蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

クレオメ  (bon)

2024-04-27 | 花鳥風月

 晴れると急に夏日到来でベランダに出るだけで汗ばんできます。

  初めてですが、クレオメのタネを購入し育ててみようと思いました。この花は
見たことがあり、かなり複雑な形をしていますが、和名にある「フウチョウソウ」
(風蝶草)はよくその形を表していると思います。蝶が群れ飛ぶように咲き乱れる
・・のだそうですが、初めての鉢植えでこのようになるかどうか(おそらくちょっ
と無理ではないか)気にしながらポット播きしました。

  ポット播きしました。        購入したタネ
     

 「クレオメ」は、学名をCleome hasslerianaといい、フウチョウソウ科の一年草
とあります。(花と緑の図鑑)

クレオメ(図鑑から)
  


 『南アメリカ原産の丈夫な一年草で、日本の暑い夏でも元気に花を咲かせ続け
ます。花の形がとても変わっていて、オシベが長く突き出し、花弁がその周りを
彩ります。株は最初ロゼット状にみえますが、どんどん花茎を伸ばして大きくな
ります。葉は手のひら状になりますが、花の咲く茎につく葉は三角形になります。』
『乾燥に強い反面、ジメジメした場所ではうまく育ちません。移植が苦手なので
タネから直まきするのが普通ですが、ポット苗から植えるなら根を崩さないように
移植すれば問題ありません』

 で、割と簡単そうですので、やって見ます。

 とりあえず、ポット播きしてみました。(冒頭の写真) ポットが小さ過ぎた
かもしれませんが、種がたくさん入っていたので、この一つのポットにタネを5~
6粒くらい撒いてみました。水は、霧吹きでたっぷりと・・。

                

 クレオメに似た言葉に「クリオネ」というのがあります。かって、流氷を見に
オホーツクに行ったとき、たしか女満別空港ロビーの大きな水槽にこのクリオネ
がたくさん泳いでいたことを想い出しました。

     クリオネ (ネット画像より)
  

 

 ウイキペディアに、『クリオネ(Clione)は、裸殻翼足目、ハダカカメガイ科、
ハダカカメガイ属に属する貝の総称。巻貝の仲間であるが、成長すると完全に貝殻
を失う 翼足を動かして遊泳する。この姿から「流氷の天使」とも呼ばれる。体長
は約1~3cm』とあり、不思議な動物なんですね。
 しかし、似た名前ですが、クレオメとは全く別ものなんです。

               

 タネの話が出たところで、今年も「ヘブンリーブルー」(あさがお)のタネを
購入しました。

 昨年、咲いた花からわずかに採れたタネもとりましたが、これで果たして咲くか
どうか、心もとなくもありましたので、新しい種を購入しました。

 昨年採ったヘブンリーブルーのタネ    新しく購入
    

 

 かって、この朝顔の発芽に大変苦労したことがありました。60球目にやっと発芽
したと思ったらそのうち立ち枯れてしまい、この年は朝顔はありませんでした。

 

 

 

 

Red River Valley - Lyrics - Lynn Anderson

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒガンバナ  (bon)

2017-09-18 | 花鳥風月

         大型の強い台風18号「タリム」は、九州に上陸した後、列島を斜めによぎり各地に
        大雨、暴風による被害を残して、今朝8時には時速80kmの速度で秋田沖沿岸を北上して
        いるという。
 臨時国会開会冒頭(28日)にも、衆議院を解散する動きが出てきましたが、
        先月3日に第3次改造内閣を発足したばかりというのに、野党、新党の動きを睨んだ
        政党戦略を露わにしました。

 

 ヒガンバナは、これまでも何度かこのブログに出現して来ていますが、主役で取り上げた
ことがありませんでした。で、今回、ちょっと深めの事柄を調べてこれをメインに、記事
アップしてみました。 墓地などにたくさん咲いて不吉、不気味としたり、球根に毒性が
あるなどから忌み嫌う方もおられますが、ご容赦お願いします。


 秋のお彼岸の頃に咲くので、「ヒガンバナ」と呼ばれています。ヒガンバナ科ヒガンバナ
属の多年草です。学名を Lycoris radiataといい、リコリス、曼珠沙華などともよばれて
います。この花の呼び方は、1000以上もあるそうです。  
 また、リコリスは、甘草の Licorice(リコリス、マメ科カンゾウ属)と同じ発音ですが、
まったく違う植物で紛らわしいところです。 ヒガンバナのリコリスLycorisは、ギリシャ
神話の女神・海の精の一人の名前で、radiata(ラジアータ)は、放射状を意味し、花の形
からこのように呼ばれているのですね。英語は、Spider lily で、やはり形から。

 名前のことばかりが続きましたが、もともと日本の自生ではなく、中国から渡来したもの
と考えられていて、土に穴を掘る小動物を避けるために有毒な鱗茎(球根)をあえて持ち込
んで、畦や土手に植えたのではないかとされているようです。 ヒガンバナは、三倍体で
あるため一般に種子で増えることができないため、もっぱら球根で増えて来ているのです。
 土砂による埋没には大変強く、10cm位の土壌が新たに被さっても、簡単に球根を
上方に移動させてしまう能力があり、繁茂に強い性質があるようです。

 

 下の写真にあります、ベランダの鉢植えヒガンバナは、数年前に園芸友の会でいただいた
球根2球が、次々と増えて来ているのです。 普通の植物は、大体、春に植えて成長して
夏から秋頃 花が咲くのが一般的ですが、このヒガンバナは、秋の花が終ると緑濃い葉っぱが
延びて冬中 葉が茂り、春温かくなると葉が枯れてしまい何もない状態となります。そして
また秋になると、何もないところから、いきなりニュッと花茎がのびて、葉もなく枝も節も
なく、ただその茎に花が咲く・・そんな変わりものなんですね。

  ベランダに咲くヒガンバナ(一昨日16日の撮影です。)
 

   (台風の影響で、この花もいくつか花径が折れてしまいました。)

 

 ヒガンバナは、『全草有毒で、特に鱗茎(球根)にアルカロイド(リコリン等)を多く
含む有毒植物で、経口摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には中枢神経の麻痺を
起こして死に至ることもある。』(ウイキペディア)とあります。これを、水田の畦や墓地
に植えて、ネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物などを避けるため、また、墓地などでは、
昔は土葬がありましたから、虫よけの他死体が動物などに荒らされるのを防ぐために植えた
ようです。

 毒性があり、普通の植物とは違った花の咲き方をするなど、ちょっと独特なところがあり、
不吉ともとらえられるところから、名前が(地方によっても)数多く付けられている理由だ
というのです。その一例がありましたので、一部を紹介します。

 地獄花(じごくばな)、死人花(しびとばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみ
そりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、毒花(どくばな)、痺れ花(し
びればな)、天蓋花(てんがいばな)、狐の松明(きつねのたいまつ)、狐花(きつねば
な)、葉見ず花見ず(はみずはなみず)、雷花(かみなりばな)など異名があります。
 不吉な名前が多い中で、曼珠沙華は、「赤い花・天上の花」の意味で、めでたい兆しと
されるところもあるのですね。

 また、有毒な鱗茎はデンプンが豊富で、戦時や非常時において食用とされたこともあると
あります。この場合は、有毒成分であるリコリンは水溶性なので、長時間水に曝して無害化
でき救飢植物として利用されたそうです。 また、鱗茎は石蒜(せきさん)という名の生薬
でもあり、利尿や去痰作用があるともあり、さらに、毒成分の一つであるガランタミンは
アルツハイマー病の治療薬として利用されているなど期待すべき面も持ち合わせているので
すね。

 欧米では特に不吉な意味合いは無く、園芸品種が多く開発されているそうです。園芸品種
には赤のほか白、黄色の花弁をもつものもあります。


 余談ですが、上の異名で「葉見ず、花見ず」とあるのは、「花と葉が同時に出ることは
ない」という特徴から付けられていますが、これを、「葉は花を思い、花は葉を思う」と
いう意味から「相思花」とロマンチックに呼ぶこともあるそうです。

 花言葉は、情熱/独立/再開/あきらめ/悲しい思い出/思うはあなた一人/また会う日
を楽しみに と種々あり、色や形からそれらしく思えるのもありますが、なぜそのように
なるか想像できないのもあります。

 『ヒガンバナは江戸以前の古典や文献には登場しない。』とありますから、それほど古く
からのものではないのかもしれません。はっきりしているのは、江戸中期の俳人、画家の
与謝蕪村の句「曼珠沙華 蘭に類いて 狐鳴く」が最初とされているようです。

 埼玉県日高市の巾着田には500万株のヒガンバナの群生があり人々を集めています。
かって訪れましたが壮観でした。

 

 長くなりましたが、この時季、シクラメン原種(ネアポリタナム)が、6つほど花をつけ
てきました。

        シクラメン原種(ネアポリタナム)
         

 

  この台風で、ベランダの花木や花たちは、なぎ倒され見事に荒れてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サギソウ‛17  (bon)

2017-08-29 | 花鳥風月

 お馴染みになりましたサギソウです。

  残念ながら、今年も一輪も咲かずに枯れてしまいました。7月頃までは、順調に成長
していましたので、今年は大丈夫・・? と思っていた矢先に、元気がなくなり少し色
が変わって弱弱しくなりました。

 文末の写真は、昨日(8/28)のものですので、すっかり枯れ果てています。

           

 それで、pookyさん家のサギソウを、ここにアップして優雅な飛翔姿をご紹介させて
いただきました。 

 pookyさんと、私の師匠である園芸友の会の haさんとともに、今年の春(3月)に
昭和記念公園での“サギソウ教室”に行って実習を受けてきました。 
 pookyさん家のサギソウは、成功して見事に乱舞しています。

         pookyさん家の乱舞するサギソウ
 


                       


     

   すばらしいですね・・! 

 サギソウの記事アップは、これまで何度もしていますので、今更ですが、2つだけ
ご紹介します。

  ・2017.3.13 “サギソウ教室”

  ・2016.8.25 “サギソウ‛16” 

 サギソウを始めて8年目になりますが、昨年、今年と連続失敗となりました。
また来年 気を取り直して、再度チャレンジしようと思います。

 この失敗は、7月頃の気温が高く、夜間も高温となるためではないかと推測しています。
今年、気がついて室内に取り込みましたが、そのタイミングが遅すぎたのかも・・?

      今年の(私の)失敗作(完全に枯れてしまったところです。) 

          

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カサブランカ  (bon)

2017-07-06 | 花鳥風月

          この度の、福岡はじめ大分、熊本など九州地方の豪雨による大きな災害に
         対して心からお見舞い申し上げます。


 ネットで“カサブランカ”を検索すると、一番に出てくるのは、モロッコ最大の都市
「カサブランカ」ですが、ここでは、都市名ではなく、花(ユリ)を取り上げました。

 蒸し暑いこの時期、雨の合間にベランダに出てみましたら、いくつか花が咲いてきてく
れていました。
  カサブランカについては、これまでもブログに記事アップしていまして、2014年7月16日
付けの記事「カサブランカと日よけターフ」にアップしていましたのが、最初に咲いた
(我が家で)もので、 大事に思ったのか、夏の暑い日差しを避けるために、ベランダに
ターフ(テント)を広げて日陰を作ったりしたのでしたが、雨が来ると、それに水が溜まっ
て耐えきれなくなり支え部分が壊れたり、強い風にあおられると、ターフが倒れて、せっか
くのカサブランカの花が折れてしまったり、散々だったことが思い出されてきました。

 今は、放ったらかし状態で、お水を欠かさずあげるくらいですが、律儀に咲いてくれました。

   カサブランカ(ベランダで3年目)
 

 

 もともと、ユリは日本や中国が先行していたようですが、この「カサブランカ」は、オラ
ンダで改良されたユリ科ユリ属の栽培品種で、ヤマユリ、タモトユリなどを原種とするオリ
エンタル・ハイブリッドの一品種とありました。純白の大輪の花を咲かせるところから
「ユリの女王」と評されてもいるようです。

 学名を Lilium 'Casa Blanca'といい、このCasa Blanca は、スペイン語で“白い館”を
意味するそうで、アメリカのホワイトハウスは、スペイン語ではカサブランカとなるようで
す。ブランカ(ブラン)が白の意味で、モンブラン(白い山)などもありますね。

 

 話がそれましたが、オリエンタル・ハイブリッドというのは、イギリス園芸協会がユリを
分類して付けた名称で、このほか、アジアティック・ハイブリッドなど数種があります。
オリエンタルは、ヤマユリやカノコユリ、タモトユリなど森林のユリを交配して作られた香
りがある品種群を言いカサブランカが有名です。一方、アジアティックの方は、エゾスカシ
ユリ、ヒメユリ、オニユリなどを親とするアジア原産のユリを中心に交配された品種群で
香りはないそうです。スカシユリが一般的ですね。

 

 カサブランカは、映画でも有名です。 アメリカ映画ベスト100(1998年)では第2位に
ランクされていました。ちなみに、ベスト10をピックアップしました。
  (ウイキペディアより)

 

     1、市民ケーン      Citizen Kane        1941

      2、カサブランカ     Casablanca          1942

      3、ゴッドファーザー   The Godfather       1972 

     4、風と共に去りぬ    Gone with the wind  1939

     5、アラビアのロレンス Lawrence of Arabia  1962

     6、オズの魔法使い    The Wizard of Oz    1939

     7、卒業         The Graduate        1967

     8、波止場        On the Waterfront   1954

     9、シンドラーのリスト Schindler’s List   1993

  10、雨に唄えば      Singin’in the Rain 1952

 

 

 長くなりましたが、今のベランダの花をアップしました。
 (カサブランカも含めて、今朝(7/6)パチリとしました。)

グラジオラス (Gladiolus) です。
        


 アヤメ科グラジオラス属で、日本には自生種はなく、園芸植物として植えられている
そうです。 名前は古代ローマの剣であるグラディウスに由来し、葉が剣に類似している
ことからだそうです。球根です。

ヒャクニチソウ(Zinnia)です。
        

  キク科ヒャクニチソウ属で、ジニアとも呼ばれています。こちらは、毎年タネをまいて
育てますが いたって簡単で、暑さと乾燥にも強く、小枝が多く伸びて次から次に開花しま
す。 名前の由来は、初夏から晩秋まで数ヶ月間咲きつづける花期の長さによるものとあり
ました。

 

ノウゼンカズラとルリフタモジ(Campsis grandifloraとSociety garlic)
        


ついでに、恥ずかしながら市民農園の“巨大きゅうり”です。
        
                        (30cm   600g 下の2本も大きめですね。)


 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマボウシ  (bon)

2017-05-24 | 花鳥風月

 ここ2~3日、真夏のような暑さで、テレビなどでは、急な暑さに備えて熱中症対策が
盛んに報じられています。 
 ベランダのヤマボウシが、元気に白い花を広げていますので、ちょっとブログに取り
上げてみたいと思いました。 過去のブログ記事にも、度々登場していますが、いつも
脇役ばかりでしたので、今回は主役として記事アップしてみました。

 昨年のブログ記事、2016.5.22にヤマボウシを取り上げていましたが、記事のタイトル
は「今日は真夏日」とあり、冒頭に

    『 32℃  福島、京都、岐阜など
         31℃  名古屋、さいたま、熊本など
         30℃  東京、大阪、岡山など 』

などが紹介されていましたから、毎年この時期は、急激な気温上昇があるのですね。

 
 ヤマボウシ(山法師、山帽子、学名Cornus kousa)は ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ
亜属の落葉高木とありまして、ハナミズキの仲間ともいえるようです。が、ヤマボウシ
は日本原産で、ハナミズキはアメリカ産ですね。ちなみに、ハナミズキは、アメリカヤ
マボウシとも呼ばれているそうです。

       ヤマボウシ  
              (2017.5.23)

 

 白い花は、よく見ると白い花びらみたいな4片は、総苞(そうほう)と言って、葉の
変形だそうで、その真ん中に ちょこっと小さな丸い頭のようなのが花なのだそうです。
坊主頭に白い頭巾とみたてて『山法師』(ヤマボウシ)と名付けられたとか。

 日本、中国、朝鮮半島に分布する落葉高木で、10mの高さに成長するようですが、ベラ
ンダでの鉢植えでは、せいぜい2mくらいです。  街路樹や庭園樹として、人気が高い
そうです。また、江戸時代あたりには、海外でも観賞用樹木として栽培されていたと言わ
れています。

       ヤマボウシアップ 
         

 

  このヤマボウシ、秋になるとイボイボのある真っ赤な実をつけるのです。大きさは、
キンカンの実くらいですが、見た目も面白く、また、果肉は濃い黄色でマンゴーのよう
な甘みがあり、シャリシャリとした食感で食べることができるのだそうです。
 これまで、そんなことは知りませんでしたから、食したことはありませんでした。
ジャムや果実酒などによく加工されているそうで、
今年の秋は何か試してみたいところ
ですが、数がそれほど多くありませんから、ジャムや果実酒は無理ですので、一粒つま
んでみるくらいですね。

    ヤマボウシの実(2014.9.18のブログから)
         

 ヤマボウシには、いくつかの種類があります。 このうち、我がベランダのは、
ミルキーウエイかもしれません。

 ウルフアイ 葉と花に白く縁取り模様が入っている。樹形が美しい。

 ミルキーウェイ 花びらがクリーム色から純白に変化する様子を楽しむことができる。

 ホワイトミヌマ 白く小さな花びらを6つつける品種で、かわいらしい。

 ベニバナヤマボウシ うっすら赤色のついた総苞片が特長。

 ミスサトミ 濃いピンク色の花びらと葉の緑色と美しいコントラストを演出。

 ステラーピンク ヤマボウシとハナミズキの交配種で、開花期は両者の中間。

 ビックアップル 大きな実をつけるヤマボウシで、食用に適している品種。

 ヤマボウシとハナミズキの違いは、原産が違いますが、見た目では、上図のヤマボウシ
アップの写真では、総苞片の先端は尖っているのに対して、ハナミズキの総苞片は下の
写真のように丸みがありますからすぐにわかりますね。

        アメリカハナミズキ(2017.4ベランダにて)
         

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豆ごはん  (bon)

2017-05-12 | 花鳥風月

ツタンカーメンえんどうの豆ごはんです。

 ベランダのプランターで出来た、えんどうで、今年2回目の収穫です。昨年より、1週間
ほど遅く、収量はかなり少ない感じがします。 まだ、もうちょっと、採れそうですが、
来年のタネ用にとっておく予定です。

 最近、ベランダを早朝、カラスの遊び場にしているらしく、このえんどうも引きちぎっ
たりして荒すようになりました。 グラジオラスの球根は、既に20cm位の葉を伸ばして
いるのですが、これを掘り返したり、球根を別の場所に持っていったり、さらに、発砲
スチロールの周囲を噛みちぎったり、植木鉢に生えているコケ状の土も掘り返しています。
 出来る対策としては、網をかけたりする程度なので、頭の良いカラスには今一つ効果うす
の感じです。

       ツタンカーメンえんどうの花(以前の写真です。)
         

 

 こんな状態のえんどう豆ですが、市販のグリーンピースより、ホクホク感があって、味
も甘い感じで、このツタンカーメンえんどう豆ごはんが好きです。

 園芸友の会の会員の方から、もう数年前にいただいてから、毎年それからできた豆(タ
ネ)から継続していますので、紫色の莢の数が少なくなっています。やはり、ハウスなど
隔離された場でなく オープンのまま何度も繰り返し栽培していると、一般化してグリーン
色になってくるのでしょうか。インターネットなどで販売されている豆の写真は、全部が
紫色の莢ですから、時には新規に購入した方がよいのかもしれません。

        摘み取ったえんどうの莢(紫が少ない)
         


 そんなことも思いながら、今年も“豆ごはん”をおいしくいただきました。

         豆ごはん
            

 

 ネットを繰っていますと、このツタンカーメンえんどうについて、面白く解説された
中央学院高校 生物部」のページがありましたので、以下に拝借して掲載しました。

 『ツタンカーメン(紀元前14世紀)とは、エジプトの再統一により勢力を拡大し、第19
王朝へと続く古代エジプト繁栄の礎を築いた第18王朝のファラオ(王)である。 わずか
18才で没したと言われているこのファラオの王陵は、4室からなる簡素な墓陵である。
が、盗掘をまぬがれた数少ない王陵の一つとして有名であるのは言うまでもない

 1922年イギリスの考古学者H.カーターが王家の谷で発見したこの王陵は、墓室の清掃
だけでも10年を費やすような徹底的な調査が行われた。極めて珍しい事にこの王陵は盗掘を
免れており、非常に豪華で美しい副葬品がほぼ完全な形で次々と発見された。 出土した
数々の副葬品は現在、カイロの博物館に収蔵されている。 中でも黄金のマスクをかぶり
純金のミイラ形の棺に安置された王のミイラは良く知られている。


 副葬品の中には当時のエジプト人の食卓に並んでいたと思われる物も発掘されている。
このエンドウの種子もその内の一つで、カーターが発見したと言われている。カーターは、
発見したその種子を持ち帰り、育ててみることを思いついた。すると、播かれたエンドウ
は見事発芽し、カーターはその栽培に成功したと言われている。 また、カーターが栽培
した種子の一部はアメリカに渡り、栽培が続けられたという。


 我が国にこのエンドウが持ち込まれたのは昭和31年である。茨域県水戸市の大町武雄氏
が、サクラやイチョウなど日本特産の種子をアメリカに送った返礼としてⅤ.イレーヌ・
ファシスワース婦人より、 いわれを書いた手紙とともに数粒の種子を受け取った。 大町
氏は、自分一人で栽培するのはもったいないと考え、希望者に分けた。 その一部が昭和
39年に日立市の助川小学校で栽培され、昭和42年千葉県八日市場市の須賀小学校に5粒が
送られた。 その後、水戸市の会社経営者富田氏が、知人から得た豆を水戸市長にいわれと
ともに数十粒届けた。 当時の市長和田氏は大変感激し、市内各小学校に2粒ずつ配布し
栽培した結果、市内三の丸小学校で 栽培に成功した。同小学校は全国小学校理科教育研究
発表の会場校であったところから、全国に広めようと栽培が続けられた。』と、かなり
詳しく書かれていました。

 ツタンカーメンについて、再度ウイキペディアを見てみました。

 ツタンカーメンは、紀元前14世紀頃(紀元前1342年~1324年頃)の古代エジプト第18
王朝のファラオであったとあり、厳密な表記ではトゥト・アンク・アメンというとあり
ました。 ざっと、3000年以上前のことなんですね。

       ツタンカーメン王
         

 

 古代の植物の種子が発芽したというのは、「大賀ハス」が有名ですね。大賀ハスは弥生
時代(約2000年前)の泥炭層から発見されたハスの実で、地層から発見された3つのうち
1つだけが発芽に成功したそうです。 つまりこれよりまだ1000年も古いとうことになり
ます。

 ネットには、このツタンカーメンえんどうが本当にそうなのか、疑問を持つ人が結構い
ると見えて、いくつか記事が目に入りました。 小学生の頃、学研の科学雑誌の付録にこの
えんどうがついていて、栽培できたが、その後、高校になって、疑問が膨らんで、学研の
当時の編集長に面会して真偽を確かめた人がいました。 編集長いわく『それは本当のこと
です。』といわれ、半信半疑ながら うやむやになっているそうです。なぜって、それなら
もっと大きな騒ぎがあったはずでは?

 また、“○○の面白日記”(ブログ)の 2016.8.11 の記事に『あれは間違いでした。』
と、否定した記事がありました。

 

 ま、真偽の程はともかく、はるか古代に思いを馳せたロマンに浸りながら、美味しい
豆ご飯をいただくことにしましょう。

 



  

 

     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムサシノキスゲ  (bon)

2017-05-08 | 花鳥風月

 先週土曜日(5/6)は、「第24回キズゲフェスティバル」開催中の、都立浅間山公園に
行ってきました。 ここは、ブログ日記を見ますと、4年前の 2013.5.29 にムサシノキスゲ
をお目当てに一度訪れていました。 この時は、時期が遅すぎてわずかに1輪咲いているのを
発見したのでした。 
 で、今回はフェスティバル開催期間ということで、期待いっぱいに来ましたが、あちら
こちらに咲いてはいましたが、想像していた“群生”には程遠く、裏切られた格好でした。
それでも、キンラン、ギンランが共に咲いていましたので、これを見ることが出来たのは
大きな収穫でした。

ムサシノキスゲ               浅間山(せんげんやま)公園
 

 

 ムサシノキスゲは、ユリ科 ワスレグサ属の山野草で、よく知られるニッコウキスゲに似て
いますが、その変種だそうです。 ニッコウキスゲは、日光、尾瀬、霧ケ峰など広く分布して
その群生を楽しませていますが、このムサシノキスゲは、ここ、東京都府中界隈、特に浅間山
公園に自生している種なのだそうです。 

  浅間山公園は、標高80mの堂山を中心に中山、前山の3つの頂きを供えた古墳程度の大き
さの公園で、武蔵野の面影を残す雑木林で覆われ、アップダウンの小径もしっとりと好きな
雰囲気を醸していました。 このような低地に、なぜ、ニッコウキスゲ(ムサシノキスゲ)が
自生しているかの謎は、まだ解明されていないのだそうです。

公園内の小径2題
 

 

 ネットを見ますと、このキスゲの仲間は東南アジアに20種ほど生育しており、日本にも、
ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ハマカンゾウ、ニッコウキスゲ、ユウスゲ等、10種近くが見ら
れるそうです。
 もともとは、万葉の頃はひっくるめてワスレグサ(忘れ草)の名で登場し、この花を身に
付けると花の美しさでいやな事や悲しい事を忘れられるとされており・・、 万葉集巻三に、
大伴旅人 が大宰府に在って、故郷への慕情を断ち切りたいとの心情を詠んだ歌 
 「忘れ草 わが紐に付く 香具山の 古(ふ)りにし里を 忘れむが為」が
紹介されていました。
 その後、ユリ科ワスレグサ属がノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲ等、細かく分類される
ようになり、ニッコウキスゲはゼンテイカと呼ばれていたが、次第に日光の地名の入ったニッ
コウキスゲが一般に浸透し、いつしかニッコウキスゲと呼ばれるようになったとありました。

 キスゲ(黄菅)は花の色が黄色く、葉が菅笠(すげがさ)を作るカサスゲに似ている事から
きているといいます。 園芸種のヘメロカリス(Hemerocallis)はキスゲが欧米で品種改良され
たもので、ギリシャ語で一日を意味し、欧米では一般的にデイリリー(Day Lily)と
呼ばれるように、ニッコウキスゲは朝咲いて翌日には枯れる花なんです。

 ムサシノキスゲは、東京都レッドブックでは、絶滅危惧Ⅱ類(絶滅危惧種3ランク目VU)に
指定されているそうです。

  今回の大収穫は、きんらん、ぎんらんを一度に見られたことです。
キンラン(金蘭、Cephalanthera falcata)はラン科キンラン属の多年草で、地生ランの一種で
す。和名は花の色が、黄色(黄金色)であるところからつけられているとか。山や丘陵の林の
中に生える地上性のランとありました。
 この、キンランの人工栽培はきわめて難しいといわれていますが、その理由の一つにキンラン
の菌根への依存性が高いことが挙げられています。キンラン属は菌類との共生関係が乱された
場合、ただちに枯死することは無いが長期的に生育することはできないそうです。そのため、
自生地からキンランのみを掘って移植しても5年程度で枯死してしまうのです。

  写真をパチパチ撮りましたが、あまりに接近しすぎて、ピントがうまくなく、ボケてしまい
ましたので、一部、友人の写真を拝借して掲載しました。

 キンラン                     (友人撮影)
 

 元々、日本ではありふれた和ランの一種であったそうですが、1990年代頃から急激に減少し、
1997年に絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)として指定されています。

 また、ギンランは、キンランと同属で、花が白いところから、そう呼ばれています。
こちらも、同じような場所で同時期に開花しますが、近年はやはり減少しているので、並んで
咲いているのを見る機会は少なくなっているとありました。

ギンラン                      (友人撮影)
  

 お昼前にJR武蔵小金井駅に待ち合わせ、4年前に来た同じ場所でお昼を済ませ、東府中行き
バスで15分ほどのところが、浅間山公園です。キスゲやキンランなどを楽しみながら、ひっそり
とした武蔵野雑木林の中を歩き、木漏れ日を浴びながらの時間は何事も忘れ ただ、さわやかな
思いが流れるのでした。

 全国的に雨模様などと予報されていましたが、関東は良く晴れた暑いくらいの日となりました。 
浅間山から、徒歩10分ほどのところに、府中の森公園があり、広い園内の府中の森美術館に向
かいました。歌川国芳展(後期)を見る予定でしたが、会期も近く、土曜日ということからか、
長い行列が出来ていて、入場制限されているようなので入場をあきらめました。
 水場では、子供たちが水遊びに夢中になっていて あたりは、懐かしい昔の光景が繰り広げら
れていました。 公園を出て、バスで武蔵小金井駅に戻り、お茶しながらひととき、今日の
感想などを振り返りサヨナラとなりました。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今頃のベランダ  (bon)

2017-04-14 | 花鳥風月

 といっても、ありきたりで特別にお見せするモノは、何もないのですが・・。 
昨日、パチリとしました。 ベランダですから当然、みんな鉢植えです。

 今年のソメイヨシノは、早々と東京で3/21に開花宣言がありましたが、その後寒い
くらいの日が続き、まだお花見を楽しんでいる地域が多いと思います。

 ベランダでは、ソメイヨシノより早咲きの“陽光さくら”は、すでに花が終わり葉が
出始めています。 入れ替わりにレンギョウ、ハナモモ が彩を添え、春が深くなりつつ
あることを告げています。
 
ハナモモはバラ科の植物で、さくらより前に咲くとあるのですが、こちらでは少し後・・。
この花にも小さな実ができますが食用には適さないのですね。

        ハナモモ
         

 

 ようやく、チューリップが咲きました。かっては、アラジン、クイーンオブザナイト
などの品種を楽しんだこともありましたが、最近は、まるきり素朴そのものの普通の種です。
 
チューリップの和名は、鬱金香(うこんこう)と呼ばれていますが、牧野富太郎博士の
図鑑には“ぼたんゆり”と書かれているとか・・。ユリ科の花なんですね。

        チューリップ
         

 

 ムスカリは、先のブログ記事でご紹介しましたが、すでに峠を越して、もう終わりを
迎えています。 公園の桜と手前の市民農園、そして窓際のムスカリの今です。
近くの幼稚園の区画がすぐ隣で、その手前が私の区画なんです。(写真は4/10です)

 公園の桜、市民農園、ムスカリ     園児たちの区画(その手前が私の区画)
 

 

 十二単(アジュガ)は、蓼科のK邸から来たものですが、昨年、全体に枯れて来ました
ので、まだ青みのある3株だけ別に移しておいたものです。これで、また来年に向けて増え
てゆくのですね。

         十二単
          

 

 お馴染みのツタンカーメンのえんどうに、花がついてきました。もう何年も、繰り返し
プランターで栽培していますが、幸い他の品種と交配せずに、ツタンカーメンが維持されて
います。 市民農園のおじさんにもお分けして3年目、今年も楽しまれているようです。

         ツタンカーメンのえんどう
           

 

 最後に、南側の花置きに並べています盆栽仕立ての小鉢です。 写真は、そのうち、
左から、真っ赤な葉をつけている出猩々、唐かえで、クチナシ、楡ケヤキの順です。
木瓜、白梅、黄梅、は終わっています。

         花置きの小鉢たち
          

 

 花木では、続いてハナミズキ、ドウダンつつじ、ヤマボウシ、フジ(カピタン)がつぼみ
を膨らましています。 花後のさざんかの6鉢の植え替えを始めました。覚悟して始めました
が、1鉢目を昨日、2時間かかって、まだ途中、とにかく土が固く骨が折れます。今日で完成
させるつもりですが、この調子では1か月はかかりそうで思いやられます。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市民農園‛17  (bon)

2017-03-29 | 花鳥風月

 

            ちょっと古くなりましたが、稀勢の里、新横綱の優勝は、感動モノでした。
                  左肩を痛めながら、今場所好調の照ノ富士を連続交わしての逆転優勝でした。    
          国会中継は、未だに大阪の学園問題ばかり質疑されています。野党は、
         ここぞと攻めているつもりでしょうが、重要法案をそっちのけにした浮足
         立った姿では、いつまでも支持率は上がらないでしょうね。

 

 市民農園は、2月末までの契約でしたから、ここでいったん皆さん畑を開放しました。
そして、改めて新規の募集を経て、“市民農園利用”の説明会(2月中旬)があり、ここで
面で使用申込みをしました。 3月に入って、抽選があり(私の申し込んだ農園はほぼ
OKの
ようでした。)その結果が下旬に書面で“利用承認書、区画、利用カード”が送られ
てきま
した。 私は、87番の区画でした。 前回は、92区画ある中の92番(最後)の
区画で、細長い
(15㎡)でしたが、今度は、ほぼ正方形の15㎡となりました。
 そして、今回は4年間の
契約と期間が1年延びました(80歳を超えてしまう!)。

 ローカルな話でまことに恐縮ですが、状況のご披露まで・・。

      3月中頃には、耕運機による整地が行われました。(ベランダから撮影)  
  

 

     ロープによる区画設定(1~92区画)と 私が使用する区画
      

 

        87番区画          ここで、4月から4年間お付き合い
 

 

 15㎡の狭い場所を、春植え、秋植え、冬越し野菜・・また、連作回避による畝設定など
さらに、成長した時に区画から隣接区画や通路にはみ出さない・・などの条件をパズルの
ごとく、毎年管理する、楽しい悩みが、4月からまた始まるのです~。 
 他のお友達の皆さんは、どこの区画でしょうか? 始まってからのお楽しみですネ!


 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あか・しろ・きいろ  (bon)

2017-02-03 | 花鳥風月

 梅の花のことです。

 さぼっているので、このところベランダの花も、反応がイマイチです。以前なら冬の花・・
さざんか、ビオラ、すいせん等少しは賑やかな風情を楽しめましたが、今、花をつけている
のは、紅梅、年末からずっと白梅、そして最近、ひっそりと花をつけ始めて来たのは黄梅です。
 本当なら、黄色のところがロウバイだと重みがあるかもしれませんが、ロウバイもこの黄梅
も実は、梅の種類ではなく ロウバイはクスノキ目ロウバイ科で、黄梅はモクセイ科のジャス
ミン属の花なんですね。 黄梅は、我が家では、盆栽仕立てで手のひらサイズですが、地植え
では、1~2mにもなる木なんです。

          紅梅(今時点の状態です。)
           

 

          白梅(年末から咲きだして、これは、1月中旬)
           

 

          黄梅(最近咲き出してきました。)
                
           (市民農園を見下ろし、その向こうは公園です。)

 

 ま、こんな状態で観るべきものが少ない時期ですが、作業は、これからが本番となるので
す。まだ寒さがきついですが、防寒しながらの作業です。 2月も下旬頃になれば、大きめの
鉢物の花木類を植え替えしようと予定しています。土が鉢にくっついて、なかなか抜けない
のです。 かって、1鉢の植え替えに2日がかりのこともありました。

 木の根っこってすごいんですね。びっちりと根が張って、プラスチック鉢では、真ん中が
膨らんでくるほどで、陶器やテラコッタ鉢では、この根が壁に張り付いて鉢から抜けないの
です。毎年植え替えを実施していれば、こんなことは無く、植物にとっても快適なんでしょ
うが、なかなかそうもゆかず、どうしても3年くらいになってしまうのです。

 地植えの木々を植え替える時、木によっては、1年も前に、木の周辺の根きりをして、孤
立させてから掘り上げるのですが、鉢植えの場合、その必要はないにもかかわらず、根が
鉢壁にくっついているため、鉢の壁と土の間(鉢の内側)
を切り離さないと抜くことは出来
ないのです。 この鉢壁と土の間を切る作業が、根が硬く 時間がかかるのです。
 ケーキナイフ、または パン切ナイフでこの作業をしたりしますが、どうかするとナイフが
折れてしまったり、根が硬い場合には、よほど時間がかかる。 なので、このナイフの代わ
りに、折り畳み式のノコギリを使っています。のこぎりの刃は丈夫なので、そして刃がつい
ていますから、その分作業はし易くなります。 のこぎりの刃と取っ手の木の部分が外れて
しまい、この度は、新しく折り畳みノコギリを購入しました。 新品なのに、木を切らずに
土を切る・・!? そんな感じになっています。

 シートを広げて、風呂場用椅子を用意して、覚悟を決めて取り掛かることになります。
1日ではとても終わりそうもありません。 お話が愚痴っぽくなってしまいました。

          キンチョウの花(これも年末から咲いて、写真は1月中旬頃)
           (室内にて) 

 

 市民農園の方は、この2月いっぱいで契約更新となりますので、整理に入っています。
青首、聖護院大根は1本ずつ、長ネギ、カブが少々、ブロッコリー3株が残っています。
徐々に整理して、簡単に整地して返却します。 支柱など、既に不要になったものは逐一
持ち帰っている・・そんな状況です。 来月あたり、抽選により当選すれば、どこかの区画
が決定されます。92区画の内、どこになるかまだ分かりませんが、当選すれば3年間OKです。


 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネアポリタナムの花  (bon)

2016-11-25 | 花鳥風月

 昨日(11/24)は、午前中かなりの雪が舞っていました。東京近郊で11月に積雪したのは、
明治8年からの観測で初めてだとか。 午後3時頃には、雪は止み、薄日が差す・・そんな
お天気でしたが、真冬並みの気温で、夕方から外出しましたが、マフラー、コートの冬装束
となりました。

 今朝は朝から良く晴れたお天気となりました。それでも気温は、一桁で寒い朝でした。
ベランダにも、昨日の雪がまだ融けずに残っていて、殆ど葉の落ちた花木の枝が寒そうに
青空に映えているのでした。

 そんな中、先(9月16日)の園芸友の会で講師先生からいただいた、シクラメンの原種
(の一種:ネアポリタナム)に花が咲きました。少し前に、1輪が咲き、この写真は、それ
から1週間ほど過ぎた姿です。 友の会の他の人は、既にたくさんの花を咲かせている方が
おられますが、私のところは、今頃花が咲いてきたのでした。 2つもらっていましたが、
もう一つの方は、まだ、蕾が硬い感じで、かなり奥手なんでしょう。 少し日当たりが悪
かったのかもしれません。
 この球根、1つが400gほどもある大きなものですが、豚が好んで食べたりするので、
“ブタノマンジュウ”などの異名が付されています。 和名としては、“アキザキシクラメン”
と呼ばれています。

         ようやく咲きました ネアポリタナムの花
            
             (鉢の隅には、昨日の雪が少し残っています。)

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サギソウ'16  (bon)

2016-08-25 | 花鳥風月

 今年のサギソウは、失敗で枯れてしまいました。トホホ(;´д`)

 園芸友の会の先輩に刺激されて、サギソウを始めたのは、7年前の2009年8月、昭和記念公園の
“サギソウ祭”に行ったのがきっかけで、翌年3月に同園で実施された“サギソウ教室”に参加し、
実習を受けてからでした。 
ですから、すでに6年間楽しませてくれていました。球根(いも)も最初のものの世代が続いてきて
いました。特に、今年3月初めに掘り上げた球根は、これまでのどれよりも形もよく大きい立派な
球根でした。

 今年4月には、植え付けてから2か月弱でようやく芽が出始めてきましたし、7月には立派な
状態に成長し、このブログにも“花置き”(2016.7.7)に記事アップしていました。

 新芽(4月下旬頃)           元気な姿(7月上旬)
  

 

 それが、どうしたことか今月に入って、心なしか弱った感じがしていましたら、とうとう写真の
ように枯れてしまいました。

            枯れてしまったサギソウ(8月中旬)
             

 

 どうして枯れてしまったのか? 皆目見当が付きません。窓のすぐ外の花置きにおいています
から、水やりを欠かしたことはありません。昨年、うまくいった夏の太陽を遮る“すだれ”は、
そのまま踏襲していて、特に昨年と変わったところはありませんでした。しいて言えば、サギソウの
横に“キンギョソウ”そのまた横に“ペチュニア”などの鉢を置いていることでした。 これらの
鉢のために風通しがさえぎられて、温度上昇があったためかも・・と思ったりしています。
しかし、そんなに微妙で繊細なものなのかどうか、しかと原因は判明していないのです。

 3月始めに球根を植えて、2か月弱して芽が出、その後元気に成長し、青々とたくましい姿を
見せていて、もうすぐ白いサギが飛び立つさまを期待していた矢先に、突然こんな姿になろうとは、
まったく予想もしていないことでした。

 気を取り直して、来年の“サギソウ教室”に再入門し 新しく出直すことにしました。

 

 "サギソウ'15"(2015.8.16)の姿       そのアップです。

   

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十六ささげ  (bon)

2016-07-22 | 花鳥風月

              今日は、二十四節気の「大暑」ですが、東京の最高気温は24℃と
                         予報される大変涼しい大暑となりました。連日雨模様です。

 

 正しくは、ジュウロクササゲ です。
 ウイキペディアには、「十六大角豆、学名:Vigna unguiculata ver. sesquipedalis)は
ササゲの一亜種(品種とする説もある)。アフリカ原産のササゲには蔓(つる)が長い蔓性と、
蔓なしの矮性の2種類があるが、
十六ささげは蔓性である。地域によっては“長ささげ”、
“十八ささげ”、“十八豆”、“三尺ささげ”、“ふろう豆”、“ほろ豆”などとも呼ばれ、
主に若い莢を食用にする。」 とあります。

 で、このササゲが、我が家では 初めて収穫しました。5月に、園芸友の会の先輩から種をいた
だき、すぐにプランターに蒔きました。約2ヶ月ほどで収穫できました。花も咲いていますので、
これからまだしばらくは収穫できそうです。
とにかく一気に伸びた感じなので、その長さに驚きました。

長さくらべ2枚              その先端部分
  

 

    プランターの様子       花
        

 

 また、次のような特徴が上げられていました。

  • さやの中に豆が16個あることから「十六ささげ」と名づけられた。豆は熟すとアズキに似た赤褐色。
  • 亜種名は「sesquipedalis(半尺)」と付けられているが、さやの長さは30~40cmで、1尺以上にもなる。形はインゲンマメに似ているが、柔らかく、火も通りやすいのが特徴。
  • 草の丈は2~4m。熱帯性で、高温や乾燥に強く、真夏に結実する。その一方、低温に弱い。
  • 葉にはやや光沢がある。
  • 花は紫色または白色の蝶型花。

 今回収穫した中に、60cmに及ぶものがありましたが、これなどは伸び過ぎのキライがあります
から、もう少し早めに採った方が柔らかいのでしょう。鞘の中に16個の豆があるから“十六ささげ”
の名がついたようですが、数えてみると、この60cmので、38個もありました。

 FoodslinkのHPに、以下のような記述がありました。
●豆は小豆の代用にも
 ササゲの熟した豆は、江戸時代には武士には好まれたこともあるそうです。というのも、小豆が
茹でると皮が真ん中で割れやすいのに対し、茹でても割れないので、赤飯を炊く時には小豆では
なくこのササゲ豆を使うというのです。やはり真ん中で割れる様子が、「腹を切る」ように感じて
縁起が悪いとされたようです。

十六ささげの主な産地は
 愛知県と岐阜県を中心とした地域で作られ、この愛知県では「あいちの伝統野菜」、岐阜県では
「飛騨・美濃伝統野菜」として認定されています。

 

 適当な長さに切って、炒めもの、おしたしなどで美味しくいただきました。長い割には,スジは
殆どありませんでした。







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロコスミア ’16  (bon)

2016-07-16 | 花鳥風月

 “クロコスミア”でネット調べをしていましたら、2年前の時にはなかった、競走馬が出てきました。
3歳牝馬(2013.5.17浦河 生れ)「クロコスミア」で、現在10戦2勝、賞金3500万・・とありました。
写真がたくさんありましたが、赤松賞(500万下)2015.11.21東京 1600m芝 騎手:勝浦正樹で
優勝した時の写真です。

      赤松賞(500万下)のクロコスミアの勇姿
          (ネット競馬HPより)

 

 本題は、競走馬の話ではなく、園芸のクロコスミアのその後について、このほど花が咲いてきました
ので、記事アップした次第です。
 2年前の春に、クロコスミアの小さな球根を植えました。 その年の夏に、楽しみにしていた花が
一筋咲いて、暑い日差しの中、何とも さわやかなキリットしたオレンジ色の花に魅せられて、早速、
ブログ記事に取り上げていました。

 2014.8.4のブログ記事“クロコスミア”をそのまま再掲してみます。
「春、4/2に植えた球根、コロコスミア にようやく一筋の花が咲いてきました。クロコスミアなる
名前は、あまり知らなかったのですが、別名モントブレチアという・・とあり、こちらの名前は
知っていて、何だ同じ花なんだ。さらに、ヒメヒオウギズイセンともいうのだそうです。 
ついでに調べてみましたら、“ヒメトウショウブ属(姫唐菖蒲属、学名: Crocosmia)は、アヤメ科の
一属である。” とありました。 
(中略)
 原産は、南アフリカといい、園芸で広く普及し栽培されているのは、オーレア種〔C. aurea〕と
ポッツィー種〔C. pottsii〕が掛け合わさった雑種、クロコスミーフローラ〔C. × crocosmii
flora〕と、それを元とした園芸品種群です。 一般にこの園芸品種群を指してモントブレチアと呼ぶ
ことが多いのだそうです。 この、クロコスミアは、繁殖力が強く、植えっぱなしでもいいらしいので
来年はもっと元気よく増えているかもしれません。」とありました。
 この時に咲いた一筋の花です。

        クロコスミア14 (2014年)
          

 

昨年の様子です。
        クロコスミア15 (2015年)
          

 

今年の花です。
クロコスミア16 (2016年  2枚)
  

 

確かに、手間いらずで、放っておいても元気に咲いてきています。
 ベランダでは、グラジオラス、百日草そして時々レインリリーなどが咲いています。むくげも
咲き始めました。 もうすぐ、梅雨明けとなるのでしょう。

 

     

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花置き  (bon)

2016-07-07 | 花鳥風月

 今日は、七夕。 天の川は久しく見ていないですね。 山の上などの周囲に明かりがなければ、
降るような星空を眺めることが出きるでしょう。 この時期を過ぎても、今年の山行きの時に
アルコールばかりに気を取られずに、空を眺めてみることとしましょう。
 今日は、二十四節気の「小暑」でもあるのですね。 1987年に7月8日がこの日に当たってから、
それ以降ずっと7日なんですね。太陽黄経が105度のときと定められているのです。 小暑は、
梅雨明けが近く、暑さが本格的になる頃とあり、暦便覧には、「大暑来る前なればなり」・・
なるほど!  しかし、今日の東京は昨日より9℃高い36℃の真夏日の暑さとなっています。

  食卓テーブルからすぐの、南側の花置きの様子です。 数日前に撮ったのもありますが、
今の姿も同じ感じです。 
窓の半分を すだれ で日よけを作りました。これは昨年、サギソウのために
試しにやってみましたら、うまくいったので、
今年も踏襲しました。

 サギソウ。 3月初めに球根(いも)を植えた今の姿で、もう1か月もすれば、純白のサギ(鷺)が
飛び立つことでしょう。

           サギソウの今
             

 サギソウは、ラン科、サギソウ属の多年草で、湿地に自生しているそうですが、園芸では山野草と
して珍重されています。別名サギランとも呼ばれるそうです。 私が、このサギソウを始めたのは、
2009年8月の昭和記念公園の「サギソウ祭り」に参加して以来ですから、もう7年になります。 
ブログにも、春の植え替え、秋の開花とほぼ毎年記事アップしてきました。 すだれの下のサギソウも
2015.8.16に記事アップしていました。

 どこにもある、あのありふれたペチュニアも、こうやってみると、何となく品があり、おまけに
涼しげな雰囲気まで醸し出していて、ペチュニアとは思えない感じです。

            涼しげなペチュニア
             


 ペチュニアは、ナス科、ペチュニア属の草木で、南米原産だそうです。和名「ツクバネアサガオ」と
あるように、アップでよく見ると朝顔に似ています。


 キンギョソウも近くでよく見ると、金魚に似ていなくもない? そんな風に見ることもできますね。
写真のは、草丈を切り詰めてあるため、何やら金魚鉢の中の藻の間を泳いでいるようにも見えて面白い
です。

            キンギョソウ
             

 キンギョソウは、オオバコ科キンギョソウ属で、英語ではsnapdragon(スナップドラゴン)と
呼ばれているそうです。金魚のおちょぼ口に似ているとか、尾びれを立てて泳いでいる姿からとか、
この名がつけられたとありました。


 最後は、ギボウシです。

            ギボウシ
             

 

 ギボウシは、擬宝珠(ぎぼうしゅ)から転訛したとあり、橋の欄干にみられるあの形に、この草花の
花序(花の若いとき)が似ているところから名づけられたそうです。 簡単には、ネギ坊主みたいだ
というのですね。 英語名は plantain lily とよばれ、これはオオバコユリの意となりますが、
ギボウシの葉っぱがオオバコに似ているところから名付けられたといいます。こちらも、
2015.7.2および2012.7.5に2度記事あっぷしていました。

  

 花置きの向こうには、春に桜が満開になる公園があり、その公園から手前に市民農園が続いてあり、
それらを見下ろしたりすることもあります。

 

 






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする