抜海駅から海岸沿いまで歩いてきた。ここから海沿いに進めば集落と港に着くはずだ。
片道2㎞ほどだから、休まずに歩けば30分かからずに到着できると考えていた。
しかし暴風雪の道のりは甘くなかった。ものすごい向かい風。それがシベリアから
吹いてくる強風で、雪というよりは氷の粒まじりなもんだから、顔が痛い!
厚手のジャンパーにマフラー、手袋と寒さ対策フル装備のはずだったが、横殴りの
強風では顔にダメージが加わる。途中でメガネを取り出す。居酒屋の短冊を見るための
ものがここで役立つ。
体を前に傾けなければ進めない。思わぬ苦境。
半分ほど来たはずだが、まだまだ集落らしきものは見えない。30分経ったところで
戻らねば、夜まで帰りの電車はない(まだ朝の10時台)。20分程経過したところで
集落まで行くことはあきらめた。きつい向かい風が計算外だった。帰りは追い風で
少しは楽に進めるだろうが、リスクが大きすぎる。
というわけで、電車が来る20分前には心折れて戻ってきました。この看板、小石だか
貝殻だかを埋め込んで作ったものでした。
寒い駅舎の中に展示されていた写真。暴風雪で何も見えませんでしたが、晴れていれば
このように利尻富士が見えたんだなあー。
帰りの電車の車窓から。こりゃ寒いよ。。。
稚内の冬の海は風と波の音で大迫力でした。こんなところに漁に出る人たちが
いるんだよね~!
木も上の顔だけ(?)出していて、下はみんな雪に埋もれているぞ。