやっていないのに、体中が汗でびっしょり。 もう暑くて大変・・! スポーツドリンクを持参していたからよかった。

 今朝はこのくらいにして、まだ、終わらないので明日の早朝にもう一度やることにして作業は終えました。


 サトイモは、すくすくと伸びているので、秋が楽しみです。それと、タカノツメも青い実が、
まだ小さいですが上を向いて出来ていますので楽しみ。 
 きっと、蓼科でもこのくらいに成長していて、9月には青いままを、そして、収穫祭の頃には
赤いきれいな実を収穫できると思いを巡らしていました。

 草と乾燥を考えると、やはり来年はマルチをしようと思いました。

家の方に歩いてくると、早や、出勤の人とすれ違って朝の挨拶・・。以前は自分もこうやって暑い日も電車に乗っていたんだ・・・。












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諏訪湖祭湖上花火大会  (bon)

2012-08-20 | 日々雑感、散策、旅行

先の8月15日夜、第64回諏訪湖の花火大会がテレビで中継(ライブ)されていて、かなり見ごたえのある花火でした。 
湖岸からご覧になった方もおられると思いますが、迫力(テレビでも)満点、
花火もかなり進化しているように感じました。

 この花火大会は、4万発といいますからすごい・・! 
主なところの花火を調べましたら、東京隅田川の花火は2万発、東京湾大華火祭は1.2万、新潟長岡は2万、
秋田大曲は1.8万でここは8/25だからまだ間に合いますね。

 そういえば、もう30年も前になりますが、大阪富田林のPLの花火・・正確には「教祖祭PL花火芸術」に
行ったことがありました。
 この時は、有料席で、竹葉亭のうなぎ弁当を食べながらの豪華版でした。お茶などのお給仕は、
PLの女子学生が担当しますのでこれまたキビキビとした雰囲気でよかったですね。
 ここは2万5000発で、なんでも、花火課長がいるとかで、この日が成果発表の日だとか・・。

 たまたま、蓼科の畑に近い、諏訪湖の花火中継を見たことから、ずいぶん昔のことを思い出してしまいました。
 U―TUBEには、昨年の花火の模様がありましたので、雰囲気だけでも味わってください。











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心痛な出来事   (bon)

2012-08-18 | 日々雑感、散策、旅行

暑い夏も、終盤に近いというのに最後の仕打ちのごとく、連日の猛暑が続いています。
いつもと違って、楽しい雰囲気でブログアップしているのではなく、時に、このような沈んだ
重い気持ちのままキーを打つこともあります。


 先日、我々浪漫倶楽部でやっている蓼科の畑のジャガイモが、誰かに掘られてしまっている・・
との連絡が入り、一瞬唖然として、その行為に無性に腹立たしさを覚えました。

 今年は、15m長の8~9畝に栽培し、7月時点で2~3畝を収穫しましたから、まだ、最低でも5畝残してあり、
秋の収穫祭に参加された多くの人たちの「芋ほり体験」の一つに充てるつもりでした。
 チドリに植えていますから、少なく見積もっても300~400㎏くらいあります。

 1畝20分で急いで掘り上げても、100分はかかる作業で、しかも、旬のジャガイモですから、
さくらんぼなどの貴重品ではないのですね。
彼ら達のその時の心境はどんなものだったのでしょう。
トマトやズッキーニなどは、そのままですからジャガイモだけを誰かが掘り上げてしまった。

 これからも、味を占めてどこかで狙っているかもしれません。
 
 のどかな蓼科のいい雰囲気をまるでぶち壊されてしまいました。


 このところ、周辺諸国側が我が領土へ無断侵入し、目的はそれぞれあるようですが、
それが国内で大きな評価を受けているということのようです。

 韓国大統領の竹島上陸と天皇訪問に関する過激な発言は、どうみても一国の大統領が取るべき行為とは
思われません。求心力低下を挽回するために、他国に宣戦を吹きかけた一種のパフォーマンスだとすれば、
なんと目先の、大義を顧みない行為でしょうか。
 韓国ドラマは好んでみていますが、これはドラマそのものの魅力からであり、韓国にそもそも
興味があることと全く違った話です。  五輪サッカーでの、韓国との3位決定戦でも、あの戦闘的なプレーや
試合後のプラカード掲示など、およそスポーツ選手がとるべき行動とは思えません。

 それに引き替え、日本のなんと冷静すぎる・・というより、ふがいなささえ覚える軟な対応まで
苛立たしくなります。


 中国、台湾もそうです。これまでも海上トラブルが絶えませんが、今回は、領土問題を旗印として
大挙して尖閣諸島に上陸を試み、うち5人が上陸した。 
 あわてて、帰還させた我が国政府は、問題がこじれるのを避けるかのように、昔の処理をそのまゝ踏襲するなど、
こちらも骨が抜かれた対応しかできていない。 帰還した空港ではまるで凱旋扱いで迎えられており、
一部の団体かも知れないがそれが報道されて、さも正当であるかのように映っている。


 ちょっと前には、北方4島にロシア大統領が来た。  これも、ポツダム宣言の時に曖昧になっていた部分を
うまく逆手に取られて今日まで尾を引っ張っている事象なのだ。


 北朝鮮は言わずもがな・・。10年ぶりに開催される「日朝赤十字会談」で、拉致問題も議題とする
日本側の提案に、厚かましくも強烈な批判を呈している。
これなども、もっと理論展開をして強力な姿勢を見せてほしいところである。


 これらはことごとく、国際社会に強力に機会あるごとに訴え続ける必要があるのではないかと思われる。


 国内でも、特に中学生あたりの「いじめ」に関して、学校だけでなく家庭や社会全体の問題として
もっと密な取り組みが必要であると痛感しています。


 時間が過ぎれば、少しずつ薄れて行くかもしれないですが、これらは本当は薄れさせてはいけない
問題ばかりなのですね。
 このところ憂鬱な蒸し暑い毎日です。






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終戦の日   (bon)

2012-08-15 | 日々雑感、散策、旅行

1945年8月15日に、戦争は終わりました。 戦争の経験は、田舎に疎開していて頭上をB29の編隊が、
大阪方面に向けて紀伊半島を北上する・・すごい音とサイレンなどが記憶としてあるだけです。
終戦後、大阪に戻ってくると、焼け野原の跡に家が立ち並んでいる・・そんな光景でしたね。

私が卒業した高校のグランドなども、かなり後に整備してグランドとなりましたが、その時は瓦礫とかが
散らばっている荒れ野原のようだった記憶があります。


 正午から政府主催の戦没者追悼式が行われるたびに大勢の人々が戦死され、その遺族の方々の悲しみを
想い起こさずにはいられないのです。


 改めて述べることもありませんが、 終戦の日は、国によってそれぞれ違っていて、アメリカ合衆国、イギリス、
フランス、カナダ、ロシアでは、9月2日を対日勝戦記念日(Victory over Japan Day)としている。
当時のアメリカ合衆国大統領トルーマンは、ポツダム宣言に調印した9月2日を「V-J Day」として宣言した。

 中華民国(台湾)と中華人民共和国では、旧ソ連と同じく、9月3日を「軍人節」や「抗日戦争勝利の日」としている。

 また、大韓民国では8月15日を「光復節」と称して、日本による朝鮮半島統治からの「解放」を祝う日となっている。
北朝鮮も同様に、8月15日を「祖国解放記念日」として祝っている。


 日本において第二次世界大戦(太平洋戦争(大東亜戦争))が終結したとされる日については諸説あり、
主なものは以下のとおりである。(ウイキペディアより)

1. 1945年(昭和20年)8月14日:日本政府が、ポツダム宣言の受諾を連合国各国に通告した日。
2. 1945年(昭和20年)8月15日:玉音放送(昭和天皇による終戦の詔書の朗読放送)により、日本の降伏が国民に公表された日。
3. 1945年(昭和20年)9月2日:日本政府が、ポツダム宣言の履行等を定めた降伏文書(休戦協定)に調印した日。
4. 1952年(昭和27年)4月28日:日本国との平和条約(サンフランシスコ平和条約)の発効により、
国際法上、連合国各国(ソ連等共産主義諸国を除く)と日本の戦争状態が終結した日。


 記録映画やテレビドラマなどに良く出てくる終戦の象徴として、天皇陛下の「玉音放送」がある。 
このくだり、ネットから引用して以下に記述します。

 「・・・午後、NHKの録音班が5人呼ばれた。「重大な録音があるので」としか言われなかった。
最新式の録音機を2セット持って宮中へ。録音は2台の録音機で同時に行った。念のため2回取ったので
計4組の玉音盤ができる。これは皇后官職事務官室の金庫に収められた。

 録音を終えたNHKの職員が宮中を出ようとした所、兵隊が彼らを拘束監禁した。終戦に反対する反乱軍であった。
反乱軍は皇居を占拠して、玉音盤を探すが見つからない。
まさか女官の部屋にあるとは思わなかったためである。更に午前4時頃、反乱軍は放送会館をも占拠する。

 午前5時頃、田中東部軍司令官が反乱軍鎮圧に乗り出す。5時半、阿南陸相が自殺。8時頃までに反乱軍は
鎮圧或いは自主退出する。8時半、玉音盤が搬出され放送会館へ。この日の各新聞朝刊にポツダム宣言
受け入れの報が書かれていたが玉音放送を待つため配達は差し止められていた。

 午前11時、憲兵中尉が放送会館に乱入して放送をやめさせようとするが取り押さえられる。
正午。時報に続いて「ただ今より重大なる放送があります」と和田信賢アナウンサーの声。この日は通常昼間の送電が
ストップされていた地方にも電気を流しておく指示が行き届いていた。

君が代のレコードが流れた後、「朕深く世界の大勢と帝国の現状に鑑み非常の措置を以て時局を収拾せむと欲し、
故に忠良なる爾臣民に告ぐ。朕は帝国政府をして米英支蘇四国に対し其の共同宣言を受諾する旨通告せしめたり。。。」
天皇の肉声が流れた。・・・」


 今日的にもいろいろ重大な問題が山積しているけれども、一瞬にして命を失う危険、家族・社会の崩壊をもたらす
人為的な戦争には幸いさらされてはいない。
というより、現実は平和ボケにぴったり浸かりきっているのかもしれません。

・・・・・

脇芽を挿して育ったミニトマトです。




今日も、正午には、黙祷が行われる。甲子園も。戦没者追悼式は、今年も日本武道館で挙行される。











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昨夜   (bon)

2012-08-13 | 日々雑感、散策、旅行

昨日8月12日(日)の夜は、ロンドン五輪最終日の男子マラソンがありました。 
女子マラソンはちょうど山行と重なっていましたから見ることはできませんでしたし、結果もはかばかしく
なかったので、今夜は、時刻も丁度いいので最初7時から見ていました。

 ロンドンの狭苦しい通路みたいなところを何度も周回するコースは、見る人には観光名所だけに好都合でしょうが、
選手にとってはどうだったのでしょうか?

 日本選手は6位入賞を果たしました。やはり、アフリカ勢の優勢は変わらず上位を占めていますが、
ウガンダが初めてケニア勢を破って金メダルの栄に浴しました。


 マラソンが終ると、夜9時過ぎ・・・。 夏休みで、来ている孫たちと3連続の花火の約束。
ベランダには、既にイスなど並べられ、ローソクも点火してあり、花火はすぐに始められた。孫たちは、
ともに部活などで休みに入ってもなかなか自由が効かず、8月もこの時期だけらしい。

 1時間ぐらいで花火も終わり、アイスを食べながら流星群を待ちました。10分位した時、かなり大きな、
ゆっくりとした流星が流れた・・・!  みんな確認できた。
更に待ったが、確認できないまま雲が出始めたので、今夜のイベントは終わりました。 

孫たちは、一旦横になってから、1時過ぎ頃にまた流星を観察にベランダに出て、さらに2つ確認したそうです。


 月明かりはなかったですが、街の明かりと雲が遮り2等星がやっと見える・・程度でしたが、
ベガ、アルタイルの牽牛・織女、それに白鳥座のデネブなどの1等星は天頂にあり、ペルセウス座のすぐそばに
カシオペイア座が確認でき、それを延長して北極星もかすかに確認できました。

白鳥座
(ネットより拝借しました。)


 夏の夜の1ページ・・昨夜は風もあり比較的涼しい上にやや非日常的な時間を過ごしました。













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コリアンタウン  (bon)

2012-08-11 | 日々雑感、散策、旅行

昨日は、ランチの会で新大久保のコリアンタウンに行って来ました。
夏休み中の金曜日のお昼時・・若い人たちで賑わっていました。というより、新大久保駅から、もうすでに人人人で、
そんなに広くない歩道をコリアンタウンの奥に向かって流れるような人の波・・。
特に、若い女性が目立ちましたね。
 
今日は、また暑い真夏に戻っていますが、この町は更に熱気?というようなものが加味されているようです。

 特に決めたお店ではなく、駅からすぐの「とんちゃん」という焼肉中心のお店に入りました。
既に店内は満員で、入り口に座って並びましたが、ちょうど時刻が始まったばかりのようで、およそ30分近く
待ったでしょうか・・ようやく案内されました。 店内はごった返している感じ。
 
オンドル三段バラ・・というのを注文しました。 何かというと、正しくは「サムギョプサル」といって、
いわゆるバラ肉をこんがり焼いて、ハサミで切っていろんなものと一緒にサンチュに包んで食す・・あれです。

サムギョプサル
(ネットより)

 
韓国ドラマではよく目にするところですが、実際に食したのは始めてでした。 
思ったよりは、ズットさっぱりしていて、辛さもちょうどよくおいしくいただきました。

 外に出ると、ビールのせいもありますが、大変暑いのでこの町の散策は興味はありましたが、次回に委ね、
その足で新宿に向かいました。

東京モード学園ビル  Cocoonビル となずけられていました。



 新宿損保ジャパンビル(元の安田火災ビル)42階の東郷青児美術館では、「ちひろと世界の絵本画家たち」をやっており、
お昼とは打って変わったかわいらしい上品な作品にしばし引き込まれてしまいました。

常設展示では、東郷青児のあの独特の女性像やゴッホのひまわり、セザンヌ、ゴーギャンなども目にすることが出来ました。


暑い夏も、こうやって出かけてみるとそれはそれで何とか楽しめるものですね。


≪折しもこの日、韓国イ・ミョンバク大統領が島根県竹島に上陸した。自身の求心力低下を回復したい一環での
パフォーマンスであるとすれば、なんと思慮に欠けた大統領か・・と言わざるを得ない。≫






新大久保 トンチャン焼肉










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またしてもペルセウス座流星群  (bon)

2012-08-10 | 日々雑感、散策、旅行

今度こそ、観測を・・・。
      ( 未明の「なでしこ」惜しかったですね・・・。)

 今日、10日から14日あたりまでが観測可能ですが、12日(日)の午後9時過ぎ頃からが
最もいい条件なんだそうです。

 昨年(2011.8.12 )も、このペルセウス座流星群をブログで取り上げましたが、この時は
明け方が良い条件だったので、観測には不向き・・。おまけに月明かりが煌々と・・だったのですが、
今年は月の出も遅く、欠けた状態だそうなので観測向き。

 どこを見ればいいか・・? 
どこかを注目するのではなく、ただ漫然と全天空を眺めるのが最もいいのだそうです。

 それじゃだめだ・・という方には、強いて言うなら北東あたり高めを眺めてみるのもいいかもしれません。

ペルセウス座流星群
(ネット、アストロアーツより拝借しました。)


 流れ星なんて見たって、しょうがない・・なんて言わないで、夏の夜空を改めて眺めてみる機会なんですね~。



見る人も、見ない人も~この曲を・・・。








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スポーツ花盛り・・  (bon)

2012-08-09 | 日々雑感、散策、旅行

昨日から夏の高校野球・・甲子園が始まりました。 見ていても暑そうですが、その昔は
「カチワリ」を抱えながら応援したことを思い出します。最近では、昔よりも暑いから大変ですね。
今年は94回大会だそうです。49校出場のうち、初出場は4校、最多出場は平安の32回、
つづいて天理、智弁和歌山・・・なども名門校。近年に入ってから、野球に力を入れた学校もあり、
今まであまり知られていなかった学校が突然強豪として表れてきたりしています。以前から、
箱根駅伝とかの駅伝校でもその傾向はみられますね。

 
 ロンドンオリンピックは終盤に入り、いよいよ熱が入っているところです。私は、それほど熱心に
見ている訳ではありませんが、暑さも伴って寝不足気味です。

 どの競技も、本当に力が入ります。この大会を目指して、これに照準を当てて猛烈な練習、研究を
重ねて臨んでいるのですから、気合が入ります。 
 自己ベスト・・などが出る選手は、その緊張がより一層の力となって達成されるのですね。
体力・筋力・技の他に精神力もついている。大したものですね。

 スター選手は、それなりに演出もしたりして余裕が感じられます。 
オリンピックは、勝つことよりも参加することに意義がある・・なんて昔、教えられましたが、
今やそうではなくなってきているようで、国威発揚の場みたいな感じですね。
 しかし、あまり知られていない、国々にも金メダルの人が結構出ているのは、今のところまだ、
その国に飛びぬけた人がいる・・ということなのかもしれません。 
 そのうち、国籍を移動して出場する・・ということが多くなってくるかもしれません。 
 たしか、少し前のテレビで、ある国からは、どうしても出場枠をクリアできない選手で、
どうしてもオリンピックに出たい! という選手は国を移籍して、別の国から出場するというらしいです。
 さらにそのテレビでは、国単位ではなく、スポンサー企業競争・・ナイキとかアシックスとか・・の
企業宣伝の場と考えることも出来るとか。いやはや、時代も変わってきましたね。


 すべての競技を見ている訳ではないので、偏りがあるかもしれませんが、陸上の短・中距離競走は、
どうしても日本人向きではないように思います。
やはり、あの骨格とかバネが違うのでしょう。 同じ競争でもマラソンになると、割と昔から頭角を現しています。
 
 陸上10種競技に、日本からなんと48年ぶりに出場したが、日本的には、かなりハンデがある
のではないでしょうか? 10種は、走る・跳ぶ・投げる だそうですから、苦手が相手みたい・・
世界でも30人ほどの選手ですからあまりいない?

 柔道は、今や力の競技?となり、今回は始めて金メダルがなかった(男子)。およそ、我々の知る柔道ではなく
JUDOなんですね。それに、審判泣かせ・・。選手はいたたまれないでしょうが、見ている方も興ざめでした。


 どの競技も、本当にしんどいものばかりですが、アーチェリーは、シンドイというよりむしろ精神統一ですかね。


「なでしこ」はどうか? 「ボルト」は、200mも・・? バレーは?


 NHKのオリンピックソングは、「いきものがかり」の作で、演奏もそうで明るい力のある歌ですが、
この、グループの名前は前から気になっていました。 先日の読売新聞のコラムで分かりました。
男性2人は、小学校1年の同級生で、この二人の学校での役割が、金魚などの生き物の世話係で
いわゆる「生き物の係」だったそうで、バンドを結成した時、その名をつけたとか。
ボーカルの吉岡さんは、同級生の吉岡君の妹さんだとか・・。

スポーツは楽しい。プロ野球、大リーグ、サッカーなどなども花盛りだ。





オリンピックの開会式行進曲に採用されたAdele Rolling in the Deep














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魔のバイオリン  (mak)

2012-08-07 | 読書
図書館の新刊書の棚にあった「魔のバイオリン」という本が目にとまった。
bonが投稿した最近のブログ「素粒子」に貼り付けてあったモーツワルトのバイオリンの名曲を聴いた直後であったので、つい興味を惹かれ借りて読んでみた。

この本は、バイオリン大好きの佐々木庸一氏(東大名誉教授)が長年にわたり調べた文献からバイオリンの名器にまつわる興味深い話を紹介したものである。その中にストラディバリことが記述されていたので、その一部を抜粋し、この本の紹介としたい。

「ストラディバリは日本でも50年以上も前に1億円以上で売り買いされ、今では世界で4億年以上の値がつく高価な楽器である。(たまたまスペインで最近23億円という破格の価格がついたとの新聞報道ここをクリックがあったので、参考までに載せておく。)何故、こんなにも高いのか?まずストラディバリーが奏でる音の素晴らしさである。ストラディバリの名器を演奏会で聞いてまず音色が多種多様であることに驚く。また音が実に甘美で、上品であることにも驚かされる。百人のオーケストラなどと共演してもそれに負けないくらい大きな音が出る。こういう名器は自分一人で練習しているときに、弾けば弾くほど気分が乗ってきて、長時間弾いていてもすこしも疲れない。その素晴らしさがはっきりした19世紀中頃から値段が上がりだし、ついに庶民には手が届かなくなった。
値段が高いもうひとつの理由としては、数が少ないことである。アントニオストラディバリ(644-1737)は93年の生涯で約3000個造ったが戦争火災などでほとんど失われ現存するのは4百2個しかない。楽器としての価値に骨董的価値が加わり破格の価値になっている。

こんなに高いものを買えるのは、18世紀過ぎから海外発展で大儲けしたイギリスの貴族たちであった。第一次世界大戦後はアメリカの新興成金が買った。そんなわけで、4百余現存せるストラスバリはヨーロッパに半数、アメリカに半数ある。戦前の日本にはまずなかったものと考えて良いであろう。ところが最近経済大国日本にも入ってきている。」

以上、「魔のバイオリン」に紹介されているバイオリンにまつわる話のほんの一部を紹介したが、
高価なワインの味と安物の区別もつかないように、高価なバイオリンの名器が奏でる音の素晴らしさを聞き分けることができないが、本書を読んで得たバイオリンに関する興味深い話しは、バイオリンの曲を今まで以上に鑑賞し、感動して楽しめるのに役立つかもしれない。このところ、YouTubeの再生リストに偉大なるバイオリニストと題して、有名奏者とバイオリンの名曲を集め聞いているがさらに好きな曲を追加していきたいものである。

ストラスバリを個人で買った数少ない日本のバイオリニスト奏者の一人である千住真理子の動画がYoutubeにあったので貼り付けておいた。そこにもストラスディバリのすばらしさを、誇らしげに千住真理子が述べている。





偉大なるバイオリニスト達 バイオリン名曲集59曲:

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JAL V字回復の真実   (bon)

2012-08-05 | 日々雑感、散策、旅行

makの記事、○○○の真実 に刺激されたわけではありませんが、いつも情報配信していただいている
友人から届いた記事が、たまたま、このようなタイトルになっています。

 既に、東証の上場承認も得られ、全株式の売買決議も行われましたが、あの日航がこんなに早くどうして?・・
という側面は否めないところだと思います。いったいどういう改革があったのか? どのようにして
再起されて来たのか?

その真実が、まとめられて今届けられたのです。
 そのまま、転写させていただきました。

****************************************
文藝春秋 2012年08月号 p166-175

        「日本は甦る JAL V字回復の真実」
         稲盛 和夫(日本航空名誉会長)

【要旨】2010年1月の日本航空(JAL)の会社更生法適用は国民に衝撃を与えたが、それ以上に
驚きをもって受け止められたのが、稀代の実業家ではあるが航空業界にほとんど関係してこなかった、
京セラおよび第二電電(現・KDDI)創業者・稲盛和夫氏の会長就任の報である。
しかし、同氏はわずか2年で見事に再生への道筋をつけ、今年2月に会長職を譲っている。
本記事は、稲盛氏自らが、 JAL再生のためにどんなことを行ってきたか、その道のりを振り
返るとともに、
その復活劇を日本経済再生へのヒントとすべく、改革のポイントを論じている。航空業界に関して
何の知識もなかった同氏が改革にあたって取った方法は、経営者として50年あまりの経験から生まれた
独自の経営哲学「フィロソフィ」の徹底と、独自の「アメーバ経営」という部門別採算管
理制度の導入だった。

  ------------------------------------------------------------

 日本航空の会長に私が就任した頃は、連日のようにテレビや新聞で、再建は無理と報道されていた。
確かに、過去、会社更生法を申請した企業のうち、再生に成功したのはそれほど多くはない。
更に、「JAL の再建計画は机上の空論」という論調も数多くあった。

 この様な厳しい世論の中、私の日本航空での仕事が始まった。毎日のように出社し、会議に出席したり、
現場を訪問する中で、次の四点の大きな問題があることに気がついた。

 一点目は、経営陣の資質である。企業経営をするうえで一番大事なことは、経営幹部に立派な人間性を持つ
リーダーを据えることである。どんな困難に直面しても、逃げることなく真正面から取り組む勇気があり、
また、部下や仲間を大切にする優しさも持っているような、また常に謙虚で努力を怠らな
いような
リーダーでなければ、会社はおろか、小さな部門さえまとめることはできない。
しかし、日本航空の幹部は、学歴とプライドだけは高かったが、当事者意識に欠け、評論家的な言動に
終始するような人が目立った。

 二点目は、幹部が企業経営の基本を全く理解していなかったことである。 企業を経営するためには、
最低限、現在の経営の実態が数字で分かっていなければならない。それが、当時の日本航空では
経営実績が集計されるのに2ヵ月もかかっていたので、そのような数字が分かっている幹部はだれもいなかった。

 三点目は、本体と子会社、本社と現場、経営幹部と一般社員がバラバラで一体感がなかったということである。
本社内さえも本部間の横の連携が取れていなかった。その原因は、官僚的ともいえる社内制度にあると思えたが、
私にはそれ以上の根本的な原因があると感じられた。それは、経営の目的が明確ではなく、
社員全員が持つべき共通の価値観もないということであった。

 四点目は、お客様の視点が欠けていたということである。私が乗客として利用していた時から、
日本航空のサービスはマニュアル通りで、心がこもってないと感じていた。

 このような四つの問題が日本航空破綻の要因だと思えたので、私は、それぞれ次のような取り組みを始めた。

 まずは、リーダーの育成である。2010年6月より、経営幹部約50名を集めて、リーダー教育と称して、
1ヵ月間にわたり、毎週4回、合計17回の徹底した教育を行った。
内容は、私が常日頃考えている「リーダーとしての在り方」や経営をするために必要な「管理会計」などである。

 次に取り組んだのは、部門別採算制度の導入である。私は、経理部門に月次の経営実績を出来るだけ早く、
しかも部門別に出すように指示をした。
ようやく夏ごろからはそのような数字が出るようになったので、それをベースに、各本部や子会社の
リーダーの方々に集まってもらい、自部門の実績について発表する「業績報告会」という月例会議を始めた。
私は意味のわからない数字を見つけては、「なぜそのような数字になるのか」を徹底して質問していった。

 一方、私は、路線ごと、便ごとの採算がリアルタイムにわかるような仕組みを作らなければ、
会社全体の採算を向上させることは出来ないと考えていた。残念ながら、それまで、そのような
仕組みも考え方もなかった。そこで、その仕組みを現場の社員と議論しながら作った。
現業部門でも、部門を出来るだけ小さく分け、それぞれの責任を明確にするとともに、経営実績が
詳細にわかるような仕組みを作り、関係する社員すべてに公開するようにした。

 三つ目は、社員の一体感である。私は日本航空の企業理念を改めて作るよう、また、日本航空全社員が
持つべき共通の価値観、つまりフィロソフィを定めてほしいと指示した。
早速、幹部社員による「JAL フィロソフィ策定委員会」が設立され、2011年1月には「JAL フィロソフィ」が
策定されるとともに、企業理念も制定された。
 「JAL フィロソフィ」は手帳にまとめられ、2011年春には全社員に配布された。

 最後のお客様視点については、私自身が直接空港に出向き、実際にお客様に接しているキャビンアテンダントや
パイロット、また空港カウンターで働いているスタッフの皆さんに集まってもらい、「これからも大変厳しい状況が続くけれど、お客様が一番大切なのだから、これまで以上に、心を込めた
サービスに努めてほしい。一線に立つ皆さんが、新しい日本航空の象徴になる」と直に話をして回った。

 このように四つの課題に対し、私なりにできる限りの対策は取ってきたつもりではある。
しかし、この間も、更生計画に示された数多くの構造改革の案件も具体的に進めていかなくてはならなかった。
体力的にも精神的にも大変厳しい時ではあったが、そのなかで、社員の意識が変わり、会社がいい方向へ
向かっていると実感できることが増えてきたことが大きな救いとなった。

 今年5月には、2012年3月期の経営実績を発表、当初の営業利益目標 757億円を大幅に上回る
2049億円を計上することができた。一番大きな要因は、全社員のたゆまぬ努力である。
売り上げの伸びが余り期待できない中、全社員が自主的に経費削減に取り組み、計画より 800億円近く
経費を減らすことができた。そのために、大幅に目標を超える営業利益を残すことができたのである。

 日本航空の再生は、ひとつの先行事例になるであろう。一方、今回のように結果的に企業再生に
成功した事例をもって、不公平な支援があったのではないか、という方向になることは避けなければならない。
グローバルな競争の中で、欧米諸国にはない日本特有の「出る杭は打つ」ような風潮を助長することは、
今後、日本航空のように復活を目指す多くの企業の足枷になってしまうからである。

 日本航空は、予想を超えるような復活を遂げつつある。では、私が何か特別なことをしたかというと
そうではない。ただ、私は当たり前の改革を着実に実践していっただけであり、社員を励まし、
縁あって同じ会社に勤めているのだから、同じ価値観を持って、助け合い、前へ進もうと話してきただけである。

 しかし、現在の日本の大企業ではその当たり前のことが出来ていないのではないだろうか。
目標を掲げ、優秀な一部のスタッフがそれを達成するための戦略を立案する。トップはそれがまるで
既に実現したかのようなプレゼンテーションを社内外で行う。しかし、すぐに大きな困難に直面する。
そのとき、言い訳を探し、そこから逃げようとしていないだろうか。それでは、決して社員の協力を
得ることはできず、目標を達成することもできない。

 私は、どんな苦境にある企業であれ、リーダーが、素晴らしい社員に恵まれていることに感謝し、
社員と一体となって、懸命な努力を重ねるなら、道は必ず開けていくと確信している。そして、
そのような企業が増えていくなら、日本経済は必ず復活できると信じている。

コメント: プライドの高い官僚的なエリート集団に、異業種出身のトップが「改革」に乗り込んでくるとなると、
当初はかなりの反発があったであろうことは想像に難くない。保守的な省庁に、改革派の大臣が就任したようなものだろうか。
しかし、そこから一致団結した改革者集団へと変貌し、成果を上げることができたのは、やはり
稲盛氏の人間性によるところも大きいのだろう。
そうした社員との人間同士の絆をつくる一方で、数字の管理を徹底させている。このソフトの面と
ハードの面、両面のケアを同時進行させたことが、この「稲盛改革」の真骨頂なのだと思う。

自身で述べているように、確かに「当たり前」のことかもしれない。でも、多くの企業にとって、
その企業にとっての「当たり前」とは何かが分からないのではないか。
本記事はその「当たり前」を探るための大きなヒントとなるだろう。

Copyright:株式会社情報工場

*******************************************************************************

JALホームページから(8/2業績発表から抜粋)
 平成25年3月期の連結業績予想は、5月に発表させていただきました数字から修正はなく、売上高 1兆2,200億円、営業利益 1,500億円、経常利益 1,400億円、当期純利益 1,300億円、とさせていただきます。

Jal再上場前の増資問題 (mak):



その昔の懐かしい・・・








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