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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

石巻 サン・ファン館へ向かう

2018年03月19日 | 東北シリーズ



ここは福島駅、新幹線のホームです。俺の人生と同じに(?)いつも各駅停車でのんびり
旅する俺が、どうして長い距離でもないのに新幹線のクソ高い切符を買って乗るかというと、
石巻のはずれにあるサン・ファン館に直行するからなのです。明日は休肝日ならぬ休館日
だからw 各駅停車だと、JRの陰謀でものすごく接続が悪く、行けなくなっちまう。



右腕、上腕部に痛みがある。どうしてだ?
あとでわかったが、腕の裏側に立て一本の長い切り傷。さては上段に構えたスキのない
俺に、机龍之介の鋭いひと太刀がかすめたのか?

そお~だ、昨夜べろべろに酔っぱらってホテルの椅子に座ったら、なぜか倒れ落ちて
壁にしたたか頭を打ちつけたのだった。ゴオン!というすごい音がしたのを思い出した。
夜中に騒音を出してすみませんでした。死んでたら、ホテルで頭を殴られて?と、きっと
不審死で大変な騒ぎだったろう。



石巻駅に到着。ホテルに寄っている時間がないので、荷物はコインロッカーにぶち込んで
ローカルバスに乗る。



石巻郊外にやってきました。ここからは徒歩。いちおう数少ない観光地なのだが、サン・
ファン館には日曜しかバスが行かないのだ。それにしても、地方都市の郊外はどこも
似たような全国チェーン店が並んでいて、どこだかわからないねェ。「すき家」にドライブ
スルーがあるのかあ。まさかワンオペじゃないよね?

街道から離れて、住宅地や山道をひとり歩いてゆく。いつもながら、歩くやつを全く
想定してない道をゆく。



ありがたいことに、併設のレストランがやってました。サン・ファン館には平日やって
くる客はほとんどいない雰囲気です。



そういえば、「サン・ファン館」ってナーニ?という方も多いかもしれません。
御覧の船は、400年前に伊達政宗が貿易交渉のため、スペインに遣欧使節団を送り出した船、
「サン・ファン・バウチスタ号」のレプリカです。これを展示しているのがサン・ファン館
というわけなのです。

大震災の大津波が来たときには、さすが船、乗り越えたのです。しかし、その後にやってきた
台風でマストは折れるわの大損害。老朽化もひどく、内部の見学どころか、ご覧の横から
眺めるスペースまで立ち入り禁止になってしまいました。あれが近くで見られないんじゃ、と
入場料は半額になっていますー。ま、せっかく来たのだから、展示品も見ていきましょう。