千里山駅前の田村書店のレジ横のランキング・コーナー棚に『体温を上げると健康になる』を見つけ、以前から生姜紅茶で有名な石原結實先生の本などで、低体温は万病の元ということを聞いていましたので、新しい知見が載っているのではと早速購入して読んでみました。
著者はニューヨークでクリニックを開いており、アンチ・エイジングの専門家として世界の最先端医学の知見を元に、その面で遅れた日本医療の現状に対し提言するなど、日米を股にかけて活躍されています。多くの著名な医者達もこの本に推薦文を寄せています。
この本の帯にも50万部突破という文字が示すように、おそらく書評や口コミで広まったものと想われますが、低体温の害と体温を1度上げることで得られる健康と美容、そしてアンチ・エイジングの効果が非常に分かりやすく書かれています。体温が1度下がると免疫力が30%低下するのと対称的に、1度上がることで500~600%も活性化するという身体のダイナミズムには、驚きと同時に敬虔な気持ちまで湧いてくる思いです。
最近は僕も年齢的なものもあると想いますが、運動不足や夜更かしなどが日常化し、筋力の衰えや根気が無くなるなど基礎体力的にも心配していました。腹巻きや湯たんぽそして出来れば遠回りして歩くなど気を付けてはいます。しかしこの本を読むともっと体温を上げる努力が必要だと感じました。
その他、風邪薬や睡眠導入剤などの効果についての真逆的な意見など、いろいろな面でこの本を読むのと読まないのとでは、健康な人生を送る上で大きな違いが出てくると思いました。一読をお薦めします。
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