さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

留園 北京・上海の旅23

2010年09月27日 | 中国


さて次の名園、留園に移動してきました。こちらも素晴らしい世界遺産。どれも似たような感じですがー(^益^;



伝統楽器の演奏がありました。優雅な雰囲気です。



こんな古い庭は、のんびりと時を忘れて散策したいものです。日帰り旅行で世界遺産のはしごするのはどーも。。。



瓦や壁を見ているだけでも素晴らしい細工が施されています。なんだかカメラをさげてあくせく見て回るのはいかがなものかと思いますが、他にどうしようもないでせう^^;



こちらでは琴の演奏をしていました。実はチェングォは以前に来たことがあるので、なかには入らずに外をブラブラしていました。なんか申し訳なかったな^^



ところで最近日中両国が領土問題でもめています。それぞれの国では自国に都合のよい言い分がメディアに載り(ある程度そうでないと売れないし歓迎されない)、それに煽られて感情的になる人々がいます。

そこで中国人の親友がいることを知っている私の周りの人々が、私に意見を聞くことが続きました。「パイプ役」とも言えるし、「敵国に通じている奴」とも言えるわけですね^^;

単に関心を持って人の意見を聞きたい、という姿勢の人もいれば、明らかに中国に対する敵意や嫌悪感を現わす人もいます。

そもそも誰かが理不尽に苦しめられているわけでもないと思われるので、これよりは沖縄問題のほうが重要事項だと思っていますが。

こういうことは歴史を検証し、双方の言い分をまず知ることが大切でしょう。怒る人は、片方の言い分だけを聞いている可能性が高いです。今回の問題に関しては、日中両国とも自分勝手なところがあり、それぞれもっともな言い分もあるようです。

それを並べてみると、熱くなっている人は面白くなく、領土問題以外の批判をし始めることが多いです。(給食の取りあいでけんかしているときに、「だってあいつのかーちゃん…」という論法です)

「それぞれの主張をフェアに考えてみよう」と持ちかけると、自分に同意しないので、「あっちの味方かよ」とあからさまに不愉快になる人もいました。この延長線には、「自虐志向」「非国民」という非難が出てきます。

私は日本人なので、自分の国のほうが気になります。その態度に恥ずべき点がないようにしてもらいたいものです。政治力や軍事力で理不尽に何かを手に入れることがあったら、それは恥で、取られるほうがはるかにましだと思っています。自分の子供に対してもそう思うでしょう。自分の子供がよその子供と喧嘩したら、まず自分の子供に落ち度がないか(相手の言い分)が気になるわけです。それが民主主義のいいところで、国民は政治に参加し、自分の子供に落ち度がないか常に気をつけることが責任でせう。

(じゃあ全部取られりゃいいのかよ!という方は、「誰かが理不尽に苦しむことが」「それぞれの主張をフェアに」と言っていることを聞いて下さい)

チェングォも国家間の問題になると、自分の国の政府や国民が恥かしいことをしないか、ということが気になるようです。まー同じように考えるから親友になったのでしょうが。