千里山駅のホームで桜並木の紅葉を見ると、いつの間にかすでに半分くらい落葉しており、木の上の方は細枝が剥きだしの冬の風景を想わせます。眺めている途中にもハラハラと通り人の足元に葉が舞い落ちていきます。ホームの黒いアスファルトの上に小春陽を受けて、黄や紅色の落ち葉がより一層彩りよく輝いて見えるのは風情のあるものです。
今夜は温かい鍋物でも食べようかと思います。秋から冬にかけての季節には食べ物が一段と美味しくなるような気がします。鮭なども脂ののった栄養たっぷりの姿で川に帰ってきたりします。そういう食材の理由もあると想いますが、やはり寒い季節に向かってその厳しい環境に耐えられる体力を付けようとするために、人も生き物としての本能で美味しいと感じられるように創られているのだと想います。自分の中にもある自然の営みを感じつつ、早く体調を整えて実りの秋を満喫したいものです。