千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

キンカン

2010-02-13 00:01:49 | Weblog

 先日NHKの朝のニュースの中継で、和歌山県串本町のキンカンの収穫の様子を見ました。100年ほどのキンカン栽培の歴史がある串本町では、1本の木に800個ほども生る実を狙ってやって来る野鳥の被害を防ぐために、最近は漁業で要らなくなった網を譲り受け補修しながら畑を覆っているのを紹介していました。ちょうど降っていた小雨の雫を受けキンカンが艶やかに輝いていました。
 徳島では名産のスダチが有名ですが、どこの家でも必ずスダチの木があり食事に活かすのですが、僕の実家の周りにはその他に夏みかんや葉みかん、柿・梅・グミ・ユスラウメなどがありました。そして実家の前畑の片隅に、大きなキンカンの木も植わっていました。かなりたくさんの実を付けお袋が甘く煮詰めたりして食べさせてくれましたが、半分は子供達と野鳥が食べる分となっていたようです。
 現在僕の住む千里山月が丘界隈でも散歩していると、小さな庭木ですがキンカンが生っているのを見掛けます。手の届くところでは枇杷の実やサクランボの季節と同じように、子どもの頃の習慣からか採って食べてみたいという誘惑が襲いますが、今のところは何とか我慢できています。スーパーでも綺麗にパッケージされたものを見ますが、不思議にそうなると買ってというところまでは行きませんでした。
 寒暖の差が大きく風邪などに気を付けることからも、ビタミンC(果皮ごと食べるのでレモン相当の含有量)の豊富なキンカンをスーパーで買って食べてみようと思っています。

【追記】日曜日に阪急山田駅のショッピング・モール「Dew」に出掛けた時に、スーパー・コーヨーでキンカンを見つけ買いました。宮崎名産「たまたま」という木の上で完熟させたもので、甘味(糖度16度)があり苦味や酸味がほとんど感じられませんでした。僕などはもっと原始的な酸味のある方がキンカンらしく思いますが、一般的には当然こちらが受けるでしょうから商品として優れています。チラシではスライスしてサラダや和え物に利用することも提案しています。「たまたま」のネーミングは有名知事のちょっとHなイメージと重なるのが狙いでしょうか。