千里山ブラウズ

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小さい秋の情景

2007-08-28 00:11:55 | 千里山花物語り
日中の暑さは相変わらずですが、やはり夕方にもなりますと少し爽やかな風が流れてくるようになりました。少しずつ秋の気配はあちらこちらで生まれているようです。
月が丘の跨線橋を渡って、千里山6丁目の関西大学体育会自動車部の前にある、駐車場の片隅に立っている大きな栗の木の下から、その青々とした枝葉の広がりを見上げると、同色の葉の間からイガグリが何個も覗いているのを見つけました。
昨年も実が熟す頃に幾つか地面に落ちている栗を拾い、刃物を入れオーブンで炙って食べました。野趣に満ちた懐かしい美味しさに、故郷で子供時代にたくさんのイガグリを長靴で踏み押さえつつ、一心に剥いていた情景が蘇りました。田舎では季節が深まれば柴栗が雑木林で拾えるようになり、小さいながらも濃い甘みとその風味を楽しみました。お袋が栗ご飯を炊いてくれたのを、一緒に拾いに行った友達と貪るように食べたのを想い出します。
“大きな栗の木の下で”小さい秋の情景が蘇りました。