こちら樺太への玄関口となった稚内の桟橋に作られた防波堤。1936年(昭和11年)に
竣工し、2年後にはドーム内に鉄道が延長されて「稚内桟橋駅」が出来ました。
列車から樺太への連絡船が直結したわけです。なにせ北からの風と波ががすごいもん
だから、こんなに長~いドームが造られたというわけだ。
そこにアスファルトが敷かれちまったら、ちと風情がないなあ。
終戦時の樺太からの緊急疎開では、8万人近い避難民のほとんどがここに上陸、
ここにはその人たちがぎっしりいたわけです。ゴハンは、トイレは、寝るのはどう
したのかなー。さぞかし大変なことだったでしょう。
横に階段があって登れました。雪がザラメのように固い粒になり、それが強い風で
飛んでくるもんだからビチビチと顔に当たり、痛い。
すごい北からの風だ。晴れてたら樺太が見えるのか?
雪まじりの暴風だったので、この写真を撮ったらすぐに降りました。
ホテルに帰って風呂に入って、それから酒場に繰り出すぞ。