どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

どうぶつ・ティータイム(94) 『吉祥寺は血の通った街』

2010-02-04 18:00:34 | 行事

    {吉祥寺は血の通った街)   


『日本一住んでみたい町』ランキングで、吉祥寺は一位なんだそうだ。
 最寄り駅なのに、普段は人込みが煩わしい・・・・と、ぼやきながら利用していた。
 しかし、今回は井の頭公園の桜を見たついでに<ハーモニカ横丁>から<ダイヤ街>の辺りをうろついてみた。

 ハーモニカ横丁は、以前よりも明るくなったとはいえ、狭い路地の左右に個性的な店が連なっている。
 長屋形式のところがほとんどで、5,6っぽ歩けばもう別の店の前に立っている。
 昼なお薄暗いので、客はかえって気持ちが安らぐのかも。

 ダイヤ街は、対照的にキラキラした感じ。
 道幅もけっこう広く、人が連なって歩き、行列をつくって店の前に並ぶ。
 評判の団子やら、メンチやら、乾物やら、他にもマニアに好かれる商品はたくさんあるのだろう。

 その街中を、突如まつり衣装の若衆が練り歩く。
 幟と和太鼓を担いで、辻に差し掛かると歌い踊る。
 なにごとかと見物人が取り巻き、携帯写真に収める。
 野次馬の一人であるおっさんの撮った一枚が、この写真。

 街の様子、人の表情も面白いが、個人的には<ひょっとこ面>が一番気に入った。
 最後は、伊勢丹7階にある武蔵野市立吉祥寺美術館で、おどりかけた気を鎮める。

 企画展は薮内正幸の動物画だが、常設の浜口陽三、萩原英雄の作品に出会ったのは望外の収穫。
 <犬も歩けば棒に当たる>
 おっちゃんも億劫がらずに歩かないと、脚も好奇心も衰えるんだと悟る。

 次は深大寺、野川方面の桜ウォッチングに行くぞ~。


 (この項は、2009-04-08に投稿済みのものですが、編集上の都合で日付を変更致します)
 

 

 

 


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2 コメント

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長持ちサクラで花見日和 (窪庭忠男)
2009-04-08 13:59:37
きょう井の頭公園ですか。
今年は長持ちしているので、最高の花見になるでしょう。
伊勢屋も本店のほうは改装済み、ますます気炎(煙も)が上がってます。
公園降り口の支店も準備万端、いってらっしゃ~い。
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目の付けどころ (くりたえいじ)
2009-04-08 11:07:12
おうっ、吉祥寺!
目の付けどころがいいなあ。
さすが「おっちゃん」。

ハーモニカ横丁なんてまだ健在なんですって! 戦後を引きずったまま……。

いや、実はきょう、幼な友達たちと井の頭公園に集合し、お花見をするんですよ。
陽が傾いたらダイヤ街か、はたまた伊勢屋か。
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