先日スポーツ紙の芸能欄に、マッチこと近藤真彦さんの30周年記念CDのことが出ていました。一昨年亡くなられた作家で著名な作詞家でもあった川内康範さんが、マッチにと89年に書き上げていた『ざんばら』という歌詞が、親交があったジャニーズ事務所の藤島メリー副社長に預けられていたものに、楽曲制作が決定したというニュースでした。
驚いたのは、そのために50曲もの候補作を作り、しかし結局1曲には絞りきれず、フォーク調の「恋 ざんばら」とロック調の「心 ざんばら」の2曲を、同じ歌詞でシングル発売するということです。やはりそれは業界でも初めての試みのようですが、歌世界の表現としてはとても興味深く思います。それにしても候補50曲とは、それなりの作曲家に依頼されたと想いますので、それだけでも大変なコストが掛かっているものと想われます。
マッチは川内康範さんとの面識は無く、「『月光仮面』を書いていた方という印象を持っています」とのこと。森進一さんとの「おふくろさん騒動」については「ワイドショーでお見かけしたぐらい。特に意識していません」として、長く保管されていた詞の存在も知らなかったと言います。
2月22日に発売ということで、最近テレビで一度プロモーション映像が流れているのを見ましたが、候補50曲から選ばれた曲の出来映えをぜひ試聴してみたいと思います。
※ 昨夜フジテレビ『新堂本兄弟』にマッチが出演し、ロック調の方でしょうか初めて聴きました。歌詞はさすが川内広範節という重厚で尖った印象で耳に残りました。
※ ジャニーズ事務所PV動画でも配信しています。
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