先週末あたりから、寒い雨が続いて、慌ててストーブを出して、コンセントには扇風機 を外して付け替える始末です。 昨日の日本オープンゴルフも雨の中、苦戦の末、池田の 優勝、ローアマチュアの金谷が2位で健闘しました。
肌寒い雨の日は、ネットの良いお友達で、いろいろとサーフしているうちに、面白い ページに出会いました。 掲題の“おもしろい花の名前”がずらりとありました。その 中から、かいつまんで 少しコメントを付けながら記事って?みました。 順不同です。
センリョウ (センリョウ科) よくご存じのセンリョウです。 仙蓼とも書きますが、一般に千両がわかりやすいですね。学名:Sarcandra glaber で センリョウ科の常緑低木。冬に赤い実をつけ美しく、万両(マンリョウ)と共に、お正月 の縁起物とされています。マンリョウはヤブタチバナ(ヤブコウジ科)、センリョウは クササンゴ(センリョウ科)、ヒャクリョウ(百両)はカラタチバナ(ヤブコウジ科)、 ジュウリョウ(十両)はヤブコウジ(ヤブコウジ科)、イチリョウ(一両)はアリドオシ (アカネ科)で、一両から万両まであるのですね。神代植物園に揃っているそうです。 昔、万両と千両それに一両を寄せ植えする習慣があったそうです。 すなわち『千両、 万両、有りどうし』なんですって! アリドオシというのは、蟻通しで、鋭いとげがあり、 蟻だけは通す・・との意味から付けられたといいます。
ナンジャモンジャ (モクセイ科) ヒトツバタゴ、学名:Chionanthus retusus といい、15~20m程の大木です。東京都 神代植物園に行った時、5月中旬で、木の上あたりにうっすらと白い雪を被ったように 一面に白い花が咲いていました。モクセイ科で単葉(ヒトツバ)のタゴの木というのだ そうです。現地の説明版に,『 昔、水戸黄門様にこの木の名前を問うたところ、“なん じゃろのう、わからんのう”といったとか』とありました。
ナンジャモンジャ (ネット画像より)
タビビトノキ (ゴクラクチョウ科)
オオギバショウとも言われ、バナナに似た大きな木です。マダガスカル原産で、 学名:Ravenala madagascariensis といいます。今年6月に 千葉市花の美術館に行ったときに はじめて見ました。 大きなドーム型温室の中に、いろんな熱帯・亜熱帯植物に混じって、 見上げるような大きな木でした。 タビビトノキのいわれは、葉柄に雨水をためるため、 乾燥地帯の旅行者の飲料水供給源として利用されたとも、また、高木は葉が東西方向へ 扇状に広がることから旅人に対するコンパスの役割を果たしたとも言われているとか。
タビビトノキ (ウイキペディアより)
ハンカチノキ (ダヴィディア科) 白いハンカチのような花です。 学名:Devidia involucrata といい、中国南西部の高山に自生する、1科1属1種の 木で、 植物界のパンダともいわれる珍しい樹木なのだそうです。 この木も、神代 植物園でみましたが、その他にもときどき見かけます。 白く垂れ下がった苞(真ん中 に丸く見えるのが花)が、ハンカチをつるしたように見えるところからこの名前がある のですね。 風に揺れる2枚の苞を、白い鳩に見立てて、ハトノキの別名もあるという。
ブラシノキ (フトモモ科) ブラシの木、学名:Callistemon といい、学名のカリステモンはギリシャ語で「美し い雄しべ」という意味なのだそうです。我が家のベランダにもかって鉢植えでありまし たが、真っ赤なボトルブラシに似た花が咲きます。 雄しべが群がってブラシのように 見えるのですが、その特異な形の花に人気があるようです。オーストラリア原産 で別名 キンポウジュ(金宝樹)とも言います。
ブラシノキ (ネット画像より)
マーマレードノキ (ナス科) マーマレードつくりプロ級の pookyさんに進呈したいような木です。 学名:Streptosolen jamesonii といい、輝くようなオレンジ色の花が印象的で、花色 がマーマレードを連想させろといいます。園芸店では「オレンジマーマレード」の名を 付けているところもあるそうです。コロンビア、エクアドル原産の非耐寒性の常緑低木で、 室内では2月頃から、戸外では春から秋まで咲き続けるといいます。
マーマレードノキ (ネット画像より)
ローソクノキ (ノウゼンカズラ科) 実をローソクに見立てて名付けた。 学名:Parmentier cereifera といい、原産地はパナマで、樹高は3~5mの木で、 絶滅 危惧IB類(EN)に指定されているそうです。10月から1月にかけて夜に開花し、花後 にできる実が黄緑色の円柱状で、長さが30~120㎝くらいある表面が蝋質であるところ から、この名がつけられたようです。英名では、Candle treeと呼ばれています。原産地 では主に家畜の飼料とされているとか。
ローソクラン というのもありました。 学名:Arpoophylium giganteum という ラン科の植物で、メキシコ、コスタリカなどの中央アメリカに分布 しているそうです。 花茎はバルブの頂部から直立し、総状に密に小花をつけ、円筒状に開花させる花姿から この愛称で呼ばれているとか。鮮明な濃桃紫色の花とあります。
ピンポンノキ (アオギリ科) 中国名の「蘋婆(ピンポー)」に由来するとか。 学名:Sterculia nobilis といい、インドシナ半島から中国南部に分布し、中国では 種子や果皮を胃痛や腹痛などの薬として用いるとあります。葉は互生し、楕円形で先が とがっており、果実は卵形で熟すと紅色になり、中に大きな種子が1~4個入る。種子の 大きさに似合わない可憐で小さく竹細工のような花を、枝の先端の円錐花序に多数つける とありました。英名では、Pingpong tree です。
イチゴノキ (ツツジ科) 花の形から苺の木。 学名:Arbutus unedo といい、果実を見立てて、おいしそうな名前が付けられていま す。本種は、地中海沿岸からアイルランドに自生する小型の常緑樹で、強い風にも耐え、 またツツジ科の植物には珍しく、アルカリ性の土壌でも生育するそうです。 花も楽し め、それはスズラン状で、アセビに似たクリーム色の花とあり、 果実は、真っ赤に熟したヤマモモのイメージだそうで、生食よりジャムや果実酒に利用されているようです。 英名は、Strawberry tree です。
アアソウカイ (キョウチクトウ科) 学名:Pachypodum といい、マダガスカル島原産 だそうです。漢字では「亜阿相界」と 書き、亜阿相界とは、アジアとアフリカの境界をいうとありましたが、何やら判じ物み たいですね。刺だらけの幹に細長い緑の葉をつける多肉植物で、ヤシのような姿です。
アアソウカイ (ネット画像より)
モッテノホカ (キク科) 現在では山形県で生産される食用菊。奈良時代に中国から伝来した「延命楽」という 品種の食用菊で 、江戸時代から民間でも食されるようになったとされており、 現在でも 食用菊として栽培されています。花色は淡紫色または紫紅色。名前の由来は「天皇家の 紋章である菊を食べるとはもってのほかである」など説があります。新潟では「カキノ モト」というそうです。 たまに酢の物なんかで見ますね。
モッテノホカ (ウイキペディアより)
ジゴクのカマのフタ キランソウ 「金襴草 」(シソ科)が本名ですね。 、学名:Ajuga decumbens は、畑や庭のすみ、道ばた、林のふちなどに生える多年草で、 春に濃紫色の唇形花を開くとありますが、 開花期の全草は筋骨草 (きんこつそう)とい う生薬であり、高血圧、鎮咳、去淡、解熱、健胃、下痢止めなどに効果があるとされる ようです。別名のジゴクノカマノフタ というのは、「病気を治して地獄の釜にふたをす る」ということからきているとありました。
ジゴクノカマノフタ (ウイキペディアより)
キソウテンガイ (ウェルウィッチア科) 奇想天外 ですね。 学名:Welwitschia mirabilis といい、 南西アフリカのナミブ砂漠の限られた地域 にのみ生育する裸子植物で、一生に2枚の葉しか出さないという、まさに奇想天外な植物。 寿命も大変長く、一番長生きしているものはなんと2000年も生きているものがあると いわれているそうです。
キソウテンガイ (ネット画像より)
ウシノヒタイ (タデ科) 牛の額。 学名:Polygonum thunbergil で、葉の形がソバに似ていて、溝のそばに生えるところ から、和名は「みぞそば」(溝蕎麦)と呼ばれています。 「牛の額 」は、葉の形を牛の顔 に見立てての別名だそうです。 白色~淡紅色の花が10数個集まってつき、コンペイト ウグサ の名もあるといいます。
ウマノアシガタ (キンポウゲ科) 馬の脚形です。 いろいろとありますね! 学名:Ranunculus japonicus といい、 一面に咲いた黄金色の花がわずかな風に波打つ 様は、まさに春そのものとあり、キンポウゲといえば、お馴染みですね。山野でふつうに 見られ、茎は細く直立するとあり、4~5月、つやのある黄色い5弁花を咲かせます。名は根出葉が馬蹄に似る?からとのことだそうです。 一般にはキンポウゲ(金鳳花)の 名で親しまれています。
キツネアザミ (キク科) 狐薊。 学名:Hemistepta lyrata 枝先に紅紫色の頭花を上向きにつける。頭花は直径2.5cm ほどで、筒状花だけでできている。「アザミにそっくりの花をつけるがよく見ると違い、キツネ にだまされた」ようなのでこの名があるという。
キツネノカミソリ (ヒガンバナ科) 狐の剃刀 。 学名:Lycoris sanguinea は、お馴染みの曼殊沙華、ヒガンバナですね。 春先に 伸びる葉で、キツネが顔を剃る・・と面白がったところから名付けられたとか。
フォックスフェース (ナス科) fox face 。、学名:Solanum mammosum で、これはよく見かけますね。 形が個性的なので、よく生 け花に用いられています。 果実に、耳のような突起が2個ほどあって、その形は動物を、 特に熟すと色は真っ黄になり、キツネの顔 を連想させるというところから、この名前が ついたのだそうです。また、ナスと同じような花が咲くところから、和名をツノナス (角茄子)ともよばれているそうです。
サルスベリ (ミソハギ科) 百日紅とか猿滑で、これは、よくご存じのアレです。 、学名:Lagerstroemia indica と呼ばれ、夏の暑い日差しの中で赤、ピンク、白の花を 付け楽しませてくれます。ベランダの鉢植えも、長い間ありましたが、ピンクのが、枯 れて寂しくなりました。木肌がツルツルして猿でも滑るという 意味とありました。
タイガーオーキッド (ラン科) Tiger orchid。 学名: Grammatophylium speciosum で、「世界で一番大きなラン」といわれており、大きなものでは高さが3m以上になる。 花は黄緑色地に褐色の縞模様があり、名前のと おりトラを思わせるとありました。 株が大きくならないとなかなか開花しないので、 日本では珍しい花のひとつだそうです。
ネコジャラシ (イネ科) 猫じゃらし 。、学名:Setaria viridis といいますが、道端などによく咲いているアレです。 花穂 で猫をじゃらすと猫が喜ぶので、「ネコジャラシ」。別名、エノコログサ (狗尾草)とも いい、犬ころ草という意味で、穂の柔らかい毛が子犬の尾を思わせる。一年草。
ネコノヒゲ (シソ科) 猫の髭。 学名:Orthosiphon aristatus 赤紫色を帯びた茎の先端に、白い(または淡紅の)花を 総状に咲かせるが、 長く伸びる雄しべが「猫のひげ 」のように見えることから、Cat’s whiskersともよばれています。利尿・血圧降下作用もある薬用植物であるそうです。
ネコノヒゲ (ネット画像より)
リュウノヒゲ (キジカクシ科) ジャノヒゲとも。 学名:Ophiopogon japonicus で、グランドカバーでお馴染みですね。 高さ10cmほどで 細い葉が多数出て、この葉が竜の髭に似ているので名付けられたといわれています。夏に淡紫 色の花 をつけ、成熟前に破れて種子が露出し、青く熟します。このことから,玉竜(タマリュウ)とも 呼ば れているようです。
ネコヤナギ (ヤナギ科) 猫柳。 学名:Salix gracilistyla こちらも、生け花などでお馴染みですね。 柔らかい早春 の日差しにきらきらと輝く、銀色の毛に覆われた花穂。 ふわっとした銀色の柔毛の質感 はネコ の毛にそっくり、「ねこやなぎ」の名がつけられた。
キャットテール (トウダイグサ科) Cat tail。 学名:Acalypha hispaniolae 非耐寒性常緑多年草で、猫のしっぽのような紅色の花が 密に集まってひも状に垂れ下がる。 この赤い花穂を「猫の尾 」に見立てて、キャット テールの名で出回っています。園芸店でもよく見かけますね。
ブタノマンジュウ (サクラソウ科) ネアポリタナムの種があります。豚の饅頭 。 学名:Cyclamen persicum 学名にありますように、シクラメンの原種の一つです。 このブログにも記事アップしていますが、我が家にもあり、秋口から、たくさん花が 咲いてきています。球根は扁平で、直径8cmもあるおおきなもので、豚がこの球根を 食べることからこの名前が付けられたそうです。
ブタノマンジュウ球根 花が咲いたところ(葉はまだ出ていない) (共にネット画像より)
パンダスミレ (スミレ科) 学名:Viola hederacea は、オーストラリア原産の数少ないスミレの一つで、白と 紫の花のコントラストがパンダ を連想させるところからこの名前がついたそうです。 ツルスミレとも呼ばれ、茎が長くのびるので、吊鉢栽培もおもしろいとあります。花 期は長く、晩秋まで咲くといいますから機会があれば一度栽培してみたいです。
この他、タバコソウ、 ヒトリシズカ、フタリシズカ、 ノコギリソウ、 サギソウ、キン ギョソウ、ツバメスイセン、コマクサ、ヤブレガサ、コウホネなどこのブログにも出て きたりしたものなどまだまだありますが、これくらいにしておきます。 お疲れさまでした。
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