
{吉祥寺は血の通った街)
『日本一住んでみたい町』ランキングで、吉祥寺は一位なんだそうだ。
最寄り駅なのに、普段は人込みが煩わしい・・・・と、ぼやきながら利用していた。
しかし、今回は井の頭公園の桜を見たついでに<ハーモニカ横丁>から<ダイヤ街>の辺りをうろついてみた。
ハーモニカ横丁は、以前よりも明るくなったとはいえ、狭い路地の左右に個性的な店が連なっている。
長屋形式のところがほとんどで、5,6っぽ歩けばもう別の店の前に立っている。
昼なお薄暗いので、客はかえって気持ちが安らぐのかも。
ダイヤ街は、対照的にキラキラした感じ。
道幅もけっこう広く、人が連なって歩き、行列をつくって店の前に並ぶ。
評判の団子やら、メンチやら、乾物やら、他にもマニアに好かれる商品はたくさんあるのだろう。
その街中を、突如まつり衣装の若衆が練り歩く。
幟と和太鼓を担いで、辻に差し掛かると歌い踊る。
なにごとかと見物人が取り巻き、携帯写真に収める。
野次馬の一人であるおっさんの撮った一枚が、この写真。
街の様子、人の表情も面白いが、個人的には<ひょっとこ面>が一番気に入った。
最後は、伊勢丹7階にある武蔵野市立吉祥寺美術館で、おどりかけた気を鎮める。
企画展は薮内正幸の動物画だが、常設の浜口陽三、萩原英雄の作品に出会ったのは望外の収穫。
<犬も歩けば棒に当たる>
おっちゃんも億劫がらずに歩かないと、脚も好奇心も衰えるんだと悟る。
次は深大寺、野川方面の桜ウォッチングに行くぞ~。
(この項は、2009-04-08に投稿済みのものですが、編集上の都合で日付を変更致します)
今年は長持ちしているので、最高の花見になるでしょう。
伊勢屋も本店のほうは改装済み、ますます気炎(煙も)が上がってます。
公園降り口の支店も準備万端、いってらっしゃ~い。
目の付けどころがいいなあ。
さすが「おっちゃん」。
ハーモニカ横丁なんてまだ健在なんですって! 戦後を引きずったまま……。
いや、実はきょう、幼な友達たちと井の頭公園に集合し、お花見をするんですよ。
陽が傾いたらダイヤ街か、はたまた伊勢屋か。