今年の花粉症はひどい。目薬をさしても目がかゆい。頭がボーっとする。鼻の奥が詰まって
寝るときに口でしか息ができない。喉がガラガラになるし、よく眠れない。衝動的に
北海道へ避難することにした。仕事はPCでこなし、会議はオンラインで参加。こうなると
コロナ禍でリモートワークになったのは幸いかもしれぬ。
まず行ったことのない旭川に飛び、そこから稚内へ。海岸沿いに南下して留萌へ。
そして小樽に行って、最後は札幌だ。10泊11日。これだけいれば、鼻も開通するだろう。
直前に予約した席を移動させられた。翼の横になりました。なんと満席なのである。どうやら
このご時世で乗客が少ないから、前後のフライトを欠航にして、満席に詰めて運んでいる
らしい。微妙に不愉快だが、航空会社は苦しんでいるし、環境にもいいだろう。
東北を通過中、雲の上に出た高い山は雪。3月下旬で、東京はなんと20度を超え、
春どころか初夏の陽気で桜が咲いている。しかーし、北海道はまだ寒いのです。
ほーら、旭川が近づいたら、まだこんな感じだ。なので厚手の上着にマフラー、手袋を
準備してきたのです。夜に出歩くしな(^益^)b
旭川空港に無事着陸しました。
空港からのバスは旭川の駅に到着。すんごくでかいな!さすが大都市。
ここも札幌と同じで、近代になってから植民(開拓、侵略?)したもんだから街が
碁盤の目のように広い通りが直角に交差しています。下町で生まれ育ち、裏通りや
路地裏に愛着を感じる私としては違和感があってなじめません。
旭川はラーメンどころ。さっそく昼食に有名店「青葉」に行きました。
ううむ、やはり旨いぞ。いま住んでいる東京の街では、家系をはじめとするとんこつ
ドロドロ、油麺やごってりつけ麺が異常に繁殖しており、こういうきちんとした(?)
正統派ラーメンが少ないのでとても嬉しい。
まだ雪が深い。しかし温度が低いので雪が乾燥しており、歩きにくくもないし
悪くない。これなら花粉もないだろう。
雪が降ってきました。溶けずに服から落ちてゆき濡れない。つまり傘いらず。
かなり降ってきましたが、誰も傘をさしていません。これが北国だ。だいぶ降って
きたら、あちこちフードを頭にかけていました。あれ、東京ではほとんど使いませんが、
北国では大事なツールです。
若い女性たちも、スキーではくようなダボダボの防寒ズボンをはいているし、がっちり
したスノーシューズをはいていたりします。登山用みたいな?ゴムのでっかい長靴なんか
じゃないです。(ああいうのだと積もってるところをザクザク歩いたら雪が入っちゃう)
雪と風で乱れるから、しゃれた髪形なんてしてるのも難しいだろう。雪国に来たなあ。
ホテルは駅のすぐ横なので、駅構内に戻ってきました。立派な駅ですよねえ。
北海道は無人駅も多いのだが、ここ旭川と札幌はどうやら別格のようです。
むむ、啄木は旭川にも滞在したのか。釧路の新聞社にいたのは知ってたけれど。
キャラにまったく似合わないデコレーションw