さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

上田 夜の街へ 2

2016年01月03日 | 関東甲信越



上田初日の夜です。あまり大きい町だと車は多いし、広すぎると歩くのに大変。
飲んでから電車や車に乗りたくない。つまりぶらぶらと歩いて回れるほどの街の
大きさで、しかし様々な店が集まった繁華街のあるところがいい。選択肢も豊富で
ないとね^^



おおお、なんか古い駄菓子屋か?私が生まれ育った東京の下町にはいくつもあり
ました。土間でもんじゃ焼きをやったり。必ずババーがやっていました。小学校も
高学年になると行かなくなってしまい、中学生になったときに自転車で「まだある
かな」と見て回ったことがありますが、なんと何軒もあったのにすべてなくなって
いました。

ババーは揃って極楽浄土に旅立ってしまったのか?食品衛生法かなんかで一斉に
閉店に追い込まれてしまったのか?東京ではジジーババーのいるところ、小さな
子供たちがいるところ、そして若者たちがウダウダと長居する喫茶店も、おっさん達
が長時間クダを巻く安い居酒屋も、どんどん失われてゆくのだなあ~。
*ミヒャエル・エンデの「モモ」の世界が実現してしまったようです。



炭火の焼き物をやっている居酒屋に入りました。じーさんとばーさんが切り盛りして
います。



酒は地元の「亀齢」だけ、というこだわり。なんか「金賞を取ったんだ」と嬉しそう。
ややこってり系の甘口でした。



アスパラ巻きがでかい。じっくりまわりがパリパリになるまで焼いてくれました。
芯まで火が通るのに時間がかかるのです。なので最初に注文したのに、焼けてくるまで
2合徳利が2本目に突入(^益^)w

いいねえ、のんびりしてて^^ なにせさー、池袋、新宿、渋谷で飲むと、「2時間
です」なんて言われることが増えたのなんのって。こないだ飲んだときは、きっちり
タイムキープされてて、ちょうど1時間で「お料理ラストオーダーです」、1時間半で
「お飲み物ラストオーダーです」とやってきて、10分前にはお会計ときたもんだ。
そういうところは二度と行かんのだが、それがあちこち増えてきて、長年ひいきに
していたところまで「2時間」とか言い出す始末だ。世も末だっつーのw

話は戻って、ここのアスパラ巻き、焼けるまで優に30分以上だったぞ^^;
仕事が遅いんじゃなくて、それくらいぶっとい焼き物なの^^



信州に来たら、好物の馬刺しです。会津と同じで赤身が基本か。
これがね、さくっと切れるほど柔らかい。筋が全然ない。こんなの初めてーwww

するとじーさんが満面の笑みで「どうですか。うまいでしょ。ここのは国産なの。
いろんなところで馬刺しを出しているけれど、ほとんどがカナダ産なんだよ。品書きに
どこの産なんだか書かないものね」とおっしゃる。

うーむ。たしかに全然違う。国産だからってみんなこんなじゃないだろうけれど、
とにかくここのはまるっきりモノが違う。A5ランクの霜降り肉と、ゴムを食べている
みたいな牛丼の肉くらいの違い。こいつぁーがつん、とやられましたぜー。

お年の御夫婦ふたりきりでしたが、後継ぎはどうなんだ?末永く頑張って下さい^^



2軒目は静かなバーに、と思ったが、まだ初日とあって情報が足りない。なにせバーは
ドアを開けてみるまで内部がわからんので、飛び込みは危険すぎるのだ。厚化粧が
出てくるスナックのようだったり、バイトの若者がテキトーに酒を注ぐだけのうるさい
店だったり。。。

わりと夜遅くまでやっている喫茶店があったので、コーヒーを飲む。これがなかなか
こだわりのコーヒーを出すところで、実によろしい。上田はまずまずのようだぞ。。。