伊那の夜の繁華街はものすごい。ちなみに人口あたりの飲み屋の数は日本一だそうだ。
日本中の繁華街を渡り歩いた私の実感でも、それはダントツの日本一な気がするぞ。
私は英国のNewcastleに住んだことがあるが、あそこは英国で人口あたりのパブの数が
英国一だそうだ。どこの通りにもあっちこっちに酒場!「英国で一番つったら、世界で
一番じゃねーの?」と思っていましたが、違う!
世界で一番は、伊那でしょう!!!(=゜益゜):;*.’:;
なにせ数人しか入れないような酒場やスナックもたくさんある。それもあっちにも
こっちにもぎっしり。世界に誇れると思う。他にあったら出てこい。行って見てやろう
じゃねーか。
ここがお勧めされたスナックだ。2階に上がってみると、かなりの大箱。30人以上の
客でぎっしり。たくさんのグループがいてカラオケが鳴り響いている。コロナって何?
これじゃあとても入れぬ。で、彷徨う。。。
地元で飲みまくっている様子のおねいさんにお勧めの店を聞くが、どうも答えが返って
こない。こうなったらテキトーに? 結局「きりん」の近くまで戻ってきて、目についた
スナックに入って「カラオケできるよね?」「もちろんですぅ~♪」となる。幸い他に
客は2グループで、それほど混んでいないぞ。
ママさんは韓国人のようで、もうひとり働いているおばさまがいた。するとそのお二人は
わが連れに「●×ちゃん」と名前で呼んでいる。まさか常連?
あのー、、、「どこか知ってる店があったら。。。」って俺が聞いても答えないから
星の数ほどありそうな店のなかから、テキトーに俺が決めて入ったのに、アンタ親しげに
名前を呼ばれてるって。。。
時間も少し遅くなってきて、客は我々だけになった。おねいさんはカラオケを楽しむ。
「どんな歌を歌うの?」と聞くと、機械に残されている履歴のデータを見て、誰か知らぬ
人が前に歌った歌を見て決める人なのであった。
当然、「あなたは何を歌うの?」と聞かれて歌うよう促される。俺、歌はやなのーw
聞くのはいいけど、ヘタなのーwww
するとママさんが、「私、襟裳岬が好きなの♪」と言って機械に入れる。イントロが
流れる。「もちろんあなたが歌うのよ♪」とマイクを渡される。こうなると逃げられない
ではないかw((+_+))w
まーいい加減よっぱらってるし、他に人はいないし、恥のかきすてか。。。
まもなく深夜。「そろそろ帰って寝ましょうか」とお開きを提案したのだが、「私、
いい店知ってるから行こうよ♪」とおっしゃる。まあ予定もないし、いい店情報なら
聞いておいて悪くないと思って5軒目に向かう。
日付が変わってディープな「姫」というバーに入る。名前は姫だが、初老&長髪の
おっちゃんがやっている店である。深夜でもなかなかの賑わいだ。グループの
おねーちゃんが大声ではしゃいでいる。一緒のおねいさんは知り合いの客と言葉を
交わす。
しかしすごいレトロ感。昭和30年代みたいだ。「三丁目の夕日」とか「地下鉄に乗って」
という昭和の時代を描いた映画が好きですが、ここ伊那はそれがそのまま体験できます。
しばらく住んでみたい気持ちになりました。
さてもう帰るだろう、と思って外に出たら、おねいさんはまだ開いている店の前で
「チキン食べたいわ」ときたもんだ。
んで1時過ぎているっつーのに6軒目に突入。まあこれもいいでせう。。。
さすがにここも閉店になったので帰ることにしたのだが、おねいさんは「さっきの
姫にまた行く。あそこは朝まで、客がいれば昼までだってやってるもの」ときたもんだ。
7時間以上一緒に飲み続けましたが、またお会いすることがあったら飲もうね^^;