さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

真壁へ

2020年08月22日 | 関東甲信越


下館のホテルの窓から。アドバルーンが見えました。なんか懐かしい。


写真を撮って大きくして見ると、「新装開店」だそうです。なんの店でしょうね。


下館から水戸線に乗って岩瀬という駅に行き、そこからローカルバスに乗って真壁という
町に向かいます。友人の情報では古い町並みが残っているとか。これからの行程は、
ご覧の筑波山をぐるりと回って帰途につくのです。


岩瀬駅に到着すると、駅前にはほとんど何もない。むかしはここからローカル線の
電車があり、真壁を通過したのです。廃線になってからはバス。本数も少なく、
アクセスはとても不便。陸の孤島と化した町のようです。


「ヤマザクラGO」というバスが時間通りにやってきました。


駅を離れると、すぐに田園になります。とってものどか。


乗客は私ひとりでした。みんな移動にはマイカーということなのでしょう。


普段はカラで走ったりしているんだろうなあ。車内放送は若い女の子で、自己紹介で
架空の名前を名乗っていました。「町でみかけたら、きっと声をかけてくださいね!」
なんて言ってます。この声を録音した女性に声をかけたら驚くだろうなあ。


バスは途中から山道に入って行きました。どんなところに行くんだ?


するとここらの観光名所である「雨引観音」というところにやってきました。バスは
迂回して山道を登り、この観光地に寄るわけです。四季の花がきれいなところらしく、
それなりに名所だそうです。「安産祈願」するところなんだってw


というわけで、最後までひとり乗客。真壁に到着しました。ここにはむかしお城が
あって、城下町なんですね。それで古い建物がたくさん残っているというわけなんだ。


下館の夜

2020年08月20日 | 関東甲信越


さてさて夜の出動。下館には夜の繁華街があるのか?とりあえずホテルは駅の南側なので
グーグルマップを見ると、飲食店、特にラーメン屋などがいくつもあるエリアがあるので
そちらに行ってみた。するとこのような雰囲気。街道沿いにチェーン店が並んでいるような
ところだ。こりゃあかん!


というわけで、駅の北側に向かう。線路を超えるところで、頭上にものすごい数の鳥!
団体で飛んでいます。海の中で魚の大群が泳いでいるのを映像で見たことあるが、これは
そんな感じの鳥の大群。群れが別れたり合体したり、あっちこっちに塊となって飛んでいる。


空に飛びまわっているのもたくさんだが、どうやらあの駅前の大きな木にびっしりと
いるらしく、もんのすごい鳴き声だ。体育館にびっしりの女子中学生よりすごいぞ。


一帯にはワンワン鳴き声が鳴り響き、空には大群が飛び回る。あまりのすごさに
圧倒される。翌日の新聞で読みました。ムクドリの大群だそうです。何千何万?
埼玉県で大量発生し、糞害に困った市は鷹匠を雇って追っ払ったそうです。効果は
てきめんで、そこからは全部いなくなったとか。するとそいつらは他の町に移動した
わけで、それがここ茨城に来たのか?


さて下館には賑やかな繁華街はなさそうだ。あたりをつけて一本路地に入る。すると
こんな赤提灯があるじゃないか^^


後期高齢の常連さんたちがワラワラとカウンターに座っていた。とても賑やか。
イイ感じです。マスターはひとり寡黙に働いています。俺とは入れ替わりに、隣の
じーさんが会計をして立ち上がる。しかし立ったまま酔っ払い特有のエンドレス
リピートが始まり、しばらくみんなと楽しそうにワイワイ。コロナもなにもあった
もんじゃない。


水商売風のおばちゃんが、20歳の娘を連れて真ん中に座った。ひとつ向こうのじっちゃん
が、ずれて俺の隣にやってきた。おばちゃんは最初からハイテンション。まわりに
座っているじっちゃんたちと、知り合いの知り合いみたいな感じでお互い知っている
人の名前で騒いでいる。「そうそう、なになにさん!」共通の情報を確認し合うだけで
盛り上がるらしい。テレビなんかで言われる「絆」とか「つながり」ってやつか?

となりのじっちゃんは、俺にボソッと「くだらねー話ばかりだ」とか「あれじゃみんな
コロナうつるな」とかつぶやく。たしかにくっついて座ってて大声出しあってるからなあ。
ま、雰囲気が明るいのはいいじゃないかぁ。


「ソイの唐揚げ」を注文したのだが、かじってみると「鶏の唐揚げ」ではないか。
しかしかじっちゃったあとで文句言うのもなんなので、そのまま食べました。となりの
じっちゃんにも勧めたけれど、「俺は食わねえから」と遠慮される。

酒は銘柄が書いてなくて、特に地酒を置いてあるわけでもない大衆酒場。話題に出たので
聞いてみると「大関」でした。「高清水」も置いてあるけれど、「そっちはちょっと
高いんですよ」とマスター。高くてもいいんだけれど、書いといてくれなくちゃ注文
できねーじゃないかぁ。


隣のじっちゃんは「骨せんべい」を注文し、3つあったのでひとつくれました。
ちなみに俺が注文した鯵の刺身、骨せんべいにしてもらおうかな~と思っていたけれど
しばらくそのままになってしまいました。すっかり時間が経っちゃって、このあとの
客の骨せんべいになるのか?そこまでは私の責任ではありません(^益^;

ここのお会計、予想の半分くらいでしたw(゜益゜)w


二軒目を求めて、ふたたび町を彷徨う。しかしほとんどナイ!ほんと町によって
繁華街が充実しているところと、ほとんどないようなところがあります。この町は
後者で、まあ二度と来ることはないでしょう。。。


おー、閉館になった映画館。


けっこう歩き回り、ホテルのある駅の南側にやってきてようやく一軒の灯を見つける。
しかし・・・!?!

  _| ̄|〇


茂木を彷徨う

2020年08月18日 | 関東甲信越


駅前からの通りを少し歩くと、かき氷屋さんがありました。何せ真夏日なので、
寄っていくことにしました。


おお?明治時代からかき氷をやってたの?ただ店が明治創業で、かき氷は別か?
内部は田舎の民家仕様で、じっちゃんがひとりでやっていました。


いちごは凍った果肉が入っており、練乳も旨かったぞ。「しきり」でいかにも形式だけの
アクリル板がテーブルの上に乗っている。「ほとんど意味ないよなあ」と笑ったら、
じっちゃんも笑って「いちおうやってるだけで、役所が費用を払ってくれるからさ」と
言っていました。このプラスチックの板、大変な特需ですよねェ。そのうち全部うち
捨てられるのでしょう。全国でプラゴミをなくそう、ってやってるのになあ。


「●×町 観光」って検索すると、特に何もないようなところでは必ず神社が出ますね。
あと道の駅も出る。わざわざ観光で行くのか?


ここは老舗旅館だったようです。閉めてるのはもったいないなあ。


靴屋さんねえ。そういえば、ニュースで「運動靴が盗まれた」というのを見て、
「他人の運動靴なんてはきたくないだろ」と思ったのですが、ブランドものの中には
数十万円するやつがあるとか?


おお、立派な食料品店。この言葉自体がすでに死語になりつつあるよねェ。


川に行きついたら、これでもう町はずれか?こんなんで町歩きは終わりかな?


お、図書館がありました。ちと覗いてみましょうか。


これが意外にも立派! 建物だけではなく、多岐に渡る専門書や古典などが並んでおり、
その蔵書のセレクションが充実しているのに驚きました。図書館で働く「司書」って、
大学で特別なコースを履修して得られる専門的な資格です。どんな学校にもそういう
本を扱う専門家がいたものですが、近年は経費削減で、どこも派遣のアルバイトになって
いるようです。嘆かわしいことですが、ここ茂木の図書館では、しっかりとした専門家が
管理しているようです。財政を管理する議員とか役人って、中身よりもハコにこだわり
がちですが、ここはきちんとしているようです。


というわけで、真岡鐡道に乗って下館に帰ります。


お、何かの工場がありました。十代の頃、こういう工場で働くのだけは嫌で、ホワイト
カラーの職に就きたいな、と思ってそうなったわけですが、いまになってみると
こういうものつくりの仕事もいいなあ、と思ったりします。


下館に帰ってきました。しかしなんだこりゃあ。おそらくはおじさんたちばかりの
お偉方会議で採用が決まったのでしょうねえ。


真岡鐡道 終点の茂木へ

2020年08月16日 | 関東甲信越


ふたたび真岡鐡道に乗って、終点の茂木(もてぎ)へ向かいます。特に何もなさそう
なんだが、ローカル線に乗ること自体が応援になりますからね。


おお、水田の真ん中にオアシスというか孤島というか、木が生えています。おそらくは
神社だろう?


そのとき肉眼では見えなかったが、拡大してみると、やっぱり祠があるようですね。


単線なので、駅で上りの電車にすれ違うと、こんなのが見えたw


お~、豊橋鉄道渥美線を思い出させる景色。木の枝をかすめて進みます。


こんな電車の運転手さんは楽しいだろうなあ~。


縦のほうがいいか?


こういう景色のなかにあるぽつんと一軒家に住んでみたいと思っているのです。
家の名前は、「緑の海原荘」とか、「翡翠の森屋敷」とかか~(^益^)b


終点の茂木に到着~。さてどうする?


駅前の通りは閑散としている。まあとりあえずはこのまま進むしかあるまい。


SLキューロク館

2020年08月14日 | 関東甲信越


おお、しゃれこうべを思わせる廃屋。おしゃれな看板建築だったのだなあ。


見物しようと思っていたところも閉まっていたので、もう駅に戻って先に進むか。


真岡駅は、すごい駅舎ですよねェ。


その横にあるのが「SLキューロク館」。汽車ポッポが展示されているらしい。


まーた萌えキャラかい。受付&グッズ販売店のおばさまが、竿を持ち出してドアのほうに
行く。どうやらドアの上にいて外に出られなくなった大きなチョウチョを出してやろうと
しているらしい。少し頑張ったが、チョウチョはバタバタ動いて外に出られない。
そこで私が竿を受け取り、外に出してやることに成功。一日一善!


すごいぞSLの重量感。たくさんの車両を引っ張っていくんだからなあ~。


こいつがガチャコンガチャコンと回っていく力強さ。やっぱり電車より汽車だよなあ。


外には朽ちかけつつある車両が置いてありました。展示物?


客車には入ることができました。むかし「東京駅23:45発大垣行き」という夜汽車が
あって、関西に行くのに各駅停車で一晩かけて何度も行きました。こういう車両で、
狭くてなあ。新聞を敷いて通路に横になって寝る人もいました。ちなみに並んで席を
取るとき、普通は窓側を取りたくなるものですが、違うんです。足を開ける通路側の
ほうが楽なんです。


煙草をプカプカやる人がたくさんいました。煙が嫌いな人はヤだったでしょう~。


扇風機が懐かしい。


少し座って見ましたよ^^


こちらは現役の車両。車掌さんの乗る最後の車両、独り占めのベランダがあって
いいよね~。