今日、4月30日に天皇陛下は退位されます。 天皇の退位は、江戸時代の光格天皇以来
約200年ぶり、憲政史で初めてということなんです。
平成の時代が終わるにあたって、この30年を振り返って見ました。 ここでは、新聞・
テレビと違って、もっと身近な生活レベルの実感を私なりに列記してみました。
私の会社時代で、初めて営業部門に配属された翌年に「平成」となり、業務上にも少し
変化がありましたので、この時の記憶は鮮明に残っています。 会社人生は既に20数年を
過ぎていましたが、まだまだ大いに羽ばたいていたようで、その5年後には退職して、子
会社に勤務した後も、新しい内容の仕事を自由に推進したり、なんの、現役そのもので
あったようでした。
平成12年には、系列の会社から離れて、独自に選択した商社と外資系の会社で新しい
経験を少しして、その後は、ネット社会を見据えてセキュリティ関連のベンチャ企業で
悪戦苦闘したりしていましたが、五木寛之の『下山の思想』に似た日常を辿っていたよう
な感じがしています。
完全に会社というか、業務的に社会と繋がることは無くなって、既に10年が過ぎてしま
いました。 平成の30年は、10年が元の会社関連、 次の10年は1人舞台、 残る10年はサン
デー毎日で後期高齢進行中です。
つまらぬ話で申し訳ありませんでした。
生活レベルの平成時代推移を思いつくまま列記してみました。(H元年 →H31年)
・人口:1億2361万人(H2) →1億2623万人(H31) H20頃がピークで1億2810万人
・高齢化率(65才以上割合) 12.1% →28.9%(高齢化が急速に進む)
・平均寿命 男75.9才、女81.9才 →男81.3才、女87.6才(大幅に伸びる)
・消費者物価指数 105~110ポイント →105~110ポイント(あまり変化なし)
・為替(ドル円レート)プラザ合意(1985年)直前240円 H7年4月79円75銭→107~110円
・株価(日経平均) 3万8900円 →1万9561円(H31.1.4) 現在2万2258円(終値)
・大学初任給(男性)16万900円 →21万100円
・電車代(山手線1区間)130円 →140円
・タクシー(初乗り) 470円 (H26 730円) →410円
・百貨店売上高(衣料品)6兆円 →3.8兆円 (別の店、通販にながれる?)
・郵便料金 封書62円 →82円 ハガキ41円 →62円
・電話料金 東京大阪3分間 330円 →80円
・電気料金 (~120kwh 1kwhあたり)17.8円 →19.52円
・非正規社員 20% →40%
世界時価総額ランキング比較(ネットより) 現在では、トヨタ自動車が35位で1社のみ)
(ピンク色が日本企業です。平成元年当時の日本は凄かったんですね。)
平成という時代は、日本が参戦する戦争はありませんでしたが、未曽有の自然災害が
多発し、中でも巨大地震による災害が列島各地で発生しました。ゲリラ豪雨による被害も
頻発するようになった気がします。地下鉄サリン事件もありました。
経済面では、バブル経済の崩壊やリーマンショックなどなどの大きな試練もありました。
一方ICTの急激な進展により、インターネット、スマホなどにより生活環境が大きく変わっ
てきました。
この先、あすから『令和』に入りますが、地球的には何も変わるところはありませんが、
どうぞ安定した、平穏な地球でありますことを願ってやみません。そのためには何を成す
べきか? が真に問われる時代となるでしょう。