このところ寒気団が居座ったせいか日中でもあまり気温が上がらない。その分桜の花は持ちそうだ。そんな中、ハナカイドウが咲きだした。この木一時樹勢を衰えて心配したが元気を取り戻したくさん蕾をつけてくれたので一安心というところか。
子供のころ、この花を見て想い出すのは日中戦争(支那事変)で戦死した方の立派な墓を兼ねた慰霊碑である。そこに植えらていたきれいな花、それがハナカイドウということを知る。
その当時の戦死者は、大きな慰霊碑を建て「英霊」などとして祀られていたが、太平戦争での戦死者にはこうした余裕などなかった。
この年になると一木一草をみて、それに結び付く想いを新たにするのである。
昨日は 8673歩