さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

下館の夜

2020年08月20日 | 関東甲信越


さてさて夜の出動。下館には夜の繁華街があるのか?とりあえずホテルは駅の南側なので
グーグルマップを見ると、飲食店、特にラーメン屋などがいくつもあるエリアがあるので
そちらに行ってみた。するとこのような雰囲気。街道沿いにチェーン店が並んでいるような
ところだ。こりゃあかん!


というわけで、駅の北側に向かう。線路を超えるところで、頭上にものすごい数の鳥!
団体で飛んでいます。海の中で魚の大群が泳いでいるのを映像で見たことあるが、これは
そんな感じの鳥の大群。群れが別れたり合体したり、あっちこっちに塊となって飛んでいる。


空に飛びまわっているのもたくさんだが、どうやらあの駅前の大きな木にびっしりと
いるらしく、もんのすごい鳴き声だ。体育館にびっしりの女子中学生よりすごいぞ。


一帯にはワンワン鳴き声が鳴り響き、空には大群が飛び回る。あまりのすごさに
圧倒される。翌日の新聞で読みました。ムクドリの大群だそうです。何千何万?
埼玉県で大量発生し、糞害に困った市は鷹匠を雇って追っ払ったそうです。効果は
てきめんで、そこからは全部いなくなったとか。するとそいつらは他の町に移動した
わけで、それがここ茨城に来たのか?


さて下館には賑やかな繁華街はなさそうだ。あたりをつけて一本路地に入る。すると
こんな赤提灯があるじゃないか^^


後期高齢の常連さんたちがワラワラとカウンターに座っていた。とても賑やか。
イイ感じです。マスターはひとり寡黙に働いています。俺とは入れ替わりに、隣の
じーさんが会計をして立ち上がる。しかし立ったまま酔っ払い特有のエンドレス
リピートが始まり、しばらくみんなと楽しそうにワイワイ。コロナもなにもあった
もんじゃない。


水商売風のおばちゃんが、20歳の娘を連れて真ん中に座った。ひとつ向こうのじっちゃん
が、ずれて俺の隣にやってきた。おばちゃんは最初からハイテンション。まわりに
座っているじっちゃんたちと、知り合いの知り合いみたいな感じでお互い知っている
人の名前で騒いでいる。「そうそう、なになにさん!」共通の情報を確認し合うだけで
盛り上がるらしい。テレビなんかで言われる「絆」とか「つながり」ってやつか?

となりのじっちゃんは、俺にボソッと「くだらねー話ばかりだ」とか「あれじゃみんな
コロナうつるな」とかつぶやく。たしかにくっついて座ってて大声出しあってるからなあ。
ま、雰囲気が明るいのはいいじゃないかぁ。


「ソイの唐揚げ」を注文したのだが、かじってみると「鶏の唐揚げ」ではないか。
しかしかじっちゃったあとで文句言うのもなんなので、そのまま食べました。となりの
じっちゃんにも勧めたけれど、「俺は食わねえから」と遠慮される。

酒は銘柄が書いてなくて、特に地酒を置いてあるわけでもない大衆酒場。話題に出たので
聞いてみると「大関」でした。「高清水」も置いてあるけれど、「そっちはちょっと
高いんですよ」とマスター。高くてもいいんだけれど、書いといてくれなくちゃ注文
できねーじゃないかぁ。


隣のじっちゃんは「骨せんべい」を注文し、3つあったのでひとつくれました。
ちなみに俺が注文した鯵の刺身、骨せんべいにしてもらおうかな~と思っていたけれど
しばらくそのままになってしまいました。すっかり時間が経っちゃって、このあとの
客の骨せんべいになるのか?そこまでは私の責任ではありません(^益^;

ここのお会計、予想の半分くらいでしたw(゜益゜)w


二軒目を求めて、ふたたび町を彷徨う。しかしほとんどナイ!ほんと町によって
繁華街が充実しているところと、ほとんどないようなところがあります。この町は
後者で、まあ二度と来ることはないでしょう。。。


おー、閉館になった映画館。


けっこう歩き回り、ホテルのある駅の南側にやってきてようやく一軒の灯を見つける。
しかし・・・!?!

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