さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

上田電鉄別所線に乗る 7

2016年01月12日 | 関東甲信越



この日は上田から別所温泉に行きました。古い温泉も楽しみだが、この別所線という
ローカル電車に乗るのも楽しそう。



むむむ、ここにも「鉄道むすめ」がいたのか。。。

三陸に行ったときは「久慈ありす」ちゃんがいて、鬼怒川には「鬼怒川みやび」
ちゃんがいたのう。みんなおメメがでっかいこと。。。



この別所線が、山に囲まれた上田盆地をコロコロと行くのです。なんか既視感?
しばらく考えてハタ!とわかりました。「千と千尋の神隠し」で見た光景なのです。
広い平野を一本の線路が通っていて、そこを電車が静かにつっきってゆく。

1時間に1~2本程度の運行なので、車内の席は半分くらい埋まっている感じ
だったか。空いている席もあるというのに、一番前におっさんが座らずに立って
いました。運転席のうしろで線路を進んでゆく様子を見ていたい乗り鉄っちゃん?

よく見るとキザな帽子、高そうな上着にオサレな靴。それに立派なスーツケース。
こんなローカル線に、上から下までばっちりでどうしたの?と思っていたら、
電車は「大学前」という駅に到着して、そいつはさっさと降りてゆきました。
するとそれに続いて学生がゾロゾロと降りてゆく。

こんな地方に、この駅の近くには大学が2つ3つあるらしい。そぉ~か、赤シャツ
みたいにキザなスタイルをきめていたおっさんは、おそらく大学の先生なんだ!
んで学生の座るところには同席したくなくて一番前に立っていて、「俺は片田舎に
住んじゃいるが、文化人なんだぞ!」と精一杯頑張っているんだ!がんばれー^^;



というわけで上田から30分ほどで電車は終点の別所温泉に到着しました。
観光客も少ないようで、電車のなかでまわりの景色に見入っている人は俺だけ
だったような。毎日乗ってりゃ珍しくもねーか。



むかし使われていた古い車両が駅の裏に置いてありました。



この丸窓が愛されていたそうです。



内部から見ると丸窓はこんな感じ。すべすべの木材や真鍮製らしい手すりなど、
職人技を感じさせますねェ。



ちなみに帰るときにはご覧の通り、新しい丸窓車両がリバイバル。どうやら東急線の
お古のようです。四角い窓を、無理やり枠をつけて丸窓にしてますよねw(^益^)wウケルー