
月面探査機シャクトリムシ号
なんの変哲もない写真だが、丸テーブルと尺取虫の取り合わせが面白かったので載せてみた。
淡々と机上を探っている様子が、横からの角度で緩やかな月面を連想させたというわけである。
かつてNASAが、アポロ11号で初めて人類を月に着陸させた1969年当時の興奮は、ここにはない。
さまざまの経験を経て、今は冷静に月の様子を見極めようとする航空宇宙局の落ち着きが感じられる。
月着陸船イーグルが月面に降り立ってから早や40年近くが経とうとしている。
その後、人類の月面着陸をホントウダッタノ?と疑問視する意見も出され、その根拠とする指摘にはうなずける点も多い。
結論は出ていないが、いつの日か明らかになるだろうと期待している。
その点、地球の表面では坦々と生物の営みが繰り広げられている。
尺取虫の計測は正確で、伸びきった時の寸法を測っておけば、縮んでまた伸びる回数を数えることでおおよその距離が分かろうというものである。
場合によっては、シャクトリムシ競走も面白いかもしれない。虫を使った遊びは蜘蛛、カブトムシなど幾つもあるのだから、その一つに加えてもらってもいい。
当欄ティータイム(15)で取り上げたムシヒキアブも昨日見かけることができた。これから秋にかけてが虫たちの活躍の季節だ。
大型の蛾や、カナ蛇、ナナフシなど去年ご登場願った連中のほかに、珍妙なキャラクターとの遭遇を心待ちにしている。
人類はなぜ二度と月面に下り立とうしないのか。
アメリカだけでなく、宇宙先駆者のロシアも月に人間を送り込もうとしないのは不思議である。
(ほぼ40年前に成功したのだから、その後の技術革新を考えればそう難しくもないだろうに・・・・?)
このあたりの理由付けは、科学者と素人入り乱れて侃侃諤諤の様相である。私の好きなUFO、宇宙人も関係してきて、論争は止まるところを知らない。
さて、次に我が家の月面に着陸するのは何の虫だろうか。
待つともなく待ってみよう。
カナカナの声を聴きながら昼寝して、目覚めてみたらそこに何かがいそうな気がするのだが・・・・。
こうも酷暑つづきだと自宅から出ず、優れたブログでも読みながら、時をやりすごします。
「どうぶつティータイム」は、その最右翼で、しばし高原の涼しさに浸れるようです。
今回の尺取り虫と月面着陸、まるで関係ないような話題を取り合わせ、考えさせてくれる、これ、やはり暑気払いですよね。
小生だったら、尺取り虫のほうに思いを致し、乗り出して応援したいところ。
お庭の「月面」と虫の奮闘、みごとに写し出されているじゃありませんか。
月面は虫も埃もすべて洗い流されます。まっさらなキャンバスに登場するものを楽しみにしています。