千里山ブラウズ

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桜の折れ枝

2010-02-24 00:01:11 | 千里山花物語り

 先週末から一気に暖かくなり春一番の予告(金曜日頃)も出て、そろそろ挨拶にも桜の蕾の膨らみ加減の話題が出てくる季節になりました。団地沿いの桜並木を通る時に、つい目の高さ辺りの枝をじっくり観察してしまいます。
 先日、千里山のちさと図書館に雑誌を読みに行った帰り道で、桜の折れた枝が垂れ下がっているのを痛々しく感じ持ち帰りました。何時だったか京都の小料理屋の若い主人が、前の川沿いの桜並木から桜の花枝を手折り、自分のお店の飾りに使っていたことがばれ、その料理人の非常識さが非難されたことがありました。擦れ違う人の目を気にしながら帰り着くと、風の当たらないベランダの隅で水を張った花瓶に桜枝を差し入れました。
 昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われ、ことわざ辞典にも「桜の枝は剪定(せんてい)のはさみを入れない方がよく、梅の枝はきちんと剪定したほうがよいということ。伸びるに任せた桜は華麗に花を咲かせ、手入れの行き届いた梅は見事な花実をつける。それを知らないのは馬鹿だとして、剪定の選択の大切なことを言う。」と解説されています。桜の枝を折ったりするとそこから木が傷むこともあるようです。
 ここまで蕾が育ったのだからせめて花を付けさせてあげたい、という微かな想いで家に持ち帰った桜枝ですが、タイミング良く春めいた陽気になり少し期待しているところです。

【追記】一ヶ月以上経って蕾は花開きました