差塩と趣味の世界

故郷 福島差塩の想い出と徒然なる盆栽奮闘記

軒しのぶ

2016年09月21日 | 日記

 吾妻五葉の根元に着生させたノキシノブ、たっぷり水分を吸い上げて生き生きとしている。あまり目立たないが、自分にとっては思い入れの深い植物である。

 これを眺めていると、古い茅葺屋根の軒下に生えている光景を懐かしさと共に想い浮かぶのである。

 通常茅葺屋根は、30年ぐらい持つといわれ、葺き替えることは一世一代の仕事であった。屋根が苔むして、このノキシノブがたくさん生えるようになると葺き替えるのである。

 今は、その茅葺屋根もトタンなどの覆われ、田舎でも見られなくなった、、、。