今日は、2月29日で、うるう年ですから29日があります。
2月が調整月になっていますが、なぜ2月なんでしょう? 当ブログのかなり前の記事
「うるう(閏)」(2012.2.28)があり、その部分は簡単に、『それは、その昔ローマ
暦での年始は3月1日であり、2月は年末の月であった。そのため、年末の2月が日数の
調節に使われた。そのまま現在の暦でもこれが引き継がれてきた。』とあります。
(ネット画像より)
そもそも、地球は自転(23.4度傾斜して)しながら、太陽の周りをほぼ一年をかけて
回っています(公転)が、ちょうど1周する(例えば、春分から春分まで)には、およそ
365.2424日であり、これを一年=365日と定めた暦(グレゴリオ暦)では、0.2424日少
ないことになります。
この差が積み重なって暦と季節が無関係なものになってしまうことを防ぐために補正
する必要があるのです。この補正するやり方として、現在統一的に扱われているのが、
グレゴリオ暦において400年に97度(回)閏年とし、2月の日数を1日増加させるとされ
ているのです。このとき付け加えられた日が閏日であり、加えられる日は2月29日なん
ですね。
先のブログにもありますが、この、400年に97度(回)の閏年を設ける仕方は次の
ように定められているのです。すなわち、現行の太陽暦であるグレゴリオ暦では
① 、年(西暦)が4で割り切れる年は閏年とする
② 、①のうち、年が100で割り切れる年は閏年としない(つまり平年とする)
③ 、②のうち、年が400で割り切れる年はこれを適用しない(つまり閏年とする)
というルールなんです。
したがって、西暦2000、2400年はうるう年ですが、1900、2100、2200、2300年は
4で割り切れますが、100でも割り切れるのでうるう年ではなく平年となります。
2000年は、4で割り切れますが、100でも割り切れ、閏でないと誤った例もありますが、
2000年は400でも割り切れますから、やはり閏なんですね。
うるう の年は、オリンピックがあり今年は東京オリンピックです。 また、うるう
年はアメリカ大統領選挙の年でもあります。今、民主党候補選びをしていますね。
ともに4年ごとのために一致しており、うるう年でない年でもオリンピック、アメリ
カ大統領選が(ずっと先に)あることになります。
英語では、leap year といいますが、1年=365日は、52週+1日で、ある日の曜日は、
翌年は必ず次の曜日になります。つまり、今年の2/22は土曜日でしたから、来年の
2/22は日曜日となるところが閏で1日追加されますから、一つ飛んで月曜日となる
のです。だからleap(飛ぶ)というそうです。
(ネット画像より)
こんな悠長なことを言っている場合ではない! とお叱りを受けますが、コロナ
ウイルスは、大変な厄介者で、先(2/25)COVID-19のグラフを27日まで伸ばして下図に
示します。 世界全体(中国)では、その感染増は少なくなってきていますが、地域
が拡大して、韓国、イタリア、イランなどが急増していることを受け、世界経済にも
すでに影響が出始めていて、先行きを不安視した株価は、連日大幅な下落が世界的に
続いています。
(WHOレポートから作図しました。)
日本では、突然、小中高の休講が要請され、学期末、卒業式などを控えて混乱をきた
していますし、すでに、コンサート、各種の大会・イベントは中止され、美術館、動物
園など人の集まるところは閉館となり、北海道でも、緊急要請が出されていました。
特に、週末の外出は控えるようにと。非常事態を呈しています。
感染させないための工夫をすることが大事なんですね。
早く収束することを願うばかりです。