鳥取城跡から鳥取の市街を望む。地方都市にくると、まず東京に比べて建物が低いので、空がよく見えていい。普段息詰まるような空間に暮らしているんだなあ、と気がつきます。さらに遠くに山が見えるので、なんとなくホッとしますね^^
鳥取は砂丘で有名だが、駅から歩いてすぐのところに源泉かけ流しの露天風呂がある温泉宿がある。さらに魚も酒も旨い。東京からは飛行機で行くほどの交通の不便さがあるが、仕事で出張となれば実に良いところであったゾ。
夕方に気持ちよくひとっ風呂浴びたあと、夜は日本海で取れた魚を求めて、評判の備長炭炉端焼の居酒屋へ繰り出した。その店はスナックなどのネオンがひしめく歓楽街を抜けたところに位置していた。鳥取駅付近はなかなか栄えている。狭い通りを歩いていると、目の前にタクシーが止まり、1~2歳の赤子を抱いた派手な格好の女性が降りた。そこは夜間対応の託児所だったのだ。
子供はその入り口に入る瞬間に泣き叫んだ。これから預けられて母親と離れるのを知っているのである。これはつらい場面を見てしまった…。子供も可哀相であるが、母親もつらいはずだ。彼女はこれから子供の泣き声を耳に残し、酔客の相手を「陽気に」しなければならないのだ。どちらがつらいって?それは病気に苦しむ患者と、それを見守ることしかできない家族のどちらが辛いか、という問題と同じであろう。
こちらもあの哀れな泣き声を耳にこだまさせながら居酒屋へ入った。これはたまらん。。。もちろんその子供が「不幸」とは限らない。託児所に入ってしまえば、すぐに泣き止んでやさしい保母さんに楽しく遊んでもらっているかもしれないのだ。そうは思ってみるものの、あのか細い首にフワリとかかった柔らかなうぶ毛と、託児所の入り口を見て泣き出したあの声を思い出してしまうと、つい涙が出てきてしまったのだw
ドラマで見るように、静かな顔のままに涙だけがツツツ、と流れるのならば(さらに片目だけだったりしてね)、そっとハンカチで拭えばいいだろう。しかし、この場合は眉間にシワを寄せつつ、口が両ひと指し指で横に限界まで広げたようになり、簡単に言えば顔面歪みまくり状態で、さらに抑えようと思っても嗚咽まで出てしまうとなれば、全く絵にもならぬ。居酒屋でひとりカウンターに座り、まだ酒も飲んでないのにいきなり泣き出してるって… w(゜゜)w
あのォ、もし気がついてしまった人がいましたらね、誤解しないでもらいたいのです。
違うんです。別にあなたが想像してるような理由じゃないんですぅ…_| ̄|〇
女性に泣かれたことは何度もあるけどね、その逆はねーぞ。ましてや人前で…_|\O_
さて、目の赤いのがバレないかな、と気を遣いつつ店のおねいさんに鳥取の地酒を注文する。
この鳥取の酒(メニューを指さしつつ)、「はちごう」(八郷)をヒヤで下さい。
はい、「やごう」を一合ですね^^;
(ぶっ!)
さらに次の酒を注文するとき…
鳥取の酒、「まんてんぼし」(満天星)を一合下さい。
はい、「まんてんせい」、ヒヤでよろしいですか。
・・・・・
なんとなくお互い目と目が合い、一瞬の空白がある。考えていることは同じなのであろうが、どうも次に発するべき言葉が見つからぬ…。
ヽ(`益´)ノ
刺身は極上の味ですた^^ 右は鯵、左は秋刀魚でございます(^益^)b
白イカも絶品だったぞ^^ さらに焼き鳥もすばらしい出来栄え。どの料理も旨かった。
L(゜益゜L)♪