(深大寺だるま市)
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3月3日、4日は、深大寺恒例のだるま市だ。
縁日が好きで毎年行くのだが、季節のせいかなかなか快晴というわけにはいかない。
ここ何年か思い出しても、二日のうち一日は雨に祟られる日があったような気がする。
ことしも危ぶまれたが、二日目なんとか降らずにお参りすることができた。
参道も境内も例年にない賑わいである。
何はともあれ、古いだるまを納めて境内いっぱいの露店を眺めて回った。
だるまにもいろいろのスタイルがあって、少しずつ表情がちがう。
中では、高崎だるまの正統派らしいシャープさが目に付いた。
標準の赤いもののほか、白、黒、黄色、金色のものまである。
招き猫を模ったものもあったから、金運を意識したものであろうか。
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ひとわたり見て回ったが、だるまを購入する人は意外に少ない。
ここにも不景気の影が・・・・。と思っていたら、中学生ぐらいの女の子が、店のおばさんと熱心に掛け合っている。
受験の話が聴こえてきたから、たぶん切実なんだろう。
手にしていただるまは結構大きくて、三千円の攻防は果たしてどうなったのか。
通り過ぎてしまったので、結果は明らかでない。
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だるまの次は、参道の露店ひやかし。
ことしは、いつになく数が多く、深大寺前の横軸はもともとの土産店もまじって「すずめのお宿」の先から「水神苑」に突き当たり曲がって道路まで。
縦軸は表参道の「鬼太郎茶屋」から「嶋田屋」の前、そして白鳳仏の宝物殿裏の坂道まで軒を連ねている。
露店の種類は、ざっと思いつくだけでも<富士宮やきそば、たい焼き、ドラ焼き、浪花の大たこ、広島風お好み焼き、綿あめ、バナナチョコ、あんず飴、ドネルサンド、ジャンボからあげ、甘酒、焼きトウモロコシ>等々。
変り種は<焼きいわし、アユの串焼き、川えび、わかめ、その他海産物>
食べ物を離れて<くじ屋さん、金魚すくい、射的、お面・・・・>
こどもに還ってルンルン気分。
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ぎょっとしたのは「白蛇神」の写真。じっと見ていると、祈祷師の女性に心の中まで入り込まれそう。
悩みがあっても、祈祷師を訪れのは止しておこう。
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最後に、湧き水に近い神楽殿で、愉しみにしていた「お神楽」を見た。
<ひょっとこ>と<おかめ>の掛け合いに、観客から笑いがもれる。
言葉はないのに、この自然の笑いはなんだろう。
「日本人の原点を見た思い」といったら大げさかな?
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神楽で終わりかと帰りかけたら、お堂の中で笛や鉦・太鼓を奏でる人の前から獅子が一頭躍り出てきた。
階段をものともせず、つつつと進み、パクパクやって首を振りふり後退する。
そのうち年配の親方が降りてきて、獅子頭で頭を嚙んであげるという。
あっという間に列ができ、オッチャンもすかさず並ぶ。
(願いごとが叶う)ことを信じて、頭に当たる感触を味わった。
それを〈おっちゃん〉は記者かカメラマンのごとく仔細に観察し伝えておられる。
その写実主義に感嘆です。
写真も数多く掲載しておられますが、もう少し大きかったらと思うのは、勝手でしょうかね。
この種の画面で、ちょいとクリックすると大きくなるという手合いがありますが、そのやり方も知りたいものです。
とにかく、懐旧の念にかられた楽しい一日でしたでしょう。
(丑の戯言)様、おっしゃるとおり写真が小さくなってしまって・・・・。
前に「オリジナル・サイズ」でやったら、大きくなり過ぎて失敗したのです。
もう一度、このコーナーで試してみます。
ありがとうございました。
(丑の戯言)様、不精しないでいろいろ試してみたらできました。
ご指摘いただいたお蔭で、一歩前進です。
感謝です!
そのご努力、頭が下がります。
これだけのサイズになると、迫力も満点。
女子学生が可愛く見えたりして。
いつか、次回ルポも楽しみにします。